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気がつけばふるさと離れて34年

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森の孤独

2020-05-12 12:01:00 | 日記
このところ日課になっている森の散歩はいつも夫と一緒に行きます。
時折二人の歩く速度が違って、突然森に独りぼっちで取り残されたような状況になることがあります。
それもなかなか心地良いものです。




これがドイツ・ロマン主義で重要な言葉となっているWaldeinsamkeit (森の孤独)ということなのかなと思ったりします。
「森の孤独」という表現は初期ロマン主義の作家ルートヴィッヒ・ティークの『金髪のエックベルト』(1797年)に登場します。

一部をご紹介します。

森の孤独よ
それは私を喜ばせる
今日も明日も
永遠に
何と私を喜ばせることか
森の孤独よ

以前にも何度かご紹介した『翻訳できない世界のことば』の中でもドイツ語のWaldeinsamkeit が登場します。
やはり森の多いドイツ特有の言葉なのですね。