日比谷公園の大噴水。
今日のような肌寒い日だと、なんだかピンときませんが、
この日は、水辺でひと休みがしたくなるような・・、
そんな日和でした。
冬と春の「せめぎ合い」の季節です。
日比谷公園の大噴水。
今日のような肌寒い日だと、なんだかピンときませんが、
この日は、水辺でひと休みがしたくなるような・・、
そんな日和でした。
冬と春の「せめぎ合い」の季節です。
「松本楼」のオープンカフェでお食事を楽しむ人たち。
春の陽光がまばゆい日でした。
ところでこの大銀杏は「首かけイチョウ」と呼ばれます。
都心で随一とも言われる名大木です。
かつて日比谷交差点付近にあったこの銀杏は、
道路拡幅のために切り倒される運命にありました。
日比谷公園の生みの親であった本田博士は、
移植不可能とされていたこの木を、
「私の首にかけても移植させる」といって、
実行させたということです。
これが呼び名の由来です。
明治の先人の「銀杏を愛する強い意志」が
堂々たる公園の主を誕生させました。
芽吹きの季節になったら
また、訪ねてみたい巨木です。
(2006年2月25日撮影)
日比谷公園では梅が5分咲きでした。
二重咲きの紅梅もあり、
行く人が「珍しいね」と言って通り過ぎます。
下は白梅。
お花はやわらかな白色でしたが、
蕾のころは、紅がかかっているのですね。
昨夜からの氷雨が止み、青空が覗いた今朝、
日比谷公園に所用のため、でかけました。
クスノキ(樟)の緑の瑞々しいこと。
2月の末とはとても思えません。
ふだんはあまり気に留めない常緑樹ですが、
この緑の少ない季節に、急に存在感を増したような気がします。
そして
公園内には、かなりの本数の樟があることにも気付いた次第です。
春のお花が開花するのを待っている間、
「ロンドン便り」に載せられなかった写真をUPしたいと思います。
ヨーロッパではよく市場を見かけます。
アンティークや雑貨の市をはじめ、食品市も盛んです。
常設のものもありますが、
決まった曜日に、毎回同じ場所で野外市場がたつこともしばしば。
これはパディントン駅の近くの空き地で
毎週木曜に出る「ファーマーズマーケット」です。
市販のものより少しは安いし、おいしいので、
何度か買いにでかけました。
昨年(2005年)12月の撮影です。
太郎冠者。お能の話ではありません。
ツバキの園芸種で、ワビスケ(侘助)と呼ばれるものの一種です。
普通の椿と違って、花が8分くらいしか開かず、うつむきかげんに咲きます。
侘助は茶花として、昔から千利休などの茶人に愛されてきました。
確かに花は、侘び、寂びに通じる風情をたたえています。
我が家の庭でも、冬から初春にかけて、
太郎冠者はあふれんばかりに蕾をつけます。
毎年楽しみにしているのですが、この数年異変が起こりました。
花が開花するやいなや、下の写真のような状態になってしまうのです。
ヒヨドリの仕業です。
ヒヨドリは蜜を吸うだけでなく、花びらまで啄ばんでしまいます。
何かいい手立てはないかしら・・とネットを付けてみたりもするのですが・・。
どなたか、いい案をご存知ないでしょうか。
そんなわけで、この太郎冠者の撮影のために
随分時間をつかってしまいました。
きれいなお花は、鳥が見つけにくい、下の方にありますので。
お店の景品でアザレアをいただきました。
「どれでも好きな鉢を持って行ってください」と、言われて、
アザレアらしくないピンク一色のものを選びました。
温室育ちでしょうが、
窓辺に置いて小さな「春」を楽しんでいます。
アザレアはツツジ科。
原産地は中国ですが、ヨーロッパで改良され、
西洋ツツジとも呼ばれるそうです。
ぶらり、ぶらり、と奈良井の町を歩いていると、
思わず立ち止まって眺めてしまう、
数々の建物に出逢います。
この造り酒屋さんの佇まいもなかなか風格があるものでした。
下の(写真の)看板も町の雰囲気にピッタリ合って、
粋な配慮がなされていますね。
権兵衛トンネルの開通で、伊那と木曽がグーンと近くなりました。
車での所要時間はこれまでの三分の一に短縮され30分。
奈良井は中仙道の宿場町のひとつ。
「奈良井千軒」といわれ、木曽路十一宿のうち、最も栄えた宿場町です。
今でも、住居や商店に往時の面影を見ることができて、
歩いていると、なんだか懐かしい気分になります。
日本が世界に誇れる「町並み」とは
こんな建物が並ぶ町をいうのではないでしょうか。
みはらしファームの「いちご狩り」は家族連れに大人気でした。
何でも元旦から楽しめるとのこと。
このいちごは「紅ほっぺ」という種類。
実際の大きさは写真の半分くらいで、
とても一口では食べれません。
アルプスの雪解け水で育っただけあって、
ジューシーで深みのある甘さ。
上の写真は、もちろんいちごのお花のUPです。
長野県伊那市を再訪しました。
昨年10月に訪ねたときは、お天気が悪くて
山岳の眺望は得られませんでした。
今回こそは・・という願いが叶い、
ガスがかかっていたとはいえ、
南アルプスの高山群の雄姿を望むことができました。
今年は伊那では雪が少なかったそうで、
アルプスの峰々もこの時季にしては薄い雪化粧です。
上は「みはらしファーム」から望遠で。
下は今年2月4日に開通した権兵衛トンネル(伊那ー木曽を結ぶ)
を木曽側から出てすぐの与地(地名)で撮影したものですが、
山岳が織り成す大パノラマの全貌は
とてもカメラに収まりきらないものでした。
「ガスがかっていなければ、もっとずっと素晴らしい眺望ですよ」
とは地元の方の弁。
(2006年2月11・12日)
北日本の大雪の影響で、いつもの年より
南の地域で、渡り鳥たち姿を見ることができます。
はるかシベリアから飛来するコハクチョウ6羽が
1月末にこの善福寺公園にやってきました。
東京で見られるのは大変珍しいこと・・、とマスコミで報道され、
見物人がたくさん訪れました。
なぜか某テレビ局は2度にわたり、深夜の撮影をして、鳥たちを驚かせました。
こんなことがあって、6羽はどこかへ飛んでいってしまいました。
見物人たちも、パンなどのエサを盛んに与えていたそうで、
観察会の案内人の方は、野生動物との付き合い方をもっと学んでほしい、
と嘆いていられました。
ほんとに、ペットと混同してはいけませんね。
というわけで私が公園に行った4日はすでにコハクチョウの姿はありませんでした。
でも、たくさんのオナガガモ(尾長鴨)が冷たい水の上をスイスイと泳いでいましたよ。
この日見られた鳥は、ほかにカルガモ、マガモ、ユリカモメ、ハクセキレイ、オオバン、
そして葦の陰にはコサギ(小鷺)もいました。
東京の自然も意外と豊かです。
善福寺公園は武蔵野の面影を残した木立に囲まれ、
遊歩道が池をめぐる静かな公園です。
かつては池畔から清水が湧いていて、
近年まで杉並区の一部の地域で、飲料水として供給されていました。
地元の人にとって「夏でも冷たく美味しい」自慢の水でした。
緑の少ない季節ですが、空を見上げると、
こんな実が・・。
ユリノキです。
何しろ高木なので、撮影するのに苦労します。
花弁のように見える羽の中心に種があり、
風が吹くと一片一片がばらばらになって飛んでいきます。
5月になったらユリノキの花の撮影にチャレンジするつもりです。
でも、花は上を向いて咲くので撮るのがとても難しい。
昨夜は雪に見舞われましたが、朝にはもう融け始めていました。
これからは東京の春探しです。
ものすごく冷え込んだ先週土曜日に、善福寺公園に行きました。
杉並区の自然観察会に参加したのです。
咲いていたのは、このお花。
ソシンロウバイ(素心蝋梅)です。
漢名のようにまるでロウのような艶と透明感をもった花びらが
眩いばかり。
ロウバイ(蝋梅)は中央部が紫がかっていますが、
ソシンロウバイはお花全体が黄色です。
気品ある香りがあたり一面に漂い、
春の訪れを予告していました。
(2006年2月4日撮影)