ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

映画「祈りの幕の下りる時」

2018-08-30 09:55:34 | TV DVD
DVDレンタル店で借り出している。
東野圭吾著のいわゆる「新参者」シリーズの最終作が原作である。

20数年前に郷里を逃避した父と娘の、「砂の器」に描かれた境遇に似たふたりの物語。
さらに主人公加賀恭一郎、16年前に失踪した母親の死を知り、生前の境遇を模索する。
そして立て続けに発見された、ふたつの死亡事件が奇妙にからんで来る。
月めぐりカレンダーに書かれていた、隅田川に架かる橋の名前の謎も明かされる。
最後は不幸な出来事から離ればなれになった父娘の、哀しいまでの境遇が心を打つ。

何故主人公が頑なに日本橋署勤務を望んだのかが、この物語で明かされる。
新参者シリーズで読んだり、ドラマで観た、日本橋人形町の情景がふんだんに出て来るのも嬉しい。
主演の阿部寛と松島奈々子の協演が見ものである。


                  
コメント (4)
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