「井の中の蛙」を脱する、「百聞は一見にしかづ」
どの議会にも行政調査というものがあります
これは議員として見識知識を得るために大変重要な機会だと私は思います
常任委員会・特別委員会はそれぞれ所管した分野があります
その分野の視野をより広め深めるために先進地調査をするのです
そして議案に対する注進や市政に生かすための政策提案に活かしていくものです
さて産業建設常任委員会では今回のテーマを「日本遺産」「自転車の観光活用」に絞りました(私の強い思いなのですが)
研修先を決める作業は、まず先進地(2か所)を探すことから始まります
新聞やインターネットなど情報をくぐり、自治体の規模(西都市とあまりに違っていると参考にならないことがある)が近く、交通便(2箇所が離れていると移動が大変)、そして何より調査を受け入れていただけるかどうかを確認し絞っていきます
日本遺産の部分では一覧表を取り寄せ調べました
平成27年4/25の第一号から見ていきました、その中で「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴~日本近代化の躍動を体感できるまち~」の呉市を選びました
呉市は平成30年7月豪雨災害で大災害受けた自治体なのですが、ありがたいことに受け入れていただきました
自転車に関しては一本勝負です、世界に誇る「しまなみ海道サイクルコース」の今治市です
実は8年前、私のたっての希望で尾道市に自転車交通で行政調査に来たことがあります。そこで今回は四国側の今治市を希望したのです
議会事務局の鳥原君の努力により(調整連絡を行ってくれます)ここも調査を受け入れていただきました
ということで月曜日から今日までいってきました、詳しくは後日このブログに書きたいと思いますが、久しぶりの更新なのでざっくり報告します
まず呉市です、広島から呉線で向かいました
沿線は豪雨災害の爪痕が色濃く残っていました
呉市役所はとっても新しく立派な庁舎でした
委員長として挨拶をさせていただきました
・復旧作業で忙しいにもかかわらず受け入れていただいたお礼
・西都市の紹介(面積、人口、産業、最近の出来事など)
・遣唐使と舟形埴輪のつながり
などなど・・
そして担当課の職員さんから丁寧な情報をいただきました
実は呉市は29年に2件目となる日本遺産に認定されています
それは「荒波を超えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」です
いろいろと学ぶことが多かったのですが、特にシリアル型申請(複数の自治体で申請する)での取り組みに、同じ西都市・新富町・宮崎市と取り組んでいく我が市にとって参考になる部分が多かった
研修終了後、呉市にお願いして、新庁舎の議場を見学させていただきました
素晴らしい議場でした
呉市で泊まりました、研修地に(少ないですが)お金を落とすことも礼儀です
私は市のパンフにあった屋台村が興味があり行きました
夕方出して、深夜撤去するようなのです(若者が結構いて、にぎわっていました)
水道等は整備してあり、面白い取り組みだなと感じました
翌日はしまなみ海道を渡り今治市に向かいました
挨拶をさせていただき
担当課の話に耳を傾けました
で、驚きの連続です
自転車の取り組んでいる私ですから、ある程度すごいと思っていましたが
その予想をはるかに超えるものでした
そしてそれは、委員会メンバー皆同感するものでした
今治市と尾道市の連携
そして何より、愛媛県知事の目覚ましい活躍に「トップリーダーが本気になれば、こんなことができるんだ!」という驚きです
そしてこの研修によって、西都市の自転車交通プランと圏域を巻き込んだ(日本遺産3自治体)仕組みのヒントいただきました
ほんと充実した行政調査でした
PS
調査の段取りをしてくれ、また風邪で体調がすぐれない中頑張ってくれた事務局のT君ありがとう
そして
宮崎空港ででっかい荷物を持った萌々華さんと市職員と会いました
台湾に赴き小中学校に西都市の紹介に行ってくるようです
台湾の子供たちが修学旅行などで西都市に訪れるようになりましたが、このような地道な努力があるからなんだと感謝です
(がんばれ!!)