( 長谷川 渚 vs 長谷川 聡子) 阿倍野ハルカス近鉄本店
■2016/4/3(日)
関西では話題になり、新聞記事や雑誌で目にされた方もいると思うが、
二人は共に日本酒杜氏で偶然にも苗字が、長谷川という姓
とはいえ親戚関係ではなく、偶然同姓と言うことだった。
女性ならではの酒造りの苦労 目指す酒造りについてお二方の話を聴くことができた。
(京都・亀岡の丹山酒造 長谷川 渚 杜氏・社長)
(「丹山酒造」長谷川 渚杜氏社長) 物心ついた時から 酒蔵は遊び場でもあり、昔は杜氏さんや蔵人さんたちに
よく遊んでもらった。 大きくなって蔵に入り酒造りするのは特別なことでなく自然なことだった。
「今まで日本酒を飲んだことがない女性にも飲んでいただける日本酒を
10年先を目標に自作の無農薬山田錦で、ほとんどの酒で展開したい。」
さすがに昨年社長という立場にもなられ ビジョンと目標がしっかりされていると感じた。
( 和歌山「田端酒造」長谷川 聡子杜氏)
母親(現社長)の実家 女の子でもあったから田端酒造の蔵には小さいときには入ったことがなく
祖父が体調を壊し酒造りが難しくなり、江戸時代から続くこの蔵を絶やしてはいけないと思い
酒造りのことなど何も知らないところから杜氏さんの指導を受けながら酒造りを始めた。
「私は、結婚して子供もいます。酒造りは、女性が働く環境としては決して楽ではありません。
これからは、女性も働きやすい蔵として酒造りの環境も考えていきたい。
今、手にしているのは、地元の米・水・酵母で造った「さとこの酒」
私に似て少々荒々しいと言われたりします。和歌山のしっかりした
味付けの料理に合うような味わいのお酒です。」
司会者から二人に 「酒造りのいろんな工程の中で特に何に一番気をつかいますか?」の質問に
お互い見合わせて 「やはり 麹(こうじ) ですよね~」で二人一致していた。
一番辛いのは、力仕事よりも 冬の寒さ・冷たさかな~
これも一致していた。
長谷川 渚:「丹山」について 「 京都は、料理が薄味なのでそれに合わせたきれいな酒質の酒造りを心掛けている」
長谷川 聡子:「羅生門」について「和歌山は、しっかりとした味付けの料理が多いので、それに負けない味わいの酒」
地域による味覚の差はあってもふたつに共通していたのは、自作・地元米で造る酒 地元の味覚を活かす酒造り
関西の美人酒 これからも注目していきたい。
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(寅)
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