カラーは長男のおーちゃん、白黒の写真は若き日のゆきたんくである。今から25年も前のことである。場所は日大グラウンドである。井の頭線の桜上水駅で降車して歩いた。日本大学文理学部の陸上競技部のグラウンドである。今をときめく室伏広治選手の父親、室伏重信氏(中京大学教授)、石田義久氏(東海大学教授)、菅原武男氏(ゆきたんくにハンマー投げを初めて教えてくれた方)の3方がハンマートリオとしてオリンピックに出場していたのは、もう35年以上も前のことである。 その栄光のサークルでゆきたんくの長男、おーちゃんもハンマーを投げることができた。関東インカレである。 室伏親子のように、親子でハンマー投げをやっていることと、うちら親子は違う。室伏親子は学術的レベルでハンマー投げを語れるのである。二人とも博士様のはずだ。
もう、ゆきたんくはハンマーを投げれる体ではない。軽いハンマーでなら動きを見せるぐらいのことはできるが、もう若くはないのである。
しかし考えたら、時が過ぎるってこういうことなのだろうか。自分でできなくなったことを息子がやっている。そしてそのことで時代を超えて共通の話題があるのだ。(ちなみに次男のつっくんとはギターでつながっている。)
ゆきたんくは良い時の過ぎ方をさせていただいているんだなと思う。