その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

百姓’ズ・ハイ

2019-07-16 05:59:46 | 転職

朝起きて畑のパトロール^^;

田んぼの草刈りもしなければならないが、昨日、オッカーの実家へ行ったので、一日収穫されていない『梵天丸(漬物用ナス)』は、肥大化しておりました。ひと畝収穫しただけで、腰の『はけご(収穫籠)』がずっしりと重い。加工用の出荷はこれで良いと思いつつ、何か忘れているような気分…そうである!神社の祭典が終わり、今朝は6時から旗(幡)降ろし作業でありましたよ。収穫作業を止め、神社に向かいましたが、今年から幡の数を減らしたので、30分程度の労働奉仕で終わってしまいました。(お年寄りばかりになり、危険防止の措置であります。)
月曜日とは言え、全国共通の祝日…遅起きの世間様に迷惑を掛けてはいけないと、早朝の機械作業は控えておりますが、お隣りのオヤジが自宅裏の草刈りを始めてしまった…「農家が作業を控えているのに、何てやっちゃ!」と思いつつ、馬力の無い草刈り機を最大出力で煽るものだから、その音たるや、けたたましいこと甚だしい。「早朝から止めなよ。」と言いたいところですが、勤め人は休日のこんな時間がゴールデンタイムかと困惑しております。只々、「夢屋が朝から草刈り始めた!」と誤解を受けないように、「私は無実です。」という意味を込めて道路をアチコチ歩いている…道路端のトウモロコシから「ヤングコーン」を収穫してみたりしてね。(一丁前に甘く、トウモロコシの味がいたします。)


山形県山辺町の農村公園「かおりの広場」

北海道のラベンダー畑には遠く及びませんが、それなりに綺麗です。「目的地までの距離」(苦痛)<「期待感」(興味や喜び)といった不等式が成り立たないと中々行動出来ないもの…正直、姉の家に行く途中で見付けた『幡』だけの情報では行かなかったかも知れません。姪っ子がアルバイトしている。オッカーウケするだろうといった「期待値」が上回った結果、それなりの距離を運転してまで行くことにしました。苦痛を超えたところに、快感や恍惚感が現れる「ランナーズハイ」という現象があるとすれば、今の私は『百姓'ズハイ』状態ということが出来るかも知れない。草むしりに中腰姿勢、低収入etc.…数え上げれば、勤め人を選択した方が楽であったはずである。(ただし、人間関係というストレスは非常に大きかったけれど。)しかし、低収入をそれなりの稼ぎに転換すること、学生時代から追い求めていた昆虫たちの姿が身近にあることetc.…課題や興味が、むしろ、苦痛ではなく快楽に替わっている。かと言って、『きゅうり部長ポン太郎君』に強制労働をさせる訳にもいかない。収穫の喜びや当然、収益が、苦痛という二文字を上回るような体験をさせて上げなければならない。『夢屋農園』の主力作物である「きゅうり」も、そろそろ爆発の頃を迎えましたよ。

コメント
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