島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

奈留島百人一首38

2013-08-06 | 奈留島百人一首
 
 38. 忘らるる 身をば思はず 誓ひてし
             人の命の 惜しくもあるかな

                           右近(平安時代中期)
 父の藤原季縄(フジワラノスエナワ)が右近衛少将(ミギノコノエノショウショウ)であったため、右近と呼ばれています。
醍醐天皇のお后の穏子(オンシ)に仕える女官でした。
 「あなたに忘れられた私のことはどうでもいいですが、愛を神に誓ってくれたあなたのお命が、神仏の罰でなくなるのが悲しいのです。」
と、男に捨てられた女の、演歌になりそうな歌ですね。
 捨てた男は、5番後の第43番の歌の作者敦忠(アツタダ)です。
 
 38. 忘らるる ことはないはず 近ひので
             元の校舎の 惜しくはあるがね

              忘らるる・はず・ちかひ・の・の・惜しく・あるが  18字 同じ
 奈留島に有った三つの小学校(葛島分校は除く)は、今は全て廃校になりました。
 平成10年に廃校になったこの江上小学校は、今は何も使われていませんが、今後は隣にある江上教会が世界遺産になったら、展示室や休憩所に使用できそうです。
 「廃校になった小学校は身近に有るので、島の人々に忘れられることはないと思いますし、もっと旧校舎の利用を考えていかねばなりませんね。」
と、珍しく建設的に詠み上げられた、誓ひ→近ひ に上手に変換された一首です。
 
 校庭に立派なクロガネモチの木が有る船廻小学校は、私が奈留島に来てから廃校になりましたが、校舎は笠松宏有記念館や美術教室として、校庭には登り窯が出来て陶結ウ室に利用されています。
 
 奈留島の一等地に有った奈留小学校も最後に廃校になり、体育館は児童バスケットクラブの練習場や、なる祭りなどのイベント会場に使われています。
校舎はDONDONなるが利用したり、私のいる相ノ浦地区の集会場や、この前は選挙違反の捜査に来た長崎県警の宿泊所になったりしています。
校庭は喜珍さんが一人で整備管理され、ゲートボール会場や児童ソフトボールチームの練習場に使われています。

   返事
花水木さん:口からコマセを撒きながら酔いましたが、次の日イカを食べる食欲はありました。
大雪男さん:水イカを防波堤から何度も試みましたが、一度も釣れず諦めました。
喜珍さん:酒は酔う前に体がしんどくなるのが辛いですので、乗船前飲酒は試みません。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする