ロンドン動物園は1828年に創立した、
世界で最も古い動物園です。
園内のあちらこちらに動物がいるのですが、
広大すぎて、全体の見通しがきかず、
何度も迷ってしまいました。
オリに出てこなくて、見られない動物もけっこうあり、
見物のための動物園としては、ちょっと物足りない感じは否めません。
財政難から閉鎖されるという話もあったとのことですが、
絶滅の危機にある動物を救うことに貢献しているこの園は
市民の熱意によって存続が決まったそうです。
かわいいサルたち、そして多くの家族連れで賑わっていました。
Ｌｏｎｄｏｎ Ｚｏｏ へ歩いて行ける事がわかり、
出かけていきました。
運河ぞいを歩くと動物園に着きます。
途中、橋の上で遊覧船が近づいてくるのを待っていると・・。
まあ、なんてオシャレなのかしら。
それにユーモラス。
屋根の浮き輪の中にゼラニウムのアレンジされているではありませんか。
さすが～。
これが英国・・と感じた一瞬でした。
運河の隣にはこんな緑が。
公園を歩いていると、
実がいっぱいついた大らかな大木。
パリの街路樹で知られるマロニエは
ロンドンでも、よく見かける樹木です。
日本原産のトチノキ（栃）と近縁種ですが、
栃の実には棘がありませんね。
近年、西洋トチノキ（ベニバナトチノキ）が日本でも人気のようで、
銀座にも並木があります。
こちらは、マロニエにより近い園芸品種のようです。
マロニエの英名は Ｈｏｒｓｅ Ｃｈｅｓｔｎｕｔ！
実は馬が食べてちょうどよいおいしさ？の栗、
つまり、不味い栗、と理解しています。
近くのバス停から46番のバスに乗って、10分余り。
ハムステッドは、かつて貴族の保養地だった、
お洒落な街です。
Ｈａｍｐｓｔｅaｄ Heath という丘へ向かって、
曲がりくねった坂道が何本も続いています。
週に１回この街へ通っているのですが、
違う道を上がると、もうどこにいるのか、わからなくなってしまいます。
あら、こんなところにパブやレストランがあるなんて。
道に迷いながら、また新たな発見の日々です。
金曜日の夕方ともなると、
仕事もそこそこに、帰路を急ぐのがイギリス流。
夏休みも２週間くらいはしっかりとります。
「妻の友人たちがホームパーティーをしたので、僕が皿洗いをした・・」
なんていう話を聞くと、
いいなあ・・うらやましいなあ・・・、と感じる日本人の私。
`Ｈａｖｅ ａ ｎｉｃｅ WEEKEND 'というフレーズが
重みをもって聞こえてくる昨今です。
（Ｒｅｇｅｎｔ’ｓ Ｐａｒｋ にて）
週末に家族連れで賑わうリージェンツ・パークは、
ロンドンの北西部にある広大な公園。
６月になると、園内にあるＱｕｅｅｎ Ｍａｒｙ’ｓ Ｇａｒｄｅｎｓ の
バラが咲き競います。
私が訪ねたのは、７月になってからでしたので、
終わりかけているものもありましたが、
さすがにイギリスの国花。
種類も色も豊かで、すばらしいバラたちでした。
６月下旬にロンドンにきてみると、
まだ春先のような寒さでした。
強風に見舞われたり、一日に一回は大雨が降ったり、
例年より、はるかに悪天候であったようです。
そんな時、夕立の後に虹が架かりました。
思わず手をたたいてしまいました。
FLAT（日本でいえばマンションのこと）の６階の我が家からの眺望です。
虹の下に半円の白い輪が見えますが、
これが、テムズ川ほとりにあるロンドンアイ（観覧車）です。
この一週間ほどで、ようやく暖かくなってきました。
これからどんな夏になるのやら・・。
ロンドンの公園を歩いていて不思議に思うことは、
鳥たちがすぐ近くまでやってくる、ということです。
ヒナを連れてお散歩中のカモさんも、人を怖れる様子がありません。
多くの人の目に触れるところに、巣をつくっていたりしています。
国が違えば、鳥の性格も変わるのでしょうか。
ときどき現れるリスも
平気で人前をチョロチョロしています。
この国では、人間と鳥や動物がどうしてこう近しいのか。
こんなことを考えながら楽しいひとときを過ごしています。
ロンドンといえば、７月に入ってまた「厳戒態勢」でした。
現在でも、いたるところで警備が厳しく、
Londoner たちも決して楽観はしていません。
しかし、「市民は普通の生活をしてください」という
新首相Brown氏の力強いメッセージに答えて、
多くの市民がセール中の街に繰り出し、
公園を散歩して、日々を楽しんでいます。
お見舞いのメッセージをいただいておりますが、
私も新前市民として、元気にすごしておりますので、
ご安心くださいませ。
＊ロンドンのセール・・年に2回、7月と12月（店によって前後しますが）は、衣類や雑貨を売る大半の店が、30％～50％値引きの大セール。皆この時とばかりに街へ繰り出し、半年分の買いだめをしているようです。
お待たせいたしました。
２～３年の予定でロンドン市内に引っ越してきました。
ともかくブロードバンドを開通させるべく、
6月末にプロバイダーに申し込みをいたしました。
ところが、開通までに1ヶ月もかかる・・とのこと！
急いでください。と、お願いして、めでたく接続。
これが英国風と申しましょうか。
公的なものの手続きが複雑で、恐ろしく長い時間がかかります。
しかし、急がせるとそれなりに時間も短縮されるという、
不思議な現象も起こります。
これからは、身の回りの自然だけでなく、日常生活で気づいたことなど、
楽しいブログを作っていきたいと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。
