旅というよりも、所用での移動が旅になったしまった例だ。
場所は北陸。
目指すは親戚のいる福井県だ。
夜行バスや電車が取れなかったので、ゆきたんくの運転で行くことになったのだ。
真夜中12時に出発する。
明け方4時57分、富山県の呉羽サービスエリアで一休み。
旅の中で、いくつか感動することがあるが、この夜が明けるのはすごく神秘的な感じがする。
日の入りはよく目にするが、日の出はそうはない。
ここで運転を女房ののりたんと交代する。
そして、ゆきたんく、初めての石川県に入る。
ここでアクシデント発生。
ブレーキをかけると奥まで踏み込めるようになってしまい、利かないという。ギアを使わせてどうにか止まり、運転を再びゆきたんくと交代する。
自動車の中には、次男のつっくん、義母もいたのだ。
時刻は朝の6時。開いているカーサービスの施設はない。
朝早く到着するのは分かっていたので、東尋坊まで足を伸ばそうかとも思っていたが、やめた。
石川市内を回るにもブレーキが怖くてできない。
ところが走っているうちに、何段階かに分けて踏むとブレーキがかかることが分かった。
ペーパーロックを起こしている。
近くには兼六園や金沢城がある。
とりあえず、通り道にあるものは写真を撮り、まっすぐに親戚のいる福井までいくことだと考え周囲にあるものの写真を収める。
石川県立歴史博物館は、戦争遺跡だ。かつての陸軍倉庫である。
そして、福井に親戚の家に着いた。8時である。
8時間のドライブはなかなかハードであった。
そして女房の義弟に、車のことを告げ、行き着けのガソリンスタンドで修理することにした。
そこでまたまた驚愕の出来事が。
後輪の内側の部分のワイヤーがむき出しになっていたのである。
後輪タイヤ。ワイヤーも磨り減っている。
ペーパーロックを起こしていたので、修理することになった。
もし、それがなかったら、安心して高い速度をだして走行していたはずだ。
そしてタイヤを2本交換したが、それもなかったはずだ。
ゆきたんくの自宅から、義妹夫婦の家まで約600km、往復で1200kmだ。
帰りの疲れている時に事故にあったと思うとゾッとする。
ペーパーロックがこのタイミングで起こって良かったと思う。
もう1時間早ければ、高速上でなっていたのだから。
車を治した後は、所用を済ませ旧交を温めて帰途についた。
よく考えると、旅のカテゴリーに入らない話かもしれない・・・