四季彩日記

英国暮らしを経て、日本の美を再発見

礼文島を歩く Ⅱ 8月の花園 (ツリガネニンジン トウゲブキ)

2006-08-31 14:04:08 | Weblog

「礼文島にお花ありましたか?」
礼文島を歩いたのは、お盆を過ぎた8月20日。
この話を聞きつけてこんな質問が。

「ええ、もう花園でしたよ。礼文島固有のものは少ないですが・・」

礼文島の花の旬は6月~7月中旬くらいだと思っている人は多いようです。
わたしもそのひとりでしたが、
溢れんばかりのお花に出逢って、考えが変わりました。

ツリガネニンジンの紫とトウゲブキの黄・・。
初夏とはまた異なった彩りの花たちは、
夏の名残を惜しむかのごとく、鮮やかに咲き競っていました。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

礼文島を歩く Ⅰ ゴロタ山

2006-08-30 12:45:49 | Weblog

昨年歩いたのは礼文島の南に位置する「桃岩歩道」でした。
そこで今年は北の西海岸、「4時間コース」といわれているあたりの
お奨めポイントをガイドさんに案内していただきました。

まずは、標高180mのゴロタ山へ。
山道途中からもうこの眺望です。
エメラルドグリーンの海原。そして玄武岩の柱状節理。
鮑古丹(アワビコタン)の湾の先はスコトン岬です。

日本離れした風光。
わたしはどこの国へ来てしまったのかしら。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

礼文島へ 

2006-08-29 12:31:00 | Weblog

(しばらくお休みしましたが、また再開します)

8月の北海道は礼文島から始まりました。
稚内港から礼文島までは、フェリーで約2時間の船旅です。
上の写真は、北海道遺産の「稚内港北防波堤ドーム」。

洋上に浮かぶ利尻山は、近づくにつれ、
異なった表情を見せてくれました。

礼文島 香深からの夕景もまた素晴らしかった。

                                (2006年8月19日撮影)

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富良野 ファーム富田 Ⅳ

2006-08-16 17:08:50 | Weblog

ポスターなどでよく見かけるこのお花畑は
「彩りの畑」。

櫓の展望台もありますが、
やはり目線の位置から撮った方がきれいです。

1日中眺めていても見飽きない
ファーム富田の花園です。


                                   (2006年7月26日)
明日から10日余り、ブログをお休みします。
帰りましたら、またよろしくお願いいたします。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富良野 ファーム富田 Ⅲ

2006-08-15 23:02:15 | Weblog

ファーム富田のラベンダー畑は、観賞用のものもありますが、
その多くは、エッセンシャルオイルを抽出するために
植えられています。

かつては香水の原料として人気があり、1970年ごろの最盛期には、
この地でラベンダーを作る農家は250戸もあったそうです。
しかし、その後、合成香料の登場で、需要が激減。
そんな厳しい状況の中で、ファーム富田だけは、栽培を続け、
ラベンダーの花を守り続けてきました。

花園に秘められたこの物語を想うとき、
紫にけむるラベンダー畑は、さらに輝きを増してくるように感じられます。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富良野 ファーム富田 Ⅱ

2006-08-14 23:16:04 | Weblog

今年は4月、5月に気温が上がらず、
花の開花が例年より遅かったとのこと。

そのおかげで、私は早咲きのラベンダーも、遅咲きのものも
同時に見られました。ほかのお花もちょうど見ごろをむかえていました。

遠方の花との出会いは
タイミングが合うかどうか。これは「運」のうようなものです。

開花の日を計算して行っても、
遅霜に遭って、花がしおれている・・などということもあります。

花とのめぐり会いも「一期一会」なのかもしれません。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富良野 ファーム富田 Ⅰ

2006-08-13 23:55:20 | Weblog

ラベンダーの香りにむせかえるファーム富田。
富良野といえば、やはりここを訪ねなければ・・。
花園の美しさは言うまでもありませんが、
それだけではなく、
ファーム富田に魅せられる理由が他にもあります。
その話は次の機会に・・。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富良野 ニングルテラス

2006-08-12 22:35:44 | Weblog

札幌から日帰りで富良野に行ってきました。

ここは新富良野プリンスホテルのニングルテラス。
森の中に15棟のログハウスの売店があります。
自然の素材を使った富良野らしい小物ばかりで、
巡るだけでも楽しい。

木作りのものが大好きな私ですので
興味津々・・。
ついに誘惑に負けて、オルゴール時計を買ってしまいました。
お値段は2000円以下でリーズナブル、ということもあって。

曲はもちろん「北の国から」です。
紐を引っ張り、澄んだ音色が響く時、
この暑い東京に、富良野の風が吹いてきます。

                               (2006年7月26日)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニセコのペンション

2006-08-10 11:43:01 | Weblog

 

昨秋に泊まった、旅の宿『吟渓』にこの夏もお世話になりました。
ポテト共和国(ペンション村)にある1軒で
林の中の静かな雰囲気と、おいしいお料理。
オーナーご夫妻から、ニセコのお話をお聞きするのも楽しみです。

窓辺から朝露を戴く木々を眺めていると、
こんなところに1か月くらい滞在したいなあ・・という気分。

下は「ミルク工房」の庭にポンと置かれていたもの。
干草ロールが転がっている光景には、憧れを感じてしまいます。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニセコの田園風景 ジャガイモ

2006-08-09 11:33:19 | Weblog

7月下旬、ニセコではジャガイモの花が真っ盛り。
土地の人の話によれば、
花色がピンクのものは男爵系、
白っぽいのはメークインだそうです。
紫がかった花もあり、さまざまな種類のジャガが
みごとな田園風景をつくっています。

近づけばほのかな甘い香り。
秋に収穫されるジャガイモも、甘く、旨みがあり、
とびきりの美味しさです!

(我が家では毎年、ニセコの真狩村からジャガイモを取り寄せています)
                  (2006年7月24日)

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウツボグサ オオウバユリ

2006-08-07 23:02:05 | Weblog

上の写真、ニセコの大谷地で見かけたウツボグサ(シソ科)。
これは日本各地で見られる花だそうですが、
私にとっては初めての珍しいものです。
笹原の中でひと際目立つ、紫色でした。

下はオオウバユリ。北国のユリ科の植物です。
漢字で書けば、大姥百合。
花図鑑には「漢字名は花が咲く頃に葉(歯)がないことによるという」
とされているのです!
この花が1.5mもの高さになって、暗い林の中で咲いていると
薄気味悪くてあまり好きでない・・という北海道人もいますが、
この漢字名のイメージも影響しているのではないでしょうか。

ともあれ、こんな名をつけられたユリも気の毒です。

一方、かつては、このユリの根から採れる澱粉が
アイヌの人たちの重要な食料源となっていました。
きっとおいしいユリ根であるに違いありません。
そんな視点からこの花を眺めれば、
また、印象も異なってきます。

7月下旬のニセコでは、あちらこちらでオオウバユリが花盛りでした。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

半月湖への道で

2006-08-06 23:21:38 | Weblog

ニセコの半月湖は標高が300m余りのところにあり、
標高750mほどの神仙沼とはまったく異なった風光の湖でした。

白樺などの木立の中を下って湖に降りる途中には
エゾアジサイの清楚な姿が。
クルマユリもちょうど見ごろを迎えていました。

                               (2006年7月23日)

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツルコケモモ・タチギボウシ

2006-08-05 23:36:01 | Weblog

鏡沼で出逢ったツルコケモモ(蔓苔桃ー写真上)と
タチギボウシ(立擬宝珠)。

共にに北国のものですが、
特にツルコケモモは高層湿原でみられる高山植物です。
この花の小さいこと。長さは5mm程度でしょうか。
アップにしてよく見れば、
花は下向きで、反り返った花冠をもっています。
秋には赤い実をつけるそうです。

小さい姿であっても、
凛とした気品を湛えている高山植物。
どれだけの花たちが、人の眼に留まることなく、
ひっそりと咲き、そして枯れていくのだろうか・・・
そんなことを考えていると、
自然の豊かさが、どっと押し寄せて来るような気持ちになりました。

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワタスゲの綿帽子 (カヤツリグサ科)

2006-08-04 23:35:00 | Weblog

ニセコの湿原はワタスゲ(綿菅)の季節でした。

これは鏡沼のワタスゲ。
眺めていると、湿原を吹き抜ける風が見えてきます。

風に連れられてどこまで飛んでゆくの?

心地よさげに綿帽子をつけた果実たちですが、
その裏では、命をつなぐ仕組みがきちんと計算されているのです。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニセコ 鏡沼

2006-08-02 23:11:25 | Weblog

大谷地を後に、午後は半月湖、そして鏡沼を訪ねました。
水は空を映すので、曇っていた半月湖は魅力に欠けました。
わざわざ坂道を下ったのに残念。

次はアップダウンのある山道を40分ほど歩いた鏡沼。

生い茂る木々の間から沼の視界が展けた時は、
「わあ、来てよかった!」。
陽がさして、湖面は鏡そのもの。
周囲の湿原ではワタスゲが風に吹かれて
まさに「別天地」の風光でした。

            (2006年7月23日)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする