徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人世界放浪昼寝旅ーインド・ラダック 高度順応訓練ー3月25日

2012年04月10日 | 南アジア
胃の調子は大分良くなった。

朝は昨日の残りのビスケットとガス抜きコーラで済ました。

高山病は休養していれば治るものではないそうだ。逆に、高山病が悪化すること
さえあると言う。

体を動かした方が、高山病対策というか、高度順応訓練の方が効果があるそうだ。

そう言えば、エベレストなどに上る時も、ベースキャンプから、少々遠出したり
して、高度順応訓練するのだとか、登山関係の小説で読んだことを思い出した。

 まずは、3300メートルのレーの街を徘徊しよう。
    
    比較的新しいチベット寺院だそうだ。
    
     老人たちが時間を持て余してか(笑)、日向ぼっこにか
     お寺にやってくる。
     気温が低いが太陽が出ていると、暖かい。
     
     街は観光シーズン前なので閑散としている。
    
    犬も寒いので毛がふさふさしている。
    
    
    マニ車を回しながら商売をしているおじさん。
    
    レゲエではなく、前に廻って顔を見たらオバーサンでした!

    よくチベット人は体が汚い、垢まみれだと言われますが
    これは「しようがない」一面もあるような気がします。
    11月から3月まで、最低気温マイナス20度の日々もあると
    言われます。各家庭に「給湯器」があるわけではありません。
    電気は午後5時から午前零時くらいまでしか来ませんし、
    日中は停電していることが多いのです。
    水は「外の水くみ場」から運んで飲み水・炊事・洗顔等の水として
    使いますが、体を洗うことは冷水では不可能に近いからです。

    多分、ここのレーの人々にとっても、春と夏は待ち遠しいことでしょう。

    夏は日中は30度にも達します。そうすれば、水で体を洗う事も
    できます。

    ワタシの宿泊しているゲストハウスも、例の『歩き方』には
  24時間ホットシャワーOKと書かれていましたが、
  毎朝、バケツ1杯のお湯をスタッフが運んでくるのです。
  このバケツ1杯のお湯を別のバケツに小分けしながら水を足し、
  頭を洗い、体を洗い、髭を剃る。
  お湯を使い終わった頃には、急激な寒さで体が震えてきます。
  腰にバスタオルを巻いて、部屋のガスストーブの前に直行です。

   話がそれました!

   高度順応訓練です。

   オールド・レー宮殿に登ることにしました。
   この宮殿は、現在中国のチベット自治区のラサにあるポタラ宮のモデルと
   なった建物です。
   街の小路を抜け、山を登り始めます。
   少しあるくと、頭がズキンズキンして来ます。
   立ち止まっては大きく息を吸い、酸素を吸収します。
   高山病は無理をしないことです。
   ましてや、現在、ワタシはたったひとりで山を登っています。
   助けてくれる人は周囲にはいないのです。
      
       ペットボトルの水を補給しながら、ゆっくりと歩きます。
      
      
      宮殿の入り口まで達しました。
      標高3410メートル。
      結果的には街から110メートルしか登っていないのですが
      体は悲鳴を上げています。
      
      現在はこの宮殿は廃墟となっていて、入口の「鍵」が掛っています。
      夏場は開放されているようだが、
      オフ・シーズンの今は、ひっとっこ一人いない。

      休憩しては、この宮殿の廻りを歩きまわり、下山したのでした。

    高山病の特効薬には「ダイアモックス」とかいう薬があって、
    これを飲むと、軽い高山病の人にはすぐ効くとのことだ。
    また「バッファリン」もいいらしい。

    さて、宮殿から降りて、時間は早いが夕飯としてどこか食べるところを
    探す。
    閉まっている店が多くて、結局、マサラドーサを食べて夕飯とする。

    レーの街の夜は早い。

    午後5時頃になると山からの冷たい風が吹く。
    商店は午後7時半頃には閉まってしまう。
    夜道は暗い。
   
    この3拍子そろった環境では、早飯・早寝が一番だ。        

     

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