四季彩日記

英国暮らしを経て、日本の美を再発見

ポルトガル紀行 Lisboa 6 ベレンの塔

2006-01-31 23:20:47 | Weblog

ジェロニモス修道院より歩いて15分ほど西のテージョ川ぞいにある
このお城のような建築物は
ベレンの塔。
このベレン地区はポルトガルが世界へ力を拡げた
大航海時代の主要港でありました。

外国船の見張りをする砦として造られ、
かつては湾内の水中にその美しい姿を浮かべていたといわれますが、
税関や海の安全を祈る礼拝堂にも利用されたそうです。
1515年にマヌエルⅠ世の命により着工されたもの。
下のテラスの小塔は砲台になっています。

3階には王の部屋があって、
王ははるか遠方の海外拠点へ出港する船を見送り、
そして苦難の末に故国へ戻ってきた船乗りたちに
「ねぎらいの眼差しを向けた」と言われています。

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ポルトガル紀行 Lisboa 5 聖母マリア教会

2006-01-30 23:26:15 | Weblog

ジェロニモス修道院に入って、
最初に見られるのが、聖母マリア教会。

めずらしく撮影禁止ではなかったので撮ってみました。

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ポルトガル紀行 Lisboa 4 ジェロニモス修道院

2006-01-29 22:14:53 | Weblog

ジェロニモス修道院のパティオ(内庭)を囲む回廊です。
鎖や縄、植物などの繊細な彫刻が大理石にほどこされ、
マヌエル様式のすべてがこの回廊に凝縮されているといわれます。

冷んやりした回廊をゆっくり歩くと、静寂の中にも
満ち溢れる大航海時代のエネルギーを感じとることができました。

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ポルトガル紀行 Lisboa ジェロニモス修道院

2006-01-28 23:13:33 | Weblog

リスボンのべレン地区にあるジェロニモス修道院。
まずはこの
精緻な装飾をほどこされた壮麗な建物に、思わず息を呑んでしまいました。
ポルトガルの絶頂期であった大航海時代の遺産で、
マヌエルI世が16世紀初めに建設をはじめたマヌエル様式の大聖堂です。

下は修道院の正門(南門)。この下をくぐった天正少年使節団も
この豪華さに圧倒されたとか。

向かい側の要塞・べレンの塔とともに世界遺産に登録されています。

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ポルトガル紀行 Lisboa 2

2006-01-27 23:09:32 | Weblog

 

リスボンの町には「広場」と名のつくところがが多く、これもそのひとつ。
テージョ川河畔のコメルシオ広場で、北側には19世紀に創られた凱旋門が
中央には騎馬像があります。

リスボンでは18世紀半ばに大地震があり、街は壊滅状態でした。
馬に乗っているのは震災後の復興に貢献した王ジョゼⅠ世です。

広場の南には海のようなテージョ川の光景がゆったりと広がっていました。

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ポルトガル紀行 Lisboa 1

2006-01-26 11:17:15 | Weblog

Lisboa リスボンへ出かけたのは、2006年1月2日。
閉まっている店が多く、賑わいもなかったのですが、
ケーブルカーは動いていました。
市内には3本のケーブルカーがあります。
歩いて登るには大変そうな坂道なので、我々も
2路線のケアーブルカーに乗ってみました。

家々の窓辺をかすめるように走るので、
キッチンで食事の支度をしている様子も目の当たり。
乗客のほとんどは地元の方々のようでした。
ものの5分ほどで坂の上に到着です。

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ポルトガル紀行 Sintra-Cascais

2006-01-25 13:13:04 | Weblog

シントラからの帰り、シントラ駅までの道で迷いました。
ポルトガルでは家人が一緒だったので、
近道をする・・という言葉につい乗ってしまったのが誤りのもと。
反対方向に山を下り、町からはるかに遠いところまで来てしまったのです。

雨も降ってきて、心細い限り。 
しかもこの日は大晦日で、流しのタクシーの姿もみられません。

近くの一軒屋の食堂に駆け込み、
「タクシーを呼んでください」とお願いすると、
店のお客さんのひとりが、
「タクシーなら、俺にまかせておけ、駅まで3キロもあるよ」
と申し出てくださいました。何とご親切な。これぞ天の助け・・、と
そのおじさんの車で、駅まで送っていただきました。
「タクシー代、おいくらお支払いすればいいでしょうか」
「そうだね、€ 15 いただきましょうか」
「ほんとにありがとうございました」
タクシーにしてはちょっと高かったのですが、
援助の手をさしのべてくださったおじさんに大いに感謝しております。

上の写真は椰子の木にイルミネーションを飾ったホテルの庭、
下は2006年、お元日の初日の出です。

大晦日の夜は海の向こうの湾沿いの町から
夜空を華やかに彩る花火があがり、
ホテルの階下では、新年のカウントダウンに次ぐ、
若者たちのダンスパーティーのざわめきが夜更けまで聞こえていました。

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ポルトガル紀行 Sintra 7

2006-01-23 18:23:08 | Weblog

シントラの駅前の民家にもこんなアズレージョが。
バルコニーのちょっとした工夫で、
古い建物をオシャレに演出しています。

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ポルトガル紀行 Sintra 6

2006-01-22 12:36:26 | Weblog

町を歩いていると、あちこちでアズレージョ(絵タイル)を見かけます。

上はシントラの駅舎。
町の案内板(?)はすべて下の写真のような、
アズレージョで作られています。
立ち止まって眺めていると、時間が経つのを忘れてしまいそう。

世界遺産に登録されている町だけあって、
心に残る光景にたくさん出会えました。

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東京が雪の日

2006-01-21 15:02:34 | Weblog

東京では珍しく、朝から雪模様です。
べた雪ですが、降り続くこと降り続くこと。
今日はセンター試験の初日なので、受験生の皆さんはご苦労さまです。
その昔、私が受験の時も雪に見まわれましたっけ。

家の周りの景色も一変します。
上の写真はミモザの木、
下は雪帽子をかぶった芙蓉の実です。

次回はポルトガル紀行の続きをUPいたしますね。

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ポルトガル紀行 Sintra 5

2006-01-20 23:07:28 | Weblog

シントラのダウンタウンです。
敷き詰められた石畳が見事ですが、
けっこうデコボコしていて歩きにくい。
ウオーキングシューズが必携です。

ポルトガルには皮製品の製造業者が多く、
靴屋さんや鞄屋さんをよく見かけます。
お値段も比較的安く感じられました。
現地で歩きやすい靴を探すのも一考かもしれません。

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ポルトガル紀行 Sintra 4

2006-01-19 13:10:36 | Weblog

王宮前では、香ばしい匂いが漂っていました。
焼き栗の屋台です。
モクモクと立ち昇る煙は、遠くからでも見えます。
ポルトガルの冬の風物詩だそうで、
さっそく、「ひとつくださ~い」。
売り子さんは、焼けた栗を新聞紙の筒に詰めて、
「はい、€1.5 です」

白い皮を剥いて口へ放り込むと、
なつかしい甘味が口いっぱいに広がりました。

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ポルトガル紀行 Sintra 3

2006-01-18 23:22:18 | Weblog

家と家の間の細い石段や石畳。
それを登りつめると、また新しい石畳が現れる。
そしてオシャレなカフェがあったりする。
何とも楽しい町歩きです。

これはシントラの王宮近くの坂道ですが、
他の町でも、このような坂の路地が生活道路となっているようです。
そして、この色合いの建物が圧倒的に多い。
これがポルトガルの色だと思います。

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ポルトガル紀行 Sintra 2

2006-01-17 23:08:06 | Weblog

シントラの町の中心地に王宮があります。(下の写真)
外見はあまりインパクトはありませんが、
中の各部屋にはさまざまな装飾がほどこされていて、
興味深いものでした。

多くの白鳥が天井に描かれた「白鳥の間」、
カササギが舞う「カササギの間」、
イスラム建築の影響を受けた、絵タイル(アズレージョ)
が敷き詰められた部屋等々、豪華そのもの。
大きな塔のようなものは厨房の煙突で、
大鍋が並ぶ台所も見学ができました。

かつて日本から遣わされた「天正遣欧少年使節団」もこの王宮に
招かれたそうです。

上の写真は王宮前の風景。山の頂にある廃墟は
ムーア人の城跡です。

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ポルトガル紀行・Sintra 1

2006-01-16 23:20:09 | Weblog

カスカイスからタクシーで30分ほどでシントラSintraの町へ。
さらに緑深い山に登るにつれて、あたりは霧に包まれてきました。
海岸沿いとは気象が異なり、木々の植生も日本のものとよく似ています。
桃色のツバキが咲いていたのには感動しました。

お目当てのベーナ城は山上にありますが、霧に覆われて、
ご覧の通り、全容もよく見られないほどでした。
このあたりは、霧が多いところだそうです。

ベーナ城はかつては修道院だったところを1840年から10年をかけて、
城に改修をしたものだそうで、
イスラム建築からゴシック建築まで数種類の
建築様式が混在しています。

城の居室は撮影禁止でご紹介できませんが、
山上のためか、部屋は比較的小さなものでした。

タイルが貼りめぐらされた中庭。
ここが一番美しかった!

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