「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

私のカセットテープ(1)

2010年08月06日 | 映画・音楽







私が初めてカセットテープレコーダーを手にしたのは、確か昭和46,7年頃の事。

初めて目にしたのは、その6年ほど前、それほどお金持ちとは思えなかったが
友人の野田君が中学校に持ってきて、ビートルズだったろうか?聴かせてくれたのだ。
ピアノの鍵盤の後方にカセットを入れてその後方にスピーカー部分が付いた縦長のヤツ。

その野田君の家に遊びに行ったら、畳半畳(少し大げさ!)もあろうかと言う
アンプ・スピーカー内臓のレコードプレーヤーがあった。

B面がカーナビーツの「オーケイ!」だったと思うが、SP2枚ほどを借りて、
20㎏~30㎏はあろうかと思われるレコードプレーヤを歩いて何キロも山を登り帰った記憶がある。

未だ誰も自家用車なんてもたないしタクシーなんて乗った事もない時代。
今思えばリヤカーを使えばよかったかも(笑)
私の音楽への感性がバチバチと火花を飛ばしたはじまりだ!!

彼の最初のカセットテープが見てみたくなった。
どんな箱に入って値段はいくら位したのか??
未だ日本製はなかったのかな??フィリップス製??

私が買った昭和46年頃のこのテープは1巻が1,000円。だから2本しか買えなかった。
その数年後?に手にするVHSビデオテープがビクター製で1巻3,900円だったのを記憶している。
1万円で2本しか買えなかった。どれもまだ需要が少なく多分まだ定価売りの時代だ。

ところでこのカセットテープの棚、友人の建具屋さんに作ってもらった特注品。
確か1万5千円だったが、1万2千円払ったところで終了(爆)

横に50巻×縦13段=650巻入る事になる。そこに現在500巻程のテープが並ぶ。

最初に整理番号1番から始めすぐに10番が来て、その後ABCを打つ事にしたが、すぐにZが来た。
仕方なくABCを繰り返していたらA巻だけでも何巻もあった。

ある日、もう成人した長男が2,3歳の頃義母に我が家で面倒を見てもらっていた時に、長男が
このテープで遊んでいて、背が高くて薄いこのテープの整理棚が倒れたそうだ。
幸い息子には怪我が無く済んだが、カセットテープはバラバラに飛び出して、
ABCを繰り返して並んでいたその順番は、もはや再現不可能でした。

その後ジャンルで分けたり、アーチストごとに分けたり、いろんな時期を経て今に至ってます。

多分カセットテープとしては初期の頃(野田君の時代)とMD・CDへの変換期の後期のテープ
(ケースの角が丸くなって、随分薄くなった)は我が家にはないと思います。


次回はちょっと変わったテープの御紹介!!みんな知ってたりして(爆)


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コメント (4)
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