その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(国勢調査「お」ver.2)

2011-07-30 13:21:40 | 夢屋王国

『夢屋王国』の一夜城、通称『第2サティアン』の改修作業も佳境に入って参りました。当初は、王国内の昆虫や野鳥の観察小屋、夏場の畑仕事の避難所程度を想定していたのですが、室内からウッドデッキへの移動が不便であり、外の景色が楽しめない。友人たちを招待し、バーベQを催しても明かりが無い。調理するための水が無い。雨が続くと排水が取れない…etc.
人間の限りない欲望は、日々増すばかりであります。思い切って、昔の仕事繋がりで建築屋の社長に、壁のぶち抜きとサッシ交換をお願いしてみました。ネットオークションで、我が家の非常時用の発電機を購入し、近所の廃品屋さんからシンクを無償で分けていただきました。仕事で知り合った土木屋さんに敷き砂利と山土の搬入をお願いしちゃいました。
そして、水道…我が家の古老がかつて使用していた工具を使ってポリパイプを配管し、本日、通水式を行う予定であります^^;
国王が工事現場を案内すると、社長をはじめ、皆一様に怪訝な顔を見せ、仕舞いには「ようやるわぁ~!」と笑い出すのでありますが、『夢屋王国』の建国理念と『第2サティアン』の利用法を真顔で語る国王に賛同し(←かなり、無理がある。)協力してくれるのであります。なぁ~んてね、この世の中、仕事が無いんです。景気が良ければ無視されるような仕事も、従業員の日銭稼ぎのためには、雑仕事でも引き受けざるを得ないといったところが現実なのでありますが…。
              
昨日、仕事帰りに現場打ち合わせにやって来た『ナベちゃん』も、畑で取れたアンデスメロンを賂として渡され「他言は無用!」との国王のひと言に頷きながら、現状をボヤいて行きます。
「現場が、杜撰な発注で…。」(ナベちゃん)
「・・・そんな発注が、今時まかり通るんかい??」(夢屋国王)
「また、発注者から事務室からではなく、携帯連絡が入りました…。」(ナベちゃん)
「中小は、最後は誠意ある仕事が、生き残るための方策だよ…。」(夢屋国王)
雨上がりの夕暮れ、ウッドデッキに二人腰掛けながら、ボヤキの聞き役になっておりました。「落とし文」は、公然とは言えないことを書いて、人目につきやすい所に落としておく文書でありますが、藪の中で聞き耳を立てていたオトシブミ♀は、きっとこの会話を彼女の作る揺りかごに、そっとしたためて落として置いたに違いありません。

No.038 セアカヒメオトシブミ♀ Apoderus geminus  昆虫綱 鞘翅目 オトシブミ科
『夢屋国王』の『お狩り場』では、山道でよく見かけますが、夢屋農園の藪で見つけたのは初めてであります。彼女が作る揺りかごは、子どもを育てるためのもの。世の中の不条理を記して、子どもたちの夢を奪うような育て方はしないはずです。堪えて堪えて『ナベちゃん』…^^;

本日の『キュウリ爆弾』の本数37本! 今年2番目の収穫量であります


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