島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

奈留島百人一首60

2013-11-20 | 奈留島百人一首
 
 60. 大江山 生野の道の 遠ければ
          まだふみも見ず 天の橋立

                   小式部内侍(コシキブノナイシ)(1000?~1025)
 私の母が丹後の出身なので、大江山・生野・天橋立と子供の時から耳に馴染んでいた地名が入るこの歌、子供の時は得意札でした。
 64番の作者藤原定頼から、「歌がうまいお母さんの56番作者和泉式部が丹後の国に行ってしまったので、母親に歌を作って貰えず困るでしょう、添削や手紙のやりとりはありますか?」とからかわれた時に、意地悪のお返しとして詠んだ歌です。
 「母の居るそんな遠い丹後には行ったこともないし、もちろん手紙も見てませんので、母に歌を作ってもらったことはありませんよ。」
  
 60. 汐池の その先の道の 遠ければ
           まだふみも見ず 袋部(フクロベ)の里

                       の道の・遠ければ・まだふみも見ず  16字 同じ
 奈留島の北東にある地区「汐池」、その港の北から一本の道が、島の北東端へ写真の如く延びています。
 道のあるところ奈留島はほとんど踏破したつもりですが、唯一行ってないのがこの道の先の袋部です。
もうこの道は途中で途切れていて、そう簡単には行けなくなっているという話もあります。
  
 昔、奈留島を舟で一周した時に、この袋部の海岸は海から眺めました。
この浜の奥の方に数軒家があって、子供達は朝暗いうちからここを出て、山道を越えて船廻小学校に通っていたと聞いています。
 奈留島でまだ唯一踏んでいない袋部の里を想う、情緒溢れる替え歌となりました。

     返事
大雪男さん:白内障の犬の瞳は、カラフルできれいですね。
喜珍さん:PC安くなったので買ってもいいなあと思いますが、
     つぶれるまで使う方なので、なかなか一歩が出ません。
花水木さん:花やキノコにも興味を持たないとダメですね。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする