2016.1.4 ウィンナー・ワルツ・オーケストラを聴き、新宿夜景を眺める
元旦に、ウィーン楽友協会グローサーザールホールで開催される恒例のニューイヤーコンサートをテレビで見た?聴いた?。
2003年にウィーンを訪ねたとき、わずか2日の滞在だったので、ウィーン楽友協会ホールは見ていない。
今春はじっくりオーストリアを旅しようかと考えていて、その予習を兼ねて、ニューイヤーコンサートを聴いた。
演奏は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団で、指揮はマリス・ヤンソンスだった。マリス・ヤンソンスが愛嬌たっぷりの指揮をするたびに、聴衆から喝采が飛んで、立ち見もある大観衆は大喜びの雰囲気だった。
私はテレビだから、ホールで聴くコンサートの感動には及びもつかないが、テレビであるが故に、指揮者や演奏者、聴衆のクロースアップがあったり、解説が入ったり、なによりソファーでお酒を傾けながら気楽に聴け、それなりに楽しんだ。
最後は、ラデッキー行進曲で終わるのも常のようだ。
正月に、ニューイヤーコンサートのためにウィーンに行くほどのゆとりはないので、代わりに、昨日3日に、東京オペラシティで開かれたウィーナー・ワルツ・オーケストラの宮殿祝賀コンサートに出かけた。(客席での写真撮影は禁止だったが、けっこう撮っている人がいた。この写真はインターネット転載)
指揮はイタリアのサンドロ・クトゥレーロだった。
このコンサートに気づくのがちょっと遅かったのでいい席がなくなっていたので、最後尾31列をインターネットでとった。舞台まで遠いが、ほぼ舞台正面だから音質もよし、演奏やバレーも楽しめた。
プログラムは、第1部 喜歌劇「美しいガラティア」序曲、トリッチ・トラッチ・ポルカ、映画「山猫」より、くちづけ、ワルツ「天体の音楽」、ポルカ「憂いもなく」、ピチカート・ポルカ、皇帝円舞曲、
休憩は20分あったが、2階のバーは長蛇の列でワインをあきらめ、
第2部は、ワルツ「ドナウ川の物語」、ワルツ「我が人生は愛と喜び」、ロシア行進曲、ワルツ「愛と春」、紙やすり、喜歌劇「小鳥売り」、歌劇「騎士パンズマン」より、ワルツ「美しく青くドナウ」を楽しんだ。
??、ラデッキー行進曲がない??、不思議がりながら拍手をしていたら、なんとアンコールがラデッキー行進曲だった。この曲はヨハン・シュトラウス1世が、1848年、ラデッキー将軍を称えて作曲した行進曲で、馴染みがあるし、軽快なテンポは元気づけてくれる。新春にぴったりの曲だと思う。
サンドロ・クトゥレーロも愛嬌があり、サービス精神に富んでいて、舞台を右に左に飛び回ったり、最前列の聴衆を舞台に上げて指揮を任せたり、大いに楽しめた。
帰りは新宿でディナーを取ろうと店を探したが、三が日で休んでいるところが多い。
インターネットで眺めのいい店を探し、高島屋14階の京都美先・新宿店を見つけた。
窓側の席の正面にスカイツリー、右手に東京タワー、左に最近できたマンションのイルミネーションが夜空を彩っていた。
コース料理は、本日のおばんざい4種、刺身 二点盛、真鯛と湯葉の天麩羅 京野菜添え、国産牛ステーキに、白ご飯 お椀 漬物 佃煮、 本日のデザートで、料金も手ごろだった。
美先のオリジナル酒「純米大吟醸 美先」がおすすめというのでいただいた。コクと香りがしっかりした酒で、料理に合う。京都伏見の山本本家の醸造で、ちょっとお高め。三が日だし、夜景付きだし、たまにはいいね。