ようやく、数日前から、春が感じられるようになりました。
この冬は、ヨーロッパの多くの国が厳しい寒さに見舞われました。
ドイツ・ミュンヘンの情景。
この日(2010年3月8日)、この街の気温は
最低気温-12℃、最高気温-2℃。
皮の手袋をはめても、指先が凍るよう。
顔もこわばりました。
マリエン広場に聳える新市庁舎が街のシンボルです。
塔の中央にドイツ最大といわれる「仕掛け時計」があり、
正午にその前で待つこと数分。
寒さに震えながら。その待ち時間の長かったこと。
鐘が鳴り止むと、お人形が動き出しました。
上段は「騎馬戦」、下段は「ダンス」です。
バイエルン州立歌劇場(上)でオペラを鑑賞しました。
恐る恐る、凍結した路面を歩き、
劇場の夜景を見る余裕もありません。
アルテ・ピナコテーク美術館の庭から、ノイエ・ピナコテークを眺めます。
雪景色のミュンヘンは、美しい街でした。
冬のヨーロッパとは、これでお別れです。
(一番上の写真はテアティナー教会)