おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

金の言いまつがい +銀の言いまつがい

2011-06-16 23:40:19 | 読んだもの
 「ほぼ日刊イトイ新聞」編集、糸井重里さん監修の「金の言いまつがい」「銀の言いまつがい」を読みました。「ほぼ日刊イトイ新聞」とは1998年6月6日に創刊された糸井重里主宰のウェブサイトです。通称・ほぼにち。ほぼ、と言いつつ毎日更新されています。投稿、インタビュー、対談等の読み物系のコーナーや手帳や腹巻などを売っている物品販売コーナーがあります。この「言いまつがい」は読者投稿から成立っているコーナーで、面白い「言い間違い」を集めてあります。

 そういう“一発芸?”のようなものを編集した本ですので、別に2冊セットで読まなくてもOKの本なんですが、帯に「※本書は、単独でもお買い求めいただけますが、『銀の言いまつがい』と合わせて購入されると、性格が柔らかくなる、識見が高まるなど、人生に素晴らしい効果があらわれます。」と書いてあったので、ま、金か銀かどちらかを選ぶのも面倒だったので2冊お買い上げです。

 今から7,8年前に「言いまつがい」という本が出ており、それも買いました。何が書いてあったかは覚えていないけれど、とにかく面白かったのだけは覚えていました。とりあえず「ガハハ」と笑えるだろうと期待して「金」から読み始めましたが、最初はもひとつで、面白いけれど爆笑まではいかなくて、パワーダウンしてるのかしらと思って読み進めていくと、突然やってきました。「新郎のお父さんがスピーチで『まだ半人前の二人ですが、二分の一×二分の一が一であるように…』とのたまった。掛け算したら四分の一になっちゃうぞ」で来ました。それで私のツボに入ったのか、それ以降は面白くて面白くて。

 一番面白かったのは「珍回答・応用編」で、いくつか例を挙げると
 ○うちの姉の珍回答。「妊娠十ヶ月で胎児の(  )に(  )が生える」という問題。姉の答えは「妊娠十ヶ月で胎児の(心臓)に(毛)が生える」。(正解は指に爪が生える)
 ○問題は「カッパーベルトとは何か」正答は「アフリカにある銅の生産地帯」ですが、先生が嘆いた答えは「カッパの皮で作ったベルト」
 ○高校の現代文のテストで「島崎藤村」をなかなか覚えられなかった友人は、苗字が2つ続いているような名前だということを発見し「しまざきふじむら」と覚えたところ、テストでどちらが前かわからなくなり「ふじむらしまざき」と書いて見事に玉砕していました。

 こんな調子で面白いことが延々と載っています。プロではなく、素人さんの投稿っていうのがすごいです。楽しく笑い飛ばせるのはいいんですが、これを電車の中で読むと「変な人」になってしまいます。ニヤニヤぐらいなひたすら下を向いていれば済みますが、この本はどうしても我慢ができなくて、「ブハッ」と声を出してしまいます。ワタシ、めちゃくちゃ怪しいおばちゃんになっていたんでしょうね。

 まえがきにも「『あなたひとりが愉快であるとまずい場面』では読まないほうが賢明です。具体的にいうと、満員電車、静かな図書館、初デート、会議中、授業中、気まずいケンカのあと、葬儀中、というようなシチュエーションでは、よしたほうがいいです。」と、ありました。と、言うような本でした。
 
コメント (2)
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