四季彩日記

英国暮らしを経て、日本の美を再発見

秋の贈り物

2007-11-23 23:14:12 | Weblog

ロンドン市内の紅黄葉は気まぐれです。
早々と一月も前から葉を落としている樹もあれば、
まだ頑張って黄色の葉をつけているもの。
上の方の葉っぱだけ紅葉している樹、などなど。

紅の少ない市内で、一番鮮やかなのはアイビー。
この塀のアイビーは、随分長く目を楽しませてくれましたが、
それもあとわずかでしょう。

長い冬を目前にした自然からの贈り物です。

(しばらくブログをお休みします。次は"素敵なクリスマス"でお会いしましょう)

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

緑の芝生 街の印象

2007-11-17 21:23:18 | Weblog

2月に日本にやってきたイギリス人から、こんな言葉を聞いたことがあります。
「成田空港に着いたときは、荒野に降り立ったのかと思った」
その理由は地面が褐色だったから・・というのです。
確かに北海道を除いて、冬季の日本の地面は枯れ色です。

ヨーロッパでは、公園ならずとも、ちょっとした空き地に、西洋芝が敷かれていますが、
こちらの芝(牧草)は年間を通して、地面をグリーンで覆います。

この違いが、街の印象に影響を与えているように思えます。
写真のような光景が、とても新鮮に感じられた、
ロンドンの秋でした。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リスに追いかけられる

2007-11-17 07:30:43 | Weblog

リッチモンドの丘では、草原のあちこちから顔を出したリスが
こちらに近寄ってきました。
歩いても歩いても追いかけてくるのです。
「なにもあげるものはないのよ。今度来るときには
もってくるからね・・」と言ってもリスにわかるはずはありません。

北海道では、キタキツネがエサ乞いに、よく現れます。
しかし、人間の食べ物を食べたために皮膚病にかかり、
あわれな最期をとげるキタキツネが多くなったため、
「キツネにエサを与えてはいけない・・」というキャンペーンがはられました。

こちらでは、野生動物にエサをやってはいけない・・
という話を聞いたことがありません。鳥でもリスでも
お菓子をたべたくらいでは「何ともない」のでしょうか。

こんなにたくさんの実が成っているのに、
わざわざ人からエサをもらいたがるのは何故でしょう。

それにしても、リスは臆病な小動物だとばかり思っていましたが、
そうでもないようですね。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蛇行するテムズ川 リッチモンド Richmond Ⅱ

2007-11-15 07:50:37 | Weblog

さらに丘を登ると Richmond Hill という通りにでます。

先日、ロンドン市内にあるTate Britain (美術館)で、
ターナー(JMW Turner イギリスの風景画家 1775~1851)の絵を見ました。

Richmond Hill を描いた絵の前で、
「リッチモンドは、今でもこれと同じ様な風景だわ」 
と、友人が言うのです。

それならホンモノの景色も見てみよう・・と、ここまでやってきたというわけです。
描かれていた貴族たちの姿こそ、今では見られませんが、
穏やかに光るテムズと周囲の雰囲気は当時のまま。

まさに私が出会いたかった風景が、ここにありました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蛇行するテムズ川  リッチモンド RichmondⅠ

2007-11-14 08:08:00 | Weblog

ロンドンの中心から南西におよそ20㎞。
高級住宅街で知られるリッチモンドは、
弧を描くテムズ川の河岸にある街です。

川辺へ出て、近くの市場で買ってきたサンドイッチを食べていると、
あっとい間に雲がでてきて、陽が翳り・・しまった・・と思ってもあとの祭り。
                                   (下の写真)
河畔をしばらく歩き、公園の丘を登りきって振り向くと、
秋色のテムズが見えてきました。

そうそう。こういうテムズを見るために、
わざわざ地下鉄で1時間もかけて、リッチモンドまで出かけてきたのです。
                                 (次回へ続く)

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蛇行するテムズ川 River Thames

2007-11-12 06:18:28 | Weblog

久しぶりのテムズ川。
ヴォクソールVauxhall 橋から下流を望みます。
蛇行しているので、ここから見るとロンドン・アイ(観覧車)が
川の真ん中にあるように見えるのですが、実際は右岸にあります。

このあたりは、新しいビルが建って、情緒はありませんが、
ゆったりと流れるテムズを眺めていると、なんだかほっとした気分。

テムズ川は、上流はもとより、ロンドンの街中でも大きくくねりながら流れています。
昔ながらの流れがそのまま保たれていて、
市内をはずれると、護岸工事もほとんど施されておりません。
今年の夏は、各地で氾濫があり、大変でしたが、
自然そのままの景観は、かくも人の心を捉えるものか・・
と感じること、しばしばです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Guy Fawkes Night  ガイ・フォークス祭り

2007-11-10 07:17:46 | Weblog

1605年、ガイ・フォークスは、カトリック教徒を弾圧した
国王ジェームスⅠ世を爆殺しようと企てましたが、事前に発覚。
この暗殺計画が失敗した日(11月5日)を祝って、
毎年英国各地(北アイルランドを除く)では、この日の前後に
花火が打ち上げられます。

今では、秋のイベントのひとつとなっているようで、
フラットflat(マンション)6階の我が家からは、
地平線の彼方に上がる小さな花火や、すぐ近くの大輪の光など、
たくさんの打ち上げ花火を見ることが出来ます。
その数100を超える・・と家人は言うのですが・・。

この花火は、公園などで行われる公式なものから、
民家の庭で打ち上げるものまで、さまざま。
今夜(9日)もまだバンバンという音、
そして光の饗宴・・・年末まで続きそうな勢いです。

当地の、夜10時まで明るい夏は、花火にはふさわしくありません。
夜の長い晩秋にこそ、このようなイベントが
沈みがちな人々の気持ちを、華やかせるのだと思います。

(写真は我が家からの夕景)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豊かな実り

2007-11-08 08:16:24 | Weblog

鳥たちが食べても食べても食べきれないほど、
樹木にはびっしり実が成っています。
リスがみつけたのは、マロニエの実。

鳥やリスがたくさん棲息できる理由のひとつが、
この豊かな実りだと思います。

公園に限らず、
ロンドンの高級住宅地には、必ずといってよいほど
大木の茂る並木道があります。
やたらに、剪定は施されておらず、美しい樹形が楽しめます。

落ち葉は役所から雇われた人たちが集めていますが、
庭の落ち葉はそのまま。
冬でも青々とした芝生に彩りを添えています。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロンドンの紅葉

2007-11-06 08:21:28 | Weblog

街中でも、巨木が当たり前のように見られるロンドンですが、
樹種についていえば、
日本の方がはるかにその数が多いように思われます。

黄紅葉も、黄色のものが多く、真紅になるものはわずかです。
ナナカマドに期待をしていましたが、
葉は紅く色づく前に、散ってしまいました。

上の写真のような景色は、こちらでは珍しいものです。
ちょっと日本的ではありませんか。

右手のカラスのような鳥は、石像です。
真ん中にいるのは都鳥でしょうか。


赤い実はたくさんあります。
大木全体が実で覆われているのも珍しくありません。

上は、光沢のない赤と白の実が同じ枝についているもの。
優しい雰囲気で惚れ惚れしましたが、
上下とも、名前がわかりません。
ご存知の方、お知らせくださいませ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リスの冬支度

2007-11-02 07:51:17 | Weblog

公園を歩いていると、よくリスに出会います。
リスくんたちも冬を前に餌集めに大忙しです。

樹木をやたらに剪定しないこの街では、
頭上まで、たわわに実をつけている大木を多くみかけます。
プラタナス、マロニエ、カエデ類などのほか、
ヒメリンゴやピラカンサなど赤い実をつけた樹種もいろいろです。

リスたちが食事に困ることのない、豊かな公園です。

Regent’s Park にて

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする