四季彩日記

英国暮らしを経て、日本の美を再発見

ドゥブロヴニク Dubrovnik (クロアチア) Ⅴ

2008-06-29 06:57:24 | Weblog

旧市街でのランチ。
どのレストランでも、アドリア海のシーフードがメイン・メニューです。
上の前菜は、手長エビとイカのフライ、それにチーズとサラダがついています。
下はイカスミのリゾット。
地理的にはイタリアの対岸、
歴史的にも長くヴェネッチアの領地であった、という背景から
「食」はイタリア料理風でした。

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ドゥブロヴニク Dubrovnik (クロアチア) Ⅳ

2008-06-27 02:08:58 | Weblog

旧市街、フランチェスコ会修道院の中庭です。
ここで興味深かったのは、院内で現在も営業を続けているという薬局(写真下)。
世界で3番目に古いとか。
この日は休業日で残念でしたが、
開業(1317年)当初のレシピによるクリームなどを売っています。

下の写真は、この修道院の壁に遺る、砲弾の跡。
1991年のクロアチア独立戦争の折、ユーゴスラヴィア連邦軍は
ドゥブロヴニク旧市街にも砲火を浴びせ、この映像は世界各国に放映されました。
美しい世界遺産への攻撃に、
世界中から非難の声が上がったことは言うまでもありません。

独立後の復興は早く、現在では戦火の跡は
このような展示物としてのみ遺されています。

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ドゥブロヴニク Dubrovnik (クロアチア) Ⅲ

2008-06-25 07:05:53 | Weblog

旧市街、ルジャ広場の突きあたりに見えるのは、
16世紀初頭に建てられ、震災の難を逃れた、スポンザ館です。
館内には税関や造幣所、銀行など、交易にかかわる役所が入っていました。

(2枚目の写真)上の階の三角形の庇の下の像は、
ドゥブロヴニクの守護聖人「ブラボ」です。
一番下の写真をご覧ください。
ブラボが左の手の平に何かを載せていますね。
これは、「ドゥブロヴニクの街」なのだそうです。
この像はあちらこちらで、建造物の壁面に登場します。

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ドゥブロヴニク Dubrovnik  (クロアチア) Ⅱ

2008-06-24 07:03:29 | Weblog

上の写真が旧市街のメインストリート。
この道の左右には、細い路地が巡り、カフェやブティックが軒を連ねています。

ドゥブロヴニクが最も繁栄したのは15世紀から16世紀にかけて。
海上交易や海運は大きな富をもたらしました。
しかし、1667年のに市を襲った大地震で、美しい街は瓦礫の山に。
一部の残された建造物を除いて
現在旧市街でみられる建物は、震災後に再建されたものです。

 

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ドゥブロヴニク Dubrovnik  (クロアチア)

2008-06-22 06:46:09 | Weblog


クロアチアといえば、「サッカー」、
そして最近まで「紛争地帯」であったことで知られています。

その最南端の都市、ドゥブロヴニクへの旅。
ロンドンから2時間30分のフライトの先には、
真夏のような太陽が照りつけるリゾートの町がありました。

高台に立つと、アドリア海に臨む旧市街、
そして振り向けば石灰岩の台地が広がります。

3泊4日のうち1日は隣国のモンテネグロを往復しました。
前回のテーマと前後しますが、2008年5月24日~27日の記録です。

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オープン・ガーデン Allen Hall Seminary Garden Ⅱ

2008-06-17 07:17:20 | Weblog

1524年にとトーマス・モアThomas Moreがこの地を求めて、
邸宅を建てたのが、この庭の始まりです。
彼は桑の木を植えて、その実を夏の食料としたそうです。
下の写真は彼の時代からあるといわれる桑の木。

国王ヘンリー8世に仕えたトーマス・モアですが、
のちのイギリス国教会の勢力からカトリックを守って、国王と対立。
1535年に処刑されました。

        *******************************************

桑畑だった庭にちなみ、奥の細長い庭に数本の桑が植えられていました。
それぞれが低い草木に囲まれて、小さな花壇になっています。
どんな木でも、ガーデンの一員になれる・・・
・・・感動的な発見でした。

これはイングリッシュ・ガーデンのひとつの特徴なのだと感じました。

 

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オープン・ガーデン Allen Hall Seminary garden Ⅰ

2008-06-13 02:27:48 | Weblog

チエルシーChelseaにある、神学校(カトリック)の庭園。
カーライルの家の庭と同様、
周囲にはレンガの塀がめぐり、
それに沿って草木が植えられています。

バラに囲まれたmain gardenは、普段はどのように使われているのでしょうか。
お手伝いをしていた神学生に尋ねてみればよかった・・と、後から思いました。

今回訪ねた庭に共通しているのは、
外からでは、庭があることすら分からない、ということです。
まさに「秘密の花園」!

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オープン・ガーデン カーライルの家 Carlyle's House

2008-06-10 08:08:32 | Weblog

この週末、6月7日・8日の土・日曜は
ロンドン市内のオープン・ガーデンOpen Garden Squares Weekendの日。
いつもは入れないプライベートな庭が開放されます。
今年は170余りの庭が公開されましたが、
巡ることができたのは、ほんの6ヶ所。
中でも印象深かった庭をご紹介いたします。

ロンドン南西部のチェルシーにある
トーマス・カーライルThomas Carlyleの家は、
彼と夫人が1834年から50年近くを過ごしたところ。
レンガの塀に囲まれた細長く小ぢんまりとした庭は、
当時のtown garden 典型だそうです。

カーライルはこのあたりに腰掛けて、作品の構想を練ったのでしょうか。
歴史・思想・評論と、多岐にわたる著作を遺しています。
彼の影響を受けた日本人に、新渡戸稲造や夏目漱石がいます。

チェルシーは、古くからのお屋敷町。
落ち着いた街並みが魅力的です。

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キュー・ガーデン Royal Botanic Gardens KEW ⅩⅠ

2008-06-05 00:47:30 | Weblog

のんびり歩いている内に、時はすでに夕方。
にわかに暗雲が現れ、雨がぱらついてきました。

この日は、広大な園内を半周した程度でしょうか。
まだまだ見所はあったはずです。
季節を追って、また訪ねてみたいと思います。

キュー・ガーデンは2003年に
ユネスコ世界文化遺産の指定を受けました。

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キュー・ガーデン Royal Botanic Gardens KEW Ⅹ

2008-06-04 02:25:41 | Weblog

ブルーベルの花が終わりかけた道を歩き、
池にかかる橋を渡りました。

散歩する孔雀。後ろ姿は滑稽ですね。

水鳥は子育ての真最中です。
ヨチヨチ歩くヒナたちを眺めていると、時の経つのを忘れます。
(下2枚の写真)この鳥の名を調べてみましたが、今のところ、不明です。
ご存知の方がいらしたら、ご一報を。

*この鳥の名がわかりました。Egyptian Goose です。
KEW ガーデンの本の中に写真がありました。6月5日*

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キュー・ガーデン Royal Botanic Gardens KEW Ⅸ

2008-06-02 07:03:25 | Weblog

アザレア・ガーデンでは、写真を撮る人を多くみかけました。
やたらには写真を撮らないイギリス人です。
よほど、アザレアが気に入っているのでしょう。

アザレアは、日本や中国のツツジやサツキが、
ヨーロッパで品種改良されたものです。
いちばん驚かされたのは「オレンジ色のツツジ」。
この感覚は西洋人ならではのもの、
と、心底感じたガーデンでした。

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キュー・ガーデン Royal Botanic Gardens KEW Ⅷ

2008-06-01 08:20:43 | Weblog

次に向かったのは、キュー・ガーデンの中心よりやや西側にある
アザレアAzalea・ガーデンです。

途中、ざんばら髪のような枝葉の樹に出会いました。
この真っ直ぐな大木はレバノンスギ(写真上)です。
中近東の産で、古代から船材や建材に利用されてきましたが、
良質な材ゆえに、伐採されつくされ、
現在ではごくわずかな地域にしか残っていないそうです。

アザレア・ガーデンの鮮やかさは、
日本のツツジ園とは、ひと味もふた味も違います。
ユリノキを囲んで様々な種類のアザレアが賑やかでした。

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