今年のロンドンは、夏らしい日が少なく、
「涼しい」を通り越して、「肌寒い」日もありました。
日本へこの空気を運びたいような気がします。
明日から1週間余りお休みをいたします。
今年のロンドンは、夏らしい日が少なく、
「涼しい」を通り越して、「肌寒い」日もありました。
日本へこの空気を運びたいような気がします。
明日から1週間余りお休みをいたします。
BIG BENの愛称で親しまれる時計塔、
そして新しいLONDON EYE(観覧車)。
テムズ川をはさんで北と南にある
ロンドン観光の人気スポットです。
このあたりは、世界中から観光客が集まってきて、
いつ行っても、ロンドン・アイには長蛇の列。
この日はテムズ川のクルーズ船に乗ろうとしましたが、
鈴生りの乗船客を見て、あきらめました。
夕方、テムズに架かる橋から上流を眺めると、
蛇行した河岸に静かな街のシルエット。
街の喧騒もテムズの流れに飲み込まれてしまったようです。
歩道やお店を飾るフラワーボールは、
専門の会社が管理をしているのだと聞きましたが、
家の前庭の手入れは、そこに住む方々のセンスが生かされています。
ゼラニュウム、ペチュニア、ロベリア、ベコニアなど特別なお花ではなく、
日本でもよく知られたお花がほとんどですが、
そのシンプルな花の選び方、そして配色のすばらしさには、
いつも見惚れてしまいます。
でも、歩道を歩くときには気をつけなければなりません。
お花に気をとられていると、石畳につまずきそうになります。
何しろ、敷石は凹凸で、ハイヒールなどを履こうものなら、
ヒールの先が石に挟まれたりするのです。
これもまた「ロンドン」・・・なのであります。
花のアレンジでは、どれを見ても、
極上のアートに出逢っているような気分になる英国です。
上の写真は、地下鉄駅への道路際、
いつもここを通ると、ほっとした気分になります。
赤い花はゼラニュウムで、
花壇は、見る角度によって、いろいろな形に変化します。
Flat(マンション)や戸建ての家の「中庭」がまたすばらしいのだそうです。
普段はなかなか見るチャンスがないのですが、
「オープンガーデン」といって、日時を決めて一般に公開されることもあるとのこと。
来年の花の季節に期待しましよう。
お肉屋さんあり、チーズ屋さんあり、魚屋さんあり、八百屋さんあり。
ここで買い物をすれば、食卓が豊かになること間違いなしです。
海に囲まれたイギリスですが、
新鮮な魚を手に入れるのは、なかなか難しいく、
こんな魚屋さんに出会えるのは稀有なことです。
この日の買い物は、
カジキマグロの切り身、スズキ2尾(小ぶりのものがあります)
イタリア人の店のモッツアレラチーズ、とパスタ。
デザート用にりんごのタルト。
どれもこれもとてもいいお味でした!
バラマーケットへ行ってごらんなさい。
ロンドンの「食」に対するイメージが変わりますよ。
そう言われて出かけて行ったこの市場。
テムズ川の南、London Bridge の近くで毎週金曜・土曜に開かれます。
入り口は立派な建物ですが、
中に入ると、たくさんのストールが所狭しと並び、
まあ、何と人の多いこと。
カメラを構えるのも大変なほどでした。
でも売っているものは、とても魅力的。
イギリスのものだけでなく、フランスやイタリアからも
店が出ていて、見るだけでも楽しい市でした。
(次回に続く)
ロンドンでも、あちらこちらで再開発が行われていて、
現代建築も見ることができますが、
どれもこれも奇を衒ったものとしか私には思えません。
何百年も前につくられ、長い歴史を物語る建造物群の
圧倒的な存在感には
なかなか勝てないように感じられます。
珍しく、新しいビルの粋な計らい・・と感じたのはここ。
Victoria Station 近くにあるこのビルは、ビルの谷間から
聖なるウェストミンスター大聖堂の塔を崇めることができます。
国会議事堂の裏手にある、ウェストミンスター寺院(Abbey)
とよく間違えられますが、
この大聖堂(Cathedral)は英国カソリック教会の総本山です。
チェルシー・フィジック・ガーデンでは、ガイドさんの案内の時間があり、
30分ほど話を聞きながら、歩きました。
珍しい植物の前では、長々と解説がありましたが、
イチョウ(銀杏)の木もそのひとつ。
銀杏(ギンナン)の話などの詳しい説明があり、
参加者も珍しそうに葉っぱを見たり質問をしたりしていました。
所変われば珍重されるものも変わるものだと、
あたりまえではありますが、
改めて実感した次第です。
日本からのおたよりは、酷暑・・、猛暑・・というものばかりです。
心より、残暑お見舞いを申し上げます。
ロンドンは、何だか申し訳ないほど涼しい夏で、
2日くらいは30℃を超えたようですが、
今日も最高気温は21度くらいでしょうか。
朝夕はぐっと冷えるし、晴れていても、ザーッと雨に見舞われたり・・
「イギリスでは1日の内に四季がある」というフレーズを実感しています。
ジャケットを着て外出しますが、まだ、タンクトップだけの人もいれば、
ウールの分厚い上着を着ている人もいます。
デパートでは、ノースリーブのワンピースと、オーバーコートが
隣あわせで、売られたりしていて、初めは不思議な感じがしました。
「秋めいてくる」などという言葉があてはまる風景には乏しいのですが、
夏の花たちは、そろそろ終わりを迎えているようです。
(チェルシー・フィジック・ガーデンで)
普通の家の門のような入り口から入ると、
すてきな光景が広がります。
ロンドンの庭園にしては小ぢんまりしていますし、
観光地としては、低い評価をつけているガイドブックもありますが、
(これは間違いではないでしょういか)
植物好きにとっては、たまらなく楽しいところ、
そしてお洒落なgardenでもあります。
1673年創立のヨーロッパ最古の植物園でだそうで、
Physic という名が示すように、
薬草園(ハーブ園)としての歴史があり、
今でも世界各国のハーブが集められています。
ロンドンの中心には大小さまざまな公園がありますが、
今の季節、ピクニックをしたり、お昼ねをしたりする光景は
どの公園でも同じ。
木蔭に入ると、風もひんやりと爽やかで、
大木のありがたさを感じます。
鴨さんたちのヒナもだいぶ成長して、元気に泳いでいます。
St. James’s Park で。
Abbey Road は前回登場した横断歩道がある道路の名前です。
イギリスでは、道路から路地まで、すべての道に名前がついていて、
道路名が住所の一部となります。
この道路沿いのFlat(マンション)に住めば、
Abbey Road の住所が得られることから、
このあたりのマンションは日本人に人気があるという話しも聞きました。
ビートルズがここで撮影をしたのは’60年代の終わり。
その写真を見るにつけ、周囲の雰囲気が少しも変わってないことに
なんだか、ほっとした気分になります。
近くの地下鉄の駅の売店はビートルズ・ショップになっています。
殺風景な写真となってしまいましたが。
家から徒歩10分足らずのところに、世界で最も有名な「横断歩道」があります。
そうです!ビートルズの4人が一列になって横断歩道を渡る
『アビー・ロード』のジャケットの写真はここで撮られました。
左手の、白い建物は、彼らがレコーディングに使ったアビー・ロード・スタジオ。
「私がここを歩いているところの写真を撮って!」
こんな声がいつも聞かれるこの交差点です。
アビー・ロード・スタジオの塀には
訪れたファンの書き込みが・・。
街の雑踏の中にも、
どこかアカデミズムの香りが漂う街、
ケンブリッジ。
学ぶこと、学問を究めることの崇高さを
ひしひしと感じさせてくれる街でした。
ケンブリッジの街を歩けば、
思わずわずシャッターを切りたくなるようなところが
次々と現れます。
中央の写真はTrinity College (トリニティー・カレッジ)の中庭です。