Harumichi Yuasa's Blog

明治大学専門職大学院ガバナンス研究科(公共政策大学院)教授・湯淺墾道のウェブサイトです

久々に下関

2014年06月20日 | 自治体
昨日は、久々に下関に行きました。

下関駅には、かつては優等列車が止まった名残りで非常に長いホームがあるのですが、いまはそこに停まるのは1両編成、2両編成という列車が中心になっています。中間車を改造して先頭車にした電車を見かけました。デザインはもう少しなんとかならないものかという気がしますが、改造コストを抑えるためにはそうも言っていられないのでしょう。



駅弁を作っていた会社が廃業してしまったため、下関駅では駅弁もなくなってしまったようです。駅構内のコンビニエンスストアで売っている弁当も、ふつうのコンビニ弁当ばかりでした。

一般財団法人関門海技協会の評議員会の後、船の操船シミュレータを見せてもらい、タンカーが関門海峡を通過するところを実演してもらいました。飛行機のシミュレータとも似ていますが、前方の画面だけではなくレーダー画面も見ながら操船する必要がありますし、危ないときには決められた方法で汽笛も鳴らさなければなりません。
車や飛行機と違って、船は方向も速度も急には変えられません。また風や潮の流れ、周囲の漁船の数なども自由に変えてシミュレートすることができるそうです。
このシミュレータにはレコード機能もあり、後から操船の様子を再生することができます。「あっ危ない」というときにどう対応すべきだったのか、受講生同士で話し合うのに役に立つそうです。



評議員会では、「ECDIS」(電子海図情報表示装置)の話題が出ました。電子海図、レーダー、他船情報などを一つの画面に重層的に表示できるという装置で、外洋航海では国際条約により装備が義務化されているとのこと。自動操船装置と接続することもできるようです。
ネットワーク接続もできるそうですが、逆にいえばこういう装置に不正侵入されて誤表示を起こされたりすると、「船は急には停まれない」ので、大惨事になります。船の世界にも情報セキュリティ、サイバーセキュリティが重要になってきています。
http://www.jrc.co.jp/jp/product/marine/product/jan901b/index.html

その後の懇親会では、「長州くじら亭」で、鯨尽くしをいただきました。南氷洋の鯨は、もう食べられなくなるだろうとのことです。写真を撮るのを忘れましたが、最後にいただいた鯨の味噌汁が美味で、味噌汁だけおかわりしたくなりました。





懇親会の後は二次会に行き、締めにラーメン。高血圧の持病を持つ身には大敵で、めったにラーメンは食べないので、なんとも美味しく感じられます。さすがに鯨肉は入っていないようです。


コメント
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