一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

しおらしいことを言うより 塩らしさを食べるに限る ~ぶらり函館(5)

2018年06月24日 22時15分45秒 | 『麺』食い人間なんだよな

( 塩ラーメン  函館「根ぼっけ」)

 

 

ひかりの屋台 大門横丁を出たところで 22時前に灯りがともった。

先ほどまで暖簾も何もなく真っ黒だった格子小屋が、

突如 赤い暖簾をライトが照らし始め

にわかに ラーメン店が出現。



折角、函館に来たのだから・・・塩ラーメン ありだよな~

表は通りに面して広い間口の居酒屋

裏は大門横丁に面した通りに面する

張り出した屋台のようなラーメン店

背中合わせの店舗は、表と裏の顔を持つ店だった。

 店名は「根ぼっけ」

 

それにしても どういう意味なんだろう?  店名の「根ぼっけ」って

開店時刻が表の居酒屋より遅いから たぶん

「ねぼすけ」の北海道方言かなと思っていたら 違っていた。

 

「根ぽっけ」とは、北海道の名産干物で知られる「ほっけ」のこと

本来回遊魚だが、回遊せず函館に住み着いたほっけだから

皮が薄くて上品な味の上等ほっけのことらしい

 

昔、大分・杵築で食した 杵築城近くに住み着いたカレイ

昔は、殿様しか食べれなかった 城下カレイのほっけ版みたいなものかもな・・・

 

その根ぽっけそのものを食べることはなかったが  

「根ぼっけ」カウンターの目の前に置かれた 透明なスープとシンプルさよ

 

 

想像していた通りの特徴そのままの「塩ラーメン」なのでありました。

 

 つづく 

  

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(寅)