小麦の畑(転作田)はキジの隠れ家です^^;
雨の日に半日休んで体力の回復を待ち、満を持して『夢屋田』の田植え作業…今年は『チャオちゃ』の田植え機を借りての作業だから、初めちょろちょろ、中ぱっぱっぱぁ~!自前で田植えをするようになって10年くらいになるかなぁ…作業委託すれば労務賃金に3万円弱、自分でやれば機械損料として焼酎1本^^; 基本赤字の水田部門の現金支出を少しでも減らそうとする努力でありますが、最初の年は歩行式の田植え機をひっくり返したり、2年目は乗用田植え機がぬかるみにハマったりと散々な経験を積んでおりますよ…さらに植えても『ジグザクハートの子守唄』…全面手直し(補植)をしている始末だから「手で植えた方が早いんじゃないか?」とからかわれたことも。それでもめげずに10年…一端の植え付けが出来るようになりましたよ。(どうだ、上手くなったろう!などと身内の長男『ポン太郎君』に自慢する^^;)
昨年まで頑張った中古の『正やん号』は、油圧の具合が悪くなり、ついに現役引退。今年は『チャオちゃん号』でやっておりますが、来年は、これまた油圧の具合が今ひとつの中古を見つけておりましてね…親切な農機具屋『マルちゃん』に修理をお願いしてみるつもりです。(購入から10年も経過すると部品在庫がないと一蹴されてしまうのでありますが、あれこれやってくれるのがありがたい^^;)
昨日はこんな具合ですけれど…
多少の乱れは、稲の成長とともに直る(分からなくなる)ものです^^; さて、本日は『夢屋田』での予行演習を経て、『夢屋本田』の田植えに向かいますよ。田んぼの水を一旦抜くために早朝出掛け、見た景色は実に「のどかなり」…ふと、「埴生の宿」という曲が思い出されましたよ。ところで『埴生』って何?と今頃思ってググってみる。「埴」とは黄赤色の粘土のことだったんですねぇ…瓦や陶器の原料になるらしい。「埴生の宿」自体は、イングランドの作曲家ビショップによるもので、太平洋戦争勃発の折には、洋楽レコードは敵国曲として廃棄を要請されたらしい。しかし、里美義による訳詞「埴生の宿(原題:Home!Sweet Home!)は、国民に馴染の深い曲として廃棄対象から外されたとのこと。映画「ビルマの竪琴」では、日本兵と敵国兵が合唱するシーンが印象的ではありましたけれど…。
今、緑色に繁茂している小麦は、6月末まで「キジ親子」の格好の隠れ家となる。7月初旬には田んぼの水がまた抜かれ、中干作業で乾かされ「キジ親子」の隠れ家となる。のどかな光景と営みの繰り返しであるのだけれど…はてさて、コロナ禍の自粛要請で、外食産業もダメージを受け、巡りめぐって米需要が低下し、また米価が下落するのではなかろうかなんて予想しておりますよ…植えてしまえば何とかなる。そんな時代も長くは続かないかも知れない。まぁまぁ、嘆いていても仕方が無い。まずは戦闘(田植え)開始でありますよ(笑)