波風が立たなくても・・・

いつも人生は順風満帆という
訳には行かないだろう。
そう、誰でも願っているが
実際に、自分の思う通りに
生きている人が、どれだけ
いるのかと言えば、ごく僅か。

その人は、とても恵まれて
いるか、実力を兼ね備えて
生きて行く術を持っている。
だから、自分の思うように
人生を進める事が出来るのだ。

その過程には、人には
見せない努力や試練を
通過しているに違いない。
人は、自分が見ている
部分が相手の、ごく一部
だと言う認識が薄れている。

最悪の、どん底の姿を
自分の知っている人に
晒せる強さを、どれだけの
人間が実行できるだろう？

他人は、自分の状態が
良い時に集まって来る。
所謂、お零れ頂戴方式だ。
自分にも恩恵が受けられる。
それが唯一の目的なのである。

波風は何故、立つのか？
人が集まれば考え方や価値観
意見が異なるのは当然だから。

どれが正しいとか、悪いという
次元ではなく、それを、いかに
上手く調整してしまうか。
それが、腕の見せ所と言える。

波風が立っても、立たないように
いつもして生きている人が
果たして利口なのだろうか？
自分の意見を、ハッキリ言う。
これは、一番大切な事だ。
意見がないのは恥ずかしい。

わざわざ仲違いしようと
思う人は居ないだろう。
表面上は、いい顔をしている。
しかし、そんな人がキレたら
実は一番怖いかも知れない。