F-35Bがワスプへの着艦に成功。
F 35B 1st Landing on USS WASP
F-35は2017年から初期作戦能力を獲得予定のアメリカの最新ステルス戦闘機。
現在運用されているF-16,F/A-18,A-10,AV-8Bなどの複数機種を一機種に統合する目的で国際共同開発されており、
その為にそれらの戦闘機を運用している複数国が導入予定で、世界中に配備されることになるであろう機体。
複数機種の役割を一機種に統合するという計画の性質上、F-35に要求される仕様は多岐に渡り、
その実現の為の開発には困難がつきまとい、初期計画よりも進捗が遅れていたが、
去年にはC型が初飛行し、ようやく本日はB型の着艦テスト成功が報道された。
F-35には空軍型のA型、海兵隊型のB型、海軍型のC型があり、
機銃を固定武装とするのはA型のみとか、
今回の動画のように垂直着陸能力があるのはB型のみなど、
それぞれ運用される部署に合った仕様が実装される。
ワスプ級強襲揚陸艦 |
F-35Bは現在のAV-8BハリアーIIを代替して強襲揚陸艦で運用されることになり、
ワスプ級強襲揚陸艦は飛行甲板を備えているが正規空母のそれよりも小型であり、
艦載機には長大な離着陸滑走距離を必要としない垂直着陸能力が重要である。
海兵隊が上陸戦を行うとき、この強襲揚陸艦から飛び立って航空支援をするのがF-35Bの任務だ。
日本の航空自衛隊でも新戦闘機を選定しており、
最新ステルス戦闘機であるF-35が有力とされているが、
兵器搭載量が少ないのと機動性が低い部分、開発が遅延している面で、
F-35が日本の国情に合っているか疑問視されている部分もある。
また導入されるとしても今回のF-35Bではなく、
空軍型のF-35Aとなるので、垂直着陸能力は無い。
その辺については以前にも詳しく書いた。
航空自衛隊F-X、さらっとまとめ(1)
航空自衛隊F-X、さらっとまとめ(2)
なんにせよ、開発遅延や調達費高騰、
そしてB型の開発中止の噂まで出ていてF-35関連は暗いニュースが多かったが、
今回の試験成功が動画として公開されたことにより一安心する軍関係者も多そう。
F-35はアメリカだけでなく、イギリス、イタリア、イスラエル、オーストラリア~など旧西側諸国を中心に10ヶ国、
確定じゃないのも合わせれば日本を含めもっと多数国の軍隊が導入を検討しているのであり、
まさにこのF-35が計画倒れにでもなれば世界中の軍事情と経済に影響を及ぼすものである。
F2も最終機がロールアウトして国内の航空産業が終了状態だし。
F35は情報漏洩の恐れが高くてライセンス生産なんて怖くてできないし。
F/A18だけはマジ勘弁な。
よってスパホ一択。
タイフーン? レーダーが機械式じゃねーか。
別にややこしいことはないので出ません。
ただしフランカーと同じくバリエーションの多いF-16のA/B型(Block1)からE/F型(Block60)までがテストに出るので覚えておくように。
>>三代&Unknown
それぞれ全ての機種に欠点があるからね。
F-35は機動性と兵装搭載量が、
タイフーンは低RCSであるが非ステルスなのとアメリカ製でないのが、
F/A-18E/Fは非ステルス・機動性・艦載機、という問題が。
戦闘能力で言えばF-35だが、機動性と兵装搭載量の乏しさで作戦能力も高いかといえば、要撃など作戦によってはまた別の話になるだろう。
ただし代替元がそもそもF-4なので、どれを選択したところで戦力強化には間違いないけど。
可能性としてはやはりF-35が一番濃厚だろうね。
そもそも邀撃機にステルスは必要かどうかといった所だし、第5世代機は次次期FXのF15後継機が本命じゃないか?
規格の違いによる現場の混乱とアメリカが嫌がるだろうから厳しいことには違いないが。
個人的にはグリペン欲しいw
要撃機にステルスが必要か不要かというのはたまに論じられるけど、
俺の考えとして言えば必要。
平時のスクランブル任務だけを見ればステルスである必要性はないが、
実際的な交戦となった場合、あらゆる状況を考えれば、ステルスかそうでないかは差が出てくると思われる。
要撃だけならアプローチしてミサイルを撃って全速力でUターン退避すれば敵からの反撃は抑えられる、が、
尖閣や北方領土などの基地から少し離れた場所の航空優勢を確保する必要性がある場合は、
ステルス機であるアドバンテージは大きい。
だけど、ランニングコストや取得のしやすさ(時間ないし)、ライセンス生産の有無なんかを考えると、現時点で日本にステルス機導入は早いと思う。
まず米軍でやっと配備が開始された状況で、共同開発国でない日本に果たしていつデリバリーされるのかも不透明。
予算請求はされたけど、実機が手に入らないんじゃ話にならないし、価格高騰でAH64Dみたいに半端な数で打ち切られたんじゃ目も当てられない。
ロシアも中国もステルス機の正式配備にはまだ時間がかかるだろうから、今はつなぎの機体が先じゃない?
確かオーストラリアがF35のつなぎにスパホのリースしてたと思う。
F22が手にはいりゃ問題なかったんだがなあ…
本日報道された事柄で最新情報だけど、F-35のノックダウン生産が異例に許可された。
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2011100700064
つまりライセンス生産による産業基盤の維持という観点の問題は半ば無くなったといえる。
ランニングコスト、機体価格などで言えば確かにF-35は高騰するだろうけど、
元々F-22の為に2兆円予算を組んでたのだからコストもあまり問題とはいえない。
要は何を優先して配備するかで、コストは度外視しても良いってことだね。
2016年までに機体を納入したい、時間的制限は確かに問題だけど、
逆に言えばそれしか障害がないということにもなる。
EF-2000タイフーンにしてもトランシェ3がまだ開発中なので時間的制限に関して言えばF-35に比べてアドバンテージがあるとは言いがたい。
またアメリカや他の出資国としても開発費高騰をカバーする為に、なんとしても日本を参入させたい為にここまでの熱烈なアピールをするのであって、
異例のノックダウン生産許可のように、配備時期についてもこれからある程度の便宜が図られる可能性はあると思う。
時間とコストを何よりも優先するならF/A-18E/Fということになるが、穴埋めには良いと思うけど、総合的に恐らくは無い選択肢となるので、総合的に見てF-35という判断がくだされる可能性はとても高いだろうと予想するよ。
個人的にはつなぎというならF-16かF-15の最新型でも4,5個飛行隊導入しても良いと思うのだけどね。
まあそれがないならF-35が妥当という結論に行き着くかな。
一部部品だけでもライセンス出来ないかな…稼働率向上させるために消耗品くらいは。
新田原と百里の二個飛行隊補充するとして、予備入れて約50機。単価は100億+。円高を考慮にいれても厳しくないか?
だったらとりあえず4.5世代機でつなぎで予算は次次期FXに回してもいいんじゃないかな。
飛行隊をそんなに増やすのは人が足りないだろうし厳しいだろうね。
那覇に一個飛行隊どっかから移動させるみたいだけど、一個くらいは純増させて欲しいね。
しかし周りが軍拡真っ最中なのに予算がGDP1%固定じゃいい加減無理あるだろ。
海外派兵も増えてるのに人も物も金もないじゃなあ。
詳しくないけど