四季彩日記

英国暮らしを経て、日本の美を再発見

北欧の旅 オスロ ムンク美術館 MUNCH - MUSEET

2008-08-29 01:34:34 | Weblog

オスロでは、まずムンク美術館へ。
地下鉄で数分の郊外の広々とした公園の一角。
ムンクがオスロ市に寄贈した多くの作品が収蔵されています。

ノルウェー出身のこの画家への、市民の厚い想いが感じとれる
すてきな美術館でした。

エドヴァルト・ムンク Edvard Munch
(1863~1944)

フラッシュ無しで撮ったので、ブレがひどくて、
ホンモノとはほど遠いものですが・・。
4点制作された『叫び・Scream』のうち、
2点がムンク美術館にあります。

このうちの1点と、『マドンナ』が2004年に強盗に持ち去られ、
2年後に戻ってきたとういうことです。
傷ついた2点の画は、
ムンク美術館と交流のある、出光興産グループの出資により修復され、
再び我々の前へ姿を現しました。
この高度な技術による修復過程は、
特別展として、館内ビデオで見ることができました。


(1910年ごろの作)


ムンクは、銅版画やリトグラフ、木版画を多く制作しています。
『叫び』や『マドンナ』など、同じタイトルのリトグラフが
多数展示されており、これにはびっくり。
ムンクは膨大な作品を遺しているのです。


マドンナMadonna(1893ー94年)


Under the Chestnut Tree
(1937年作)
この画は「栗の木の下で」というタイトルですが、
この木はマロニエですね。
Horse Chestnut がどこかで変わってしまったのでしょう。

「穏やかさ」が感じられる晩年の作品の中で、私は『自画像』に心惹かれました。


自画像・Self-portrait. Between the Clock and the Bed
(1940~42年の作)

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北欧の旅 ストックホルム Stockholm から オスロ Oslo へ

2008-08-25 03:48:25 | Weblog


(上・ ストックホルム中央駅)

スウェーデンの首都ストックホルムに別れを告げ、
朝8時30分のIC特急でノルウェーの首都オスロへ。

牧草地や森林地帯、そして湖のほとりを走り続けること、約5時間。

オスロ中央駅はホームのデザインも洒落ていて、
列車を降り立った時から、この街には親しみを覚えました。


(オスロ中央駅)

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北欧の旅 ストックホルム群島 ヴァックスホルム島 Vaxholm Ⅱ

2008-08-23 02:54:25 | Weblog

 

田舎道をブラブラ歩いていると、
「この先に nice cafe がありますよ。」
と、観光客のお兄さんから声をかけられました。

行ってみると、まあ、こんなところに・・。
中に入ると、目の前が海。
この先はバルト海です。
サンドウィッチを買って、潮風に吹かれながらランチをいただきました。

ストックホルム市街とは、
ひと味もふた味もちがった、ヴィレッジの一日でした。

 

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北欧の旅 ストックホルム群島 ヴァックスホルム島 Vaxholm Ⅰ

2008-08-22 05:41:22 | Weblog


ヴァックスホルム島はストックホルムから船で1時間。
人気のリゾート地・・と宣伝されているだけあって、
多くの観光客で賑わっていました。
観光案内所でこのcityの地図を求めると、
CITY ではなく VILLAGE だと言われました。
確かに10分も歩けば、村のはずれに出てしまいます。

港から16世紀に築かれた要塞を一望。
他に、これといった見所もないのですが、
海を眺め、
リゾートらしいお洒落なショップをひやかしながら、
のんびり歩くのが、「この村の過ごし方」といえましょう。

 

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北欧の旅 ストックホルム Stockholm Ⅴ

2008-08-21 01:56:01 | Weblog


旧市街ガムラ・スタンの夕方。
王宮Kungliga Slottetの方へ歩いていくと、
ちょうど衛兵の交替式が行われていました。

王宮は18世紀半ばに完成したもの。
かつては代々の王室の居城だったろころです。

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北欧の旅 ストックホルム Stockholm Ⅳ

2008-08-11 07:08:56 | Weblog

ストックホルムの旧市街ガムラ・スタンGamla Stan。
中世の香りただよう石畳を踏みしめながら路地を歩きます。
上はドイツ教会。
一番下の写真の右側の建物は、かつての証券取引所。
現在はノーベル博物館Nobelmuseetとして公開されています。
この広場は大広場Stortorgetと呼ばれ、
1520年に90人余りの貴族や高官が断頭刑に処されたところ。
このカフェのある賑やかな広場からは、
そんな血なまぐさい史実を、微塵たりとも伺い知ることはできないのですが。

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北欧の旅 ストックホルム Stockholm Ⅲ

2008-08-09 08:47:30 | Weblog

次は、スカンセンSkansenの波止場で船を降りました。
スカンセンはスウェーデンの古い家屋を保存展示している
野外博物館。
小山がそのまま園になっていて、高台からは市街地を一望します。

おやおや、こんな家屋は、日本のどこかにありそうですね。

スウェーデンは木の文化の国。
日本との共通点を見出して、親しみを覚えました。


このカフェの売り物は、ハンバーガー。
茶色の建物は古い教会です。
園内は広大で、ここで半日を過ごしました。

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北欧の旅 ストックホルムStockholm Ⅱ

2008-08-07 02:36:31 | Weblog

乗り降り自由の遊覧船で、島々を一周。
さらに乗り続けて、最初に降りたのがユールゴーデン島の
ヴァーサ号博物館Vasamuseetの船着場。
帆船を模った博物館内には戦艦ヴァーサ号が展示されていました。

フラッシュなしで撮ったのでブレブレですが、
全長62メートルの巨大な帆船が横たわっています。
しかも、これは330年余り海底で眠っていたもの。

ヴァーサ号は1628年の処女航海で、
出港してわずか数百メートル、まだストックホルム港内にいるうちに沈没。
1961年に引き上げられ、みごとに復元されました。
船体には様々な彫刻が施され、かつての繁栄が偲ばれます。

上はヴァーサ号の模型です。
高い造船技術と戦闘力を誇ったヴァイキング。
その子孫が造った戦艦は、何故あっけなく沈没したのか・・
(時の王はオランダ人の技術者に発注したそうですが)

当初から調査が行われていましたが、
その確固たる原因は、いまだ不明のようです。


(博物館を出るとこんな教会が・・)

 

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北欧の旅 ストックホルムStockholm Ⅰ

2008-08-05 09:34:50 | Weblog

憧れの北欧へ。
スウェーデンのストックホルムからノルウェーのオスロへ、
そしてフィィヨルド観光の後、ノルウェー西海岸のベルゲンまで。
ちょうど北緯60度を東から西へ横断したことになります。
2008年7月21日~27日の駆け足の旅でしたが、
撮った写真は400枚ほど。
しばらく北欧の旅にお付き合いください。

ストックホルムは大小あわせて14の島からなる街。
市街地は、人と車の多い都会でした。

この街の美しさは、海から眺めてこそ堪能できる・・。
これが2日かけて巡った街の印象です。

パステルカラーの建造物群が、落ち着いた佇まいの中にあるのは、
この地に降り注ぐ陽光によるものなのでしょう。

上の写真、まん中の建物は
ストックホルムを代表する高級ホテル Grand Hotel。
ノーベル賞受賞者が宿泊するホテルだそうです。


観光船の埠頭は、数か所あり、多くの船が出入りしています。
初日は、島巡りの船に乗りました。
好きな島で降りて観光できる、乗り降り自由の遊覧船です。


どの遊覧船に乗るにも、列に並びます。
これほど多くの観光客でごったがえしているとは・・。
ちょっと考えていたイメージとは違いました。

 

 

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ハンプトン・コート・フラワーショー Hampton Court Flower Show

2008-08-01 08:43:09 | Weblog

少し前のことになりますが(2008年7月9日)
ハンプトン・コート・フラワーショーに行ってきました。 
前売りチケットを買っていたのですが、その日は朝から雨。
それでも、がんばってLondonのWaterloo駅から郊外列車に乗って30分余り。
ハンプトンパレスの隣の広大な敷地で、
世界最大級のフラワーショーが開かれていました。

それぞれに個性あるガーデンを観るのは興味深く、
また、お花の苗やガーデングッズを売る店も出ていて、
花好きにはたまらないショーです。

しかし、しだいに雨脚が強くなり、写真を撮るのを断念。

来年に期待しましょう。

(上の写真は、大輪のベコニア。販売されているお花のディスプレイもお洒落です)



(庭の塀が何と本箱になっています)

 

 

 

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