四季彩日記

英国暮らしを経て、日本の美を再発見

夏のシャモニ Chamonix

2009-10-22 06:34:02 | Weblog

フランスとイタリアの国境に聳えるモン・ブラン。
シャモニはその北側の麓にあるフランスの町です。

ヨーロッパアルプスといえば、
スイスのベルナーオーバーランドがよく知られていて、
シャモニは、冬のスキーリゾートのイメージが強いところです。

しかし、夏にシャモニを訪ねてみると、
スキー場のリフトが縦横に走り、これが展望台への足となります。
そして、その迫力ある眺望も、予想以上のものでした。

ブレヴァンから降りてきて、観光局のベルナデッドさんに挨拶に行きました。
「ずいぶん、いろいろなところへ行ったのね~」
彼女のアドヴァイスがあってこそ、
これだけ充実した登山(といっても、歩いて登ったわけではありませんが)
ができたのです。
「ありがとうございました。ベルナデッドさん!」
「また、来てね~」

2009年7月22日~27日、ジュネーヴから始まった旅はこれでおしまいです。

 

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シャモニからブレヴァンle Brevent へ

2009-10-21 06:01:28 | Weblog

シャモニ観光局の裏手からゴンドラで登るブレヴァン(2525m)。
展望台からは、4000m級の山々の懐奥深くに抱かれた
シャモニの町を一望します。

およそ23Kmに及ぶU字型の渓谷は、
地質史第四紀に氷河によって削られてできたもので、
谷は、およそ1000mの厚さの氷で覆われていたそうです。

ゴンドラやロープウェイで登った頂を谷越しになぞる、
旅の最後の締めくくりとしては絶好の地でした。

(途中、乗換駅プランプラのカフェからはヴェルト針峰を望みます)

(展望台からは、こんな神秘的な池も)

 

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シャモニ コル・ド・バルム 夏の花

2009-10-18 01:19:32 | Weblog

コル・ド・バルムの標高は2191m。
このあたりに咲いていた高山植物です。

上の写真は[シレネ・ブルガリス] Silene vulgaris
実物の大きさの3倍ほど拡大してあります。
これが「ナデシコ科」ですので、ちょっとびっくり。

(上) [カンパヌラ・ショイヒツェリ] Campanula Scheuchzeri 
キキョウ科

(上) 一本一本は地味ですが、群落になると風情がある
[ゲンチアナ・プルプレア] Gentiana purpurea
リンドウ科

この上下の花は、花の咲き方が珍しく、印象的でした。
(上)[フィテウマ・ベトニキフォリウム] Phyteuma betonicifolium
これがキキョウ科です。

(下)[センペルビブム・アラクノイデウム] Sempervivum arachnoideum 
ベンケイソウ科



花を撮るには、直射日光が強すぎて、うまく撮れなかったのですが
ほかにも、いろいろなお花に出会いました。

お花ひとつとっても、ヨーロッパアルプスの豊かさが伝わってくるようです。

(花の名はネット上に公開されている図鑑で調べました)

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シャモニ 花のコル・ド・バルム Col de Balme

2009-10-12 01:47:10 | Weblog


(まん中にあるのが頂上駅。ここからバルムの小屋へ向かって歩きます)

翌日は、高原散策へ出かけました。

シャモニから1時間弱バスに揺られ、ル・トゥールLe Tour へ。
ル・トゥールはシャモニ谷の最奥の町で、
ここからテレキャビンとチェアリフトを乗り継いで頂上駅まで行きます。
さらに15分ほどハイキングを楽しむと、
山頂のコル・ド・バルム Col de Balme (2191m)に到着。

「ハイキングコースの足元はいっぱいのお花よ」
観光局のベルナデットさんが言われた通り、
みごとなお花畑に迎えられました。

遠くの丘に、ぽつんと見える赤い窓の小屋。
目ざすのはこのバルムの小屋で、ここがコル・ド・バルムです。

小屋のカフェで一休み。
絶景です!

バルムの小屋はフランスとスイスの国境上にあり、
こんな標石が(下の写真)。

「パスポートはどこで見せたの?」
と後に友人達から聞かれましたが、
そんなものは、まったく無し。
ただただ、モン・ブランの裾野へ続く
なだらかな草原が広がるのみでした。


(標石の反対側は下の通り)


(スイス側へ降りるハイカーたち)

ここから、スイス側に降りるハイキングコースもありますが、
我々は再びチェアリフトの頂上駅へ引き返し、
同じルートでシャモニへ戻りました。


(ル・トゥールのテレキャビンの乗降場)(2009年 7月 26日)

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シャモニの夕景

2009-10-10 05:07:29 | Weblog

日本への一時帰国のため、長くお休みをしてしまいました。
気がつけばもう10月。夏の記事の続きとなりますが、再開いたします。

シャモニのホテルの窓からの夕景です。

紅に染まる、エギーユ・デュ・シャモニの針峰群。
明日の「晴れ」が約束されたような・・。

モン・ブランとそれに従う針峰群がモン・ブラン山群(山塊)をつくっているのです。

 

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