能力も山頂と下界

人は能力によって見えている景色が違う。
それは、話が通じないとか、考えられる
範囲や気付く部分に大きく表れる。

富士山に例えて見れば、最高クラスの
山頂の景色に居る人と２合目、３合目
５合目に居る人では見える景色が違う。
頭の中で考えられる内容に差が生じる。
その人が発言する意見で分かる訳だ。

おかしな事を平気で言う人は、常識に
欠けているし。突飛な意見は発想力が
あるけれど、人に支持される為には
違和感を取り除く作業を、本人が
どれだけ出来るかに掛かっている。

或いは、相手の頭が硬ければ、いくら
角度を変えて説明しても、それが
伝わって理解される事は皆無に等しい。
自分と同等のレベルであれば常識や
考え方が割と簡単に通じて行くけれど・・・

仕事や趣味の場でも、バラけて居る。
その状態の中で周囲と調和して
進められる能力は所謂、協調性がある
ないという分類を一般的にする。

相手との差があれば、あるほど、その
ギャップを埋められる能力が一方に
兼ね備わっていなければ、険しい道を
登る選択肢になってしまう結果になる。

それが待ち受けている事さえ、レベルが
低ければ分からない。進める為に協力者や
突破する方法を考えて思いつかなければ
万事休すという事になってしまうから。

個人の能力は、どこで発覚、判明するか
と言えば全く初めての事に遭遇して
難なくクリアーできるか、否かである。
自分の中でノウハウを持っていれば
どんな場合でも、この方法が適して
いるのではないかと模索して進める。

或いは、直観力が優れていれば
たとえ確固たる自信や説明が充分に
出来なくても、感触で上手く行く
と判断できれば最高クラスの人間。
山頂の景色を、常に見て生きている。

だから、優秀な人材は社長に対して
臆する事なく反対意見が言えるのだ。
保身術の人間は何合目に居るか、位置
しているかは、その人の力量に依る。
役職に関係なく、絶対にイエスマンに
徹して仕事をする人間が完成する。