結婚式 or 葬式向き

無表情や初対面の時に感じる。
世の中には、結婚式に向いた顔
と葬式に向いている顔がある。

つまり、結婚式は晴れの舞台
華やかな場だから、陰気な
タイプは、余り似つかわしくない。
それに対して、葬式は神妙な顔を
しておかなければならないので
暗いタイプが絶妙に似合っている。

個人経営の場合、結婚式と葬式を
兼任している所が結構多い。
世の中は派手に結婚式をする人
ばかりではないし、アットホーム
な雰囲気を重視すれば、ホテルや
大手に頼むより個人が妥当だ。

呼ばれる人は、何らかの関係が
あり、それなりの恰好をして
出席するのだけど、如何せん
個人の持つ顔や雰囲気まで
簡単に変えることは難しい。

結婚の時に参加する人と
葬式に出席する人を分担させて
いる家があるのは、納得のいく
現象だと言えるだろう。

わざわざ笑わなくても、それが
葬式の場合、不謹慎に感じる人が
居れば、その人は結婚式向きだ。

その場に適した自分を演じる。
それに長けている人であれば
余り苦痛や違和感を持たずに
やり過ごしてしまえるけど・・・

しかし、誤解を招く行為をして
いないのに、周囲から何故か
疎んじられる時は、自分の外見や
雰囲気を客観的に眺めるべきだ。

葬式に華やかさは必要ないし
陰気な表情や堅苦しい態度に
疲れると、もう出席したくない。
自然に、そう思ってしまう。

仲が悪くても、日頃ほとんど
付き合いがなくても親戚として
最低限は冠婚葬祭に出席する。
そういう習慣が出来上がっている。
しかし、全く何も言わずに
過ごす姻族や親戚も居るけど・・・