伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

旧萬世橋驛遺構

2006-05-11 00:00:00 | 戦争遺跡

どうにか予約が取れて旧萬世橋驛遺構を見ることができた。わずか20分の短いツアーであったが、充分に満足できるものであった。このために特別に造られたフィルムは涙なくてはみれないものであった。かつて栄えた場所に自分が立っているということ。その場所は亡き母との思い出の場所であること。そしてもうすぐそれがなくなってしまうだろうということ。フィルムのナレーションの中で「建物がなくなっても、交通博物館の思い出はみなさんの心の中に…」というくだりがあった。それは建物の取り壊しを意味しているのだと自分なりに解釈した。もう予約は無理だと思い、見ることをあきらめていたレンガアーチや旧ホームに続く階段を見ることはできた。しかし、先ほどのくだり一つで胸が一杯になってしまった。一緒に行った次男は気付いてなかっただろうが、その後の見学はもう抜け殻のような状態であった。ありがとう、そしてさようなら、交通博物館。

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