恥ずかしながら我が陶酔庵には水道の蛇口がなかった。
陶芸作業をするのに蛇口がないのは本当に不便である。
これまでは15mはなれたところからホースを引き、水撒きの蛇口をつけて
バケツや洗面器に汲み置きして手や道具を洗う始末であった。
そこで何とか水道蛇口を立ち上げたいと思い立ったが、過去に管工事は
経験がなかった。塩ビパイプもエルボも言葉すら知らなかった。そこで親戚に
詳しい人がいたので一通りの部品を揃えてもらって既存蛇口から新しい蛇口までの
部品の接続のイメージと構想が完成した。
翌日、部品の購入と言っても小部品で、肝心の13㎜の塩ビパイプがオイル高騰の影響か
どこも品切れ、翌日やっと見つけたが4mのパイプが我が家の1300ccの小型乗用車になかなか
すんなりとのらない。幸いやわらかく曲がるので狭い車の中を一周させ、さらに
助手席の窓から突き出してバックミラーとネオンタワーにくびりつけ何とか家まで運び込んだ。
翌日、両端の接続を残して、15mの配管だけを済ませ、
最終日はまず大工仕事で基礎木材を打ちつけ新しい蛇口を立上げる。
いよいよ15mはなれた古い屋外水栓に分岐パイプを接続し完了。
パイプの接続ボンドが乾くのを1時間ほど待って新しい蛇口から水が出た。
完成したらさらに欲が出て、屋外の簡易流し台「あらいぐま」まで購入。
久しぶりの充実感を感じるDIY作業。これで配管工事はマスターだ。
昼食をとる元気もなくビールをあけ一人で乾杯!!
小さな夢が実現し、また次の夢を呼ぶ。
そしてこの後3日間寝込むことになる。
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