連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

リサイクル

2014-07-17 | 家のメンテナンス
2階からブラウン管テレビを下すのに四苦八苦の夢さん。
階段や床に傷を付けないようにと、オバサンの目が光る。

身体で抱え込めるように、古い毛布で巻いて紐で縛る。
「一人じゃ無理でしょ?あたしも持つわよ」と言うオバサンを制して孤軍奮闘。  

「スリッパを脱いだ方がいいわよ滑るから」オバサンの言に従い素足になる。
なるほどこの方がずっと危なっかしくない。後ろ向きで一歩一歩慎重に降りる。

まだか?まだか?「あと3段、はいあと1段」オバサンの声が頼りだ。
階段を傷つける事もなく、何とか無事に下す事が出来た。腰が痛い。

ケーブルテレビなので、来年3月までは見られるのだが、実際には使っていない。
面倒なので放って置いたが、体力のある今の内にと思い、リサイクルに出す事にした。

車に積み込みまずは郵便局へ。局員の指示に従い、1台毎に書類を記入する。
2台分で6092円を支払い、直ぐ近くの指定場所センターに持ち込んだ。

面倒がってやらないでいたのだが、いざやってみれば案外簡単なのに驚く。
これに限らず、今の内に捨てたい物は沢山有るのだが。

こればかりは勝手にやったら大変。オバサンの機嫌を損ねる恐れが多分にある。
「疲れたでしょ?大変だったわね ビール買って有るわよ」 

テレビの有った場所は綺麗に掃除済み。どう使うかオバサンもう決めたらしい。 
「おとうさん一人でよく出来たわね~」感心しきりのオバサン。  

あったりめぇよぜ~んぶ調べてからやったんだぞ。満更でもない夢さん。

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