伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

擬態

2006-06-07 00:00:00 | 言いたんく
 擬態。辞書には動物が、攻撃や自衛などのため、体の色・形などを周囲の物や動植物に似せることとある。写真はアゲハチョウの三齢と四齢のあいだの幼虫であると思うが、見事なまでに鳥の糞にそっくりである。鳥だって自分の糞を食べても美味くもないだろうから、この擬態は高級テクニックに入ると言えるだろう。実に素晴らしい。 しかし、地球上の生物の中で1番擬態の上手なのは人間ではないだろうか。攻撃や自衛のために自分を見事なまでに変える奴がいる。強くもないのに強がったり、利口でもないのに利口ぶったりする奴である。人間と他の生き物が違うと思うのは、騙されたふりをできるということだと思う。騙された振りが上手な程、騙したと思っている奴は馬脚を表すのである。生き物の中で最高の擬態、それは「騙された振り」のことではないだろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログ村Ping

http://ping.blogmura.com/xmlrpc/okr7t7fen957