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伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

かつては…

2007-12-01 18:34:37 | 

前に「気さくな女将さん、美味しい食事、耳に心地よいせせらぎ。何をとっても都会ではお目にかかることのできないリラックスした空間がそこにあった。」と白川郷の項で述べた。 それより一年前、青森県は五所川原市(西の方…旧市浦村)にある十三湖に行った時のことである。同じようなことを感じていたのである。西を日本海、東を十三湖(世界遺産の白神山地近くにある十二湖とは違う)に挟まれた湖岸にある宿「岩亮」ではとてもリラックスして過ごすことができた。前日の岩手散策で熱中症にかかり、熱による消耗でボロボロになった体を癒してくれたのである。先に述べた白川郷は昔から、人の手の入り難かった所である。今でこそ交通機関が発達しているので6時間足らずで行けることもあるが、昔は大変な思いをしていたはずである。青森県の十三湖付近も風が強く人気(ひとけ)がなかったんだろうと思っていた。旅からの帰宅後、分からないことは調べることにしているので十三湖のことを調べてみた。  なんと、かつては国際貿易港として博多や境と方を並べる湊だったそうだ。詳しいことは五所川原市商工観光化のサイトを見て欲しい。かつては栄えた都市が天災により姿を消した例は世界中にある。もはや人が住んでいない例も多いのだが、ここは荒涼とした景色の中にも根をしっかりとおろして生活している人達もいる。そういった意味では白川郷も十三も変わらない。かつては国際的に繁栄していた地域が、実は地味な地方にまだ隠れているかもしれない。

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