ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

映画「ザ・シューター 極大射程」観ました。

2007-06-10 18:26:58 | 映画
楽しみにしていた映画を鑑賞しました。
結果は残念ながらの期待外れと言わざるを得ませんでした。

ベトナム戦争での永い戦いの末での相棒の思わぬ死。
その陰を引きずって一人で山に籠もる生活を送る、元海兵隊の狙撃手主人公のボブ・リー・スワガー。
大統領の狙撃を阻止するとの甘言で、大統領の狙撃の陰謀に巻き込まれる事に。
そして陥穽にはまった事を知る。負傷しながらの逃亡で、死亡した元の相棒の妻の助けを求める。
そこから自分を罠に掛けた相手への復讐が始まる。

原作を読んでいる者にはストリーの流れが判ると思うのだが、始めての方には良く判らないのではないか?。さらに現代の火器を使った闘い振りが大袈裟すぎている。銃社会の米国の戦争感が出ているのだろうか。
FBIの捜査員に手助けを強要し、巨大な国家の捜査網からの逃亡と陰謀の相手に肉薄する過程が説明不足だ。

原作では主人公の住む田舎街で、老弁護士が裁判で主人公の無罪を晴らすが、映画では対国家との図式から、司法長官が直接無罪を言い渡す形にしているのが不思議な展開だ。

「米国は西部劇の時代の様な銃社会ではない。司法による裁きが行なわれるのだ」と、司法長官は断ずる。しかしながら今回の陰謀を企んだ組織は法では裁けないが、と暗に主人公の銃による解決を暗示する。
そして銃による主人公の凄まじい復讐で映画は終わる。

ステーブ・ハンター原作の雰囲気が現代風に置き換えるとこの映画の様になってしまうのが残念だった。
映画の出来は Bの下 クラスか。
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