Harumichi Yuasa's Blog

明治大学専門職大学院ガバナンス研究科(公共政策大学院)教授・湯淺墾道のウェブサイトです

隠れ家

2005年09月24日 | 食事
 香椎参道のイタリア料理店「隠れ家」に行った。
 この店にはオープン当初にランチを食べに行ったが、正直なところそのときにはパスタ以外は好印象を受けなかった記憶がある。味付けがあっさりとしすぎていて、サラダは水っぽかった。テーブルが小さいのに器がどれも大きく、テーブル一杯に重なりそうなぐらいにお皿が並んで、ナイフの上げ下げに気を遣うという感じだった。
 久々に行ってみて、「おやっ」と思った。まず、以前に行ったときには厨房(オープンキッチンになっている)に若い人が立っていたように思うのだが、シェフは私よりも一回り以上年配という感じだったことである。オープン当初からキッチンに立っているそうなので、私の勘違いだったのだろうか。

 まず、福岡の地ビールで、「ブルーマスター」というものを頼んでみた。舌に残るホップの苦みと、やや甘めののど越しとがミックスした味。

 手打ちパスタは、独特である。まるで十割蕎麦のような歯ごたえとコシがあり、麺も縮れている。今はフランス懐石なる店になってしまったが、昔緑園都市に「グリリヤ・マヤ」というイタリア料理店があり、そこで出していたパスタに似ている感じがする。
 メインディッシュは、ソフトシェル(脱皮蟹)を頼んだ。脱皮したばかり蟹なので、殻のまま食べられるというもの。日本では手に入りにくいのでイタリアから取り寄せているそうだ。
 味付けは全体的にやや甘め、ガーリックやスパイスは控えめで、福岡の人の舌にはよく合うだろう。
 シェフは会員制メンバーに携帯メールを発信したり、Blogでレシピを公開したり、なかなか工夫を凝らしているようである。
コメント (2)
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