その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

まねぶ(学ぶ)

2019-07-19 02:46:53 | 転職

鯖白の『シロ♀』はキウイに木登り…

我が長男の不甲斐なさに怒り、オッカーの甘さに嫌気が差して『第2サティアン』にお泊りした『夢屋農場長』でありますが、優秀な教育者である野良猫『ジーコさん♀』は、遊ぶ『子猫ちゃんず』を黙って見守っている。今日は、朝から「木登り遊び」80cmほどの杭を登り、キウイの枝に飛びついて2mほどの枝先まで登って遊んでいる。姉弟の中では、一番の運動音痴と観察していた『クロ♂』でさえ、最近は大胸筋と上腕筋(猫の場合も、こういう呼び方で良いのだろうか?)が発達したようで、軽々と木に登るようになりました^^;
鯖白毛の『シロ』を「姉」と観察しているのは、「弟たち」の顔や身体を良く舐めてあげているから…もし、彼女の行動が雌猫特有の「母性」の発現であるとすれば、中々面白い発見であります。
姉弟たちは木に登り、頂上を極めては、1mほどの高さから頭から飛び降りる…そんなことを繰り返しながら遊んでおります。『ジーコさん♀』は、ただ眺めているだけ…深夜の『ジーコ'S ブートキャンプ(新兵訓練)』は、こんなことを繰り返しているに違いないと想像するのでありますが、腹を立てていただけでは子は成長しない。猫にまた子育てを学んでしまいましたよ。


ヒメジョオンにすがりつく「ヨモギエダシャク」

いわゆる『尺取虫』の歩行は、実に滑稽でありますが、着実に一歩一歩進んでいる。長男『ポン太郎君』は、軽い発達障害を持っているのではないか…正式な診断を得た訳ではないが、父はそう考えている。ふたつのことを同時に進めることが苦手であります。しかし、「きゅうり圃場」に灌水してから、きゅうりを収穫していたのでは、出荷時間に間に合わない。きゅうりを出荷してから灌水していたのでは、夏の日盛りにきゅうりの根に熱湯をかけるような行為である…何とかこのふたつの仕事を同時にさせないと、ひとりで管理は出来ないし、規模拡大も叶わないのであります。ここは『ジーコさん♀』を見習って、自発的な行動を促すよりも、仕事のタイムテーブルを示す(体感させる)ことが必要ではないかと考え直したところです。
朝5時半に声掛けして起こし、簡単なミーティング(朝茶の重要性を説く…身体を目覚めさせる。)をし、6時作業開始…水汲みを指示し、灌水しながらきゅうりの収穫作業をひとりでさせる。『農場長』が1時間30分ほど掛かったから、彼の場合は2時間は掛かるはずである。8時になったら収穫作業は一旦終了させよう…10時の出荷を目指して選果、箱詰め作業…一切、手は出さない。怒らない。その代わりポイントは要所、要所で声掛けする。
SA・SB・MA・MB各ひと箱ずつ…皆掛重量22kg。約8千円の売り上げ…恥ずかしながら、規格品4箱の出荷は、『夢屋農園』では新記録であります。重量オーバーの加工品向けきゅうりがまだ多過ぎる。上手く管理出来れば、5箱は出荷出来そうであります。そんな新たな目標を定めて、9月末まで園地を病気から守りきれるか…まだまだ、課題は残っておりますが、何とか2日めを乗り切った。(決して、オッカーには自慢しない…彼女も昨年、一生懸命、きゅうりについて勉強したことを私は知っているから…。)

コメント
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