その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

農家飯

2019-08-04 04:52:56 | 転職

宮崎県では有名な「冷やし汁」ですが

山形県置賜地方で「冷や汁」と言えば、しいたけやほたて(高級)を煮戻し、だし汁とともに季節の青菜のお浸しを和えた郷土料理で、見た目もまったく違う物。けれども、夏の暑い盛りに、きゅうりのスライスやシソを刻んで、味噌を冷水で溶いた物をご飯にぶっかける…宮崎県の「冷や汁」に近い食べ物は『百姓飯』として食べて来た。猛暑日で食欲が落ちるなんて言っていられない。体力勝負のお百姓さんは、とにかく食べて体力を維持しなければね^^;
前半戦は、日照不足でナスが稔らず、耐寒性が強いと思われる「梵天丸ナス」の売れ行きが好調で助けられましたが、猛暑日が続き、ここに来て家庭菜園のナスも稔り始めたらしく、パタリと『漬け茄子』が売れなくなりました。しかし、夏休みの子どものおやつ…「とうもろこし」が稔り、こちらは売れ行き好調であります。経営規模の小さな農家が、市場取引を介さない商品を作ろうとすると、多品種を扱うことになりますが、購買意欲の動向に合わせながら出品出来ますし、大きな怪我(不作の回避)もしなくて済みそうであります。


学生時代には耳にしなかった害虫ですが…

『夢屋農場長』が学生時代には、1970年代の代表「ハスモンヨトウ」が猛威を奮っておりましたが、「ランネート」なる殺虫剤が効果を発揮し、次第に被害情報は聞かなくなりました。我が師匠の著書「病気・害虫の診断と防除」(NHK出版)にも登場する「オオタバコガ」は、1994年に西日本で大量発生し、大きな被害を出したようです。したがって、山形では余り耳慣れない害虫ですが、しっかり、トマト「アイコ」に取り付いておりました。
『夢屋農園』の主要換金作物である「きゅうり」や加工用なすの収穫に追われ、雨よけハウス内は雑草が繁茂し、メロンやトマトは子蔓や側枝ではっちゃかめっちゃか…大繁茂であります^^;
子蔓から孫蔓への切り替え作業で、きゅうりの生産量が一時的に減り、いわゆる『獲り疲れ』状態…この夏、逞しく成長した『きゅうり部長兼長男ポン太郎君』だけでも収穫出荷が出来るようになり(生産量が少ないことは、あまり喜ばしいことではないのでありますが…。)ようやく、雨よけハウス内の作物に手を掛けられるようになり、被害に気付いたというお粗末な結果であります。それでも、大量発生というような状態ではない。見つけ次第、捕殺すれば十分な量でありますよ。広範囲な食性を持ち、薬剤耐性も強い虫…これに、ライフサイクルが短い種は、大量発生につながる事例が多いのでありますが…何とかね…『夢屋農園』の行き方(生き方)と同じで強かではありますなぁ^^;

コメント
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