ジェロニモス修道院より歩いて15分ほど西のテージョ川ぞいにある
このお城のような建築物は
ベレンの塔。
このベレン地区はポルトガルが世界へ力を拡げた
大航海時代の主要港でありました。
外国船の見張りをする砦として造られ、
かつては湾内の水中にその美しい姿を浮かべていたといわれますが、
税関や海の安全を祈る礼拝堂にも利用されたそうです。
1515年にマヌエルⅠ世の命により着工されたもの。
下のテラスの小塔は砲台になっています。
3階には王の部屋があって、
王ははるか遠方の海外拠点へ出港する船を見送り、
そして苦難の末に故国へ戻ってきた船乗りたちに
「ねぎらいの眼差しを向けた」と言われています。