Civ4 5人プレイ（４） ～ 内燃機関 ～

Civ4、5人プレイレポートです。
前回分から読んでください。
Civ4 5人プレイ（１）　～ 華の都パリ ～
Civ4 5人プレイ（２）　～ 戦争の次の戦争 ～
Civ4 5人プレイ（３）　～ 独走へ ～


先の大戦中から、フランスは軍事費捻出の為に自力での技術研究を完全にストップしていた。
技術は日本からいくらでも供与されたからだ。
しかし、日本もドイツとの戦争にて疲弊、さらには海外領土の獲得により経済力は大きく低下していた。
これにて日本による最新技術研究及び供与は以前ほどは期待できない状況とし、
かといって自国研究もだるいので、フランスは他国にも足を伸ばしてみることにした。

ドイツ帰りの海兵軍団をギリシャ及びアラブ沖へと移動させ、両国に対し技術の無償供与を迫る。

フランス 「憲法技術を無償でくれ。」
アラブ 「・・・仕方ない。」
フランス 「ありがとう。　良き同盟国に恵まれたことを感謝するよ　＞ｗ＜」
アラブ 「これで断れる奴はいないｗｗｗ」


お次はギリシャへ。

フランス 「科学的手法の技術をくれ。」
ギリシャ 「化学の技術と交換ならいいよ。」
フランス 「それはできないな。」
ギリシャ 「なんだと。」

こうして外交窓を閉じられ、交渉決裂となる。
が、その瞬間にギリシャへ宣戦布告し、ギリシャ西海岸にてフランス海兵軍団がぞろぞろと上陸を開始した。
すると、ギリシャはそのターン中に慌てふためいて再び外交窓を開いてきて、科学的手法を差し出してきた。

フランス 「ありがとよ。　これからもよろしく、友人よ。」
ギリシャ 「くそ。」

圧倒的軍事力を背景に好き放題である。　楽しい。
こんな感じで、技術はアラブとギリシャから搾取し続けることになる。
またアラブに対しては全土に道教の宣教師を送り、日本と同じく宗教的支配体制を確立させた。


日本からは共通規格、鉄道などの重要技術の供与を受け、とうとう時代は工業化時代に入った。
新資源の石炭を利用できるようになり、フランス全土に鉄道が敷かれた。
また軍事ユニットも、ライフル兵と擲弾兵から、歩兵と機関銃兵の時代となった。
技術研究を止め各国から搾取し続けてたおかげで、フランスの国家予算は10000Gを突破。
この資金のおかげで、アップグレードの為の軍事費にも全く困らなかった。
諸国は文句の一つも言いたかっただろうが、フランスに逆らえる国はない。

しかしあるとき、あからさまに諸国の技術研究速度が落ちた。
そして研究費を削減した分か、ギリシャと日本の国家予算が膨れ上がっているのだ。
どうせ技術研究をしてもフランスにとられるだけだから、口裏合わせて技術研究をストップしたか？とも思ったが、同時に軍事力も増え始めてる。
やはり、きたか。
何も不自然ではない、対フランス反抗作戦だろう。

日本に対し警告をする。

フランス 「いつのまにか、日本もそこそこの軍拡をしているみたいだね。」
日本 「ギリシャもそれなりにしているみたいだからね・・・。」
フランス 「なるほど、確かにギリシャも軍拡している。」
フランス 「しかし、日本とギリシャ両方が軍拡してるのに、日本の兵力は本土にある。」
フランス 「仮想敵国はどこ？」
日本 「どうせ、ギリシャも対南ドイツ戦力は多いだろうから、」
日本 「本国を奇襲する前提、将来の駆逐艦とかで。」

フランス 「それ以上軍拡を続けるようなら、こちらもただちに対応することになるよ。」
日本 「なら、今の生産ラインで終わりにしましょう。」

ギリシャにも同様の警告を出し、「みんなで今の平和を共有していこうじゃないか。」と世界チャットで発言する。
日本の主張では、ギリシャと日本の海外領土が緊張状態で、両国の間で軍拡競争が始まったという言い分。
しかし、明らかにこれは両国で口裏あわせての、対フランス打倒の為の協定による軍拡に違いなかった。
そろそろ頃合か・・・。


この時代の重要技術、"内燃機関"。
フランスは今までずっと技術を止めて諸国から搾取するばっかだったけど、これだけはどうしても早期に入手しておきたかった。
新資源の石油が利用可能になり、戦闘艦ユニットが今までのフリゲートから強力な駆逐艦などにアップグレードできるからだ。
もしも他国より内燃機関の入手が遅れれば、制海権が脅かされ、この機会に他国からの本土侵攻を招く可能性がある。
いまや戦闘艦42隻を保有する世界最強のフランス海軍といえど、命取りとなりかねない事柄である。

ので、万が一でも入手が遅れることがないように、内燃機関にだけは投資して自主開発中であった。
しかし、フランスが内燃機関開発完了まで残り5ターンまで迫ったとき、日本が内燃機関を完成させた。
当然、いつものように日本に詰め寄る。

フランス 「内燃機関くれ。」
日本 「超大国なんだから、自力でがんば。」


初めて、日本がフランスに逆らった。
ギリシャと日本の軍拡、日本の重要技術出し渋り、
ゲーム開始時からの長い同盟だったけど、もはや決断の時だった。
日本も、覚悟の上だったのだろう。
本土には大量の兵力が配備されていた。


フランスが日本に宣戦布告しました！


西暦1836年、このゲーム初めて、西洋大陸において戦争が勃発した。
これが事実上の決勝戦となるだろう。

内燃機関完成まで残り5ターン。
やっぱり、これだけは自力で研究していてよかった。

次回、クライマックス。

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