その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

生存権

2019-08-20 02:37:52 | 転職

「電気」は電線を伝わって運ばれるらしい。

「生活の不便さから、日常の快適さを再認識する。」などと言う崇高な理念から始まった『第2サティアン』のキャンプ生活でありますが、まず最初に『宴会』後の洗い物の不自由さから、ポリパイで水道事業を実施した。火はカセットコンロから、ガスボンベを購入し調理が可能になった。暖房は建築廃材を薪ストーブで焼いて暖を取った。灯りは、ロウソクから電池ランタンに代わり、バッテリーで対応したものの、発電機を導入しテレビという情報取得手段を入手した。さらに、環境に優しい太陽光発電で、継続的に情報を入手することが出来るようになった…夏の暑さは?きゅうり栽培を本格的に始め、大汗かいて収穫・箱詰め作業に従事する従業員(長男『ポン太郎君』)の福利厚生対策の一環としてエアコンを導入しようとすると電力が足りない。遂に『夢屋農場長』は、「電気」という物を買うことにした。(これで、今年のきゅうりの売上はすべて飛ぶ^^;)
それでも、国民の有する「健康で文化的な最低限の生活」が送れそうであります。結局のところ、国が国民に何かをしてくれるものではなく、国民は「労働の汗」という対価を支払って、最低限の文化的な生活手段を手に入れなければならないのであります。


さて、奇妙な『同居人(猫)』たちは…

『夢屋農場長』の温情で同居を許された『ジーコさん♀』一家でありますが、農園内のネズミ駆除という労働の対価を支払い、幾ばくかのドライフードと成分無調整乳が与えられております。最近は、夜中に出掛け、夕方4時頃に『第2サティアン』に戻るという生活を続けております。しかし、今日は久し振りの雨…大家さんたちが、雨に濡れながらきゅうりの収穫に追われているというのに、彼女たちは、ちゃっかり『社長の椅子』を無断占拠しております。お礼の品は、いつもの『猫脚スタンプ』…雑巾掛けの雑用がまたひとつ増えました^^;
「狩り」という労働の対価を支払っているに違いない!そう信じて同居を許しているのでありますが、今宵は、友人『ノロ社長』が所有する『第1サティアン』に『シロ♀』が単独で現れ、野良猫『寅次郎先輩♂』用に準備されてある「手羽先スープ」を盗み食いしておりました。彼女たちの「健康で文化的な最低限の生活」は、したたかな生き方で勝ち取られているようであります。

コメント
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