彼女の視線の先には…
同居人を見つめる訳ではなく、同居人の後ろでカサカサ音のする「甘栗」の袋を見つめているのよ(笑)
「猫でさえ、同居人の『おやじぃ』を心配して家まで迎えに来るというのに、お前さんは食い物が総てで、忠義というものを知らない!」と嘆く『おやじぃ』でありますが、彼女『柴犬コウ(本名:さくら♀)』も十二歳の『歳女』でありますよ…というか、犬だから『年増雌』^^;
それでも、オッカーが長女の『有季菜先生』の肩を叩いている(クラップ)と、イジメられているとでも思っているのか、止めろとばかりに、吠えながらその手を甘噛みするから、彼女なりに家庭内の『順位制』をわきまえているに違いない。(逆の場合は、さほど興味を示さない…やはり、家の中では、オッカーが一番の権力者なのかも知れない^^;)夫婦の会話をつなぐような役割を演じてくれましたけれど、最近は「白内障」の症状も出ており、ほとんど寝てばかり…仔犬だった彼女も、いつの間にか『おやじぃ』たちと同じくらいの年齢換算になり、先に衰えていくようでありますなぁ…。
時として、コタツの中で「いびき」をかいて眠り、『夢』でも見ているのか、うなされることもあるようだから、犬は犬なりに「ストレス」というものを持ち合わせているのかも知れない。まぁまぁ、「初夢」くらいは『良い夢』くらい見られるように、彼女の枕の下に『七福神の宝船』の絵でも入れてあげますかねぇ…何か、美味しいものを鱈腹食べている『夢』が、彼女にとって最高の夢かも知れないけれど(笑)
エビ、カニ、イカ、ぶどうにチョコレートetc.
何でも食べる元気な子…残念ながら彼女(犬)には禁忌食物が多数存在するようで、さらには、卵アレルギーも持ち合わせているようでありますよ。ほとんどの場合、噛まずに丸飲み状態だから、彼女にとって『美味しい物』って、一体何なんだろうなんて考えてしまいますけれど…^^;
さて、「一富士、二鷹、三茄子…」初夢の縁起物として数えられるけれど、『無事、高い、成す…』の掛詞となっているという説もある。『一不治、二金無し、三物価高…』なんてね、もしも、不吉な夢を見たからと言って嘆くこともありますまい。この場合、人間は『逆夢』なる伝家の宝刀を繰り出すことが出来る…『一不治の病になる夢は、今年一年大病しないという逆夢』『二金無しの夢は、元々お金など無いのだから、これからは増える一方』『三物価高は、お金が増えるのだから心配ないさぁ』なんてね、実にお気楽なことよ。
はてさて、「夢なき者に理想なし」とは、松下村塾で教えを説いた「吉田松陰」の言葉らしい…そして、「理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし…」と続くらしい。目先の『餌(お金)』が、『夢』というのも情けないが、『理想とする家庭』を築くためには、儲けるための計画を立てて、後は実行に移すだけ…そう誓って見た『おやじぃ』の初夢は…やっぱりうなされた(笑)