その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

何かのために…

2016-10-02 12:44:42 | 新規就農

日だまりに「アブ」の姿だけが目立ち…

朝晩がめっきり涼しくなると、夏、活発に活動していた昆虫たちの姿が減り、アブやハエの類だけが多く見られるようになります。朝方、少しだけ雨が降ったものの、日中は予報通りの晴れ…しかし、秋作業は思いのほか進んでおりません。稲を刈り取っても乾燥機が空かなければ次に進めない…農家さんのイライラ感は募るばかりかも?
さて、話題は変わって、田舎には結構無駄なものが多いというお話…家の構造を見ても、「仏間」に「二の間」など普段は使わないで空いている部屋がある。(都会の住宅事情を考えれば贅沢ではあるが…。)「何か物事があった時のために」が理由であります。


♂キジは何処へ?成長した子どもを一羽見つけましたが

本日の日曜日は、いよいよ米を調整いたします。備蓄米…これもまた無駄と言えなくもない。かつては「何か物事があった時のために」と我が家でも2俵程度の備蓄米がありました。結果、新米の季節になっても新米を食べることが出来ず、お正月位まで古いお米を食べることに。消費者がいち早く新米を食べ、生産者が古米を食べている…今でも、こうした農家は多いのでありますよ。
一日の炊飯量に0.9を掛ける…我が家の場合は、5合×0.9=4.5(俵)今は亡き古老の受け売りではありますが、米の消費量は、概ねこの数量に間違いはありません。(それでも、外食や米を食べなくなって多いかも^^;)
極端な凶作ということが中々考えられなくなった今日では「何か物事があった時のために」とは、お葬式などの冠婚葬祭でありましょうか?それすらも、葬祭場や仕出しで済ませてしまいますからねぇ。「何事も無い」ことが一番なのでありますけれど^^;


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