育ての母の心境

俗に血の繋がりがある
ｏｒ　ない人を区別する
言葉として産みの母と
育ての母と言われる。

家族構成が見掛け上
たとえ両親と兄弟が
揃っていても幸せか、
どうかは分からない。

産みの母と事情があって
別れて暮らしていた
としても、育ての母と
上手く行っていれば
何も問題はないから。

就職や結婚、パスポートを
取得する際に実の親では
ないと判明する事もある。

全然血の繋がりもなく
育ての母親でもないが
好感を持つ相手に対して
無条件で色々と教えて
あげる時、これは多分
育ての母の心境だと思う。

子供を育てている間は
怒っている方が多い
かも知れないけれど、
他人で人柄の良い人物に
出会ったら、人生の
先輩として教えてあげる。

身内でないからこそ
相手も色々と本心を
告白できるのだ。
口煩い親であれば
また小言や非難が
待ち受けている。

育ての母の心境は
無限の愛だと思う。

相手の成長を願い、
自分の出来なかった
事柄を乗り越えて
器の大きな人間に
なって貰いたいという
気持ちなのである。