本の整理ばかりではなく、今日はオペラや歌舞伎のプログラムの整理をしました。



3年前に聴きに行ったケルン・オラトリオ合唱団のプログラムを見つけました。

演奏会は我が家から車で20分程の所にあるアルテンベルク大聖堂で行われました。
(絵葉書の写真です)

この教会から徒歩で10分のところには「グリム童話の森」もあります。
森の中に童話の場面が再現されています。
コロナ禍でこれまで閉鎖されていましたが、再開したということですのでまた訪れたいと思っています。
童話の森に行く途中に落雷で真っ黒になった大木が残されています。
まるで神の怒りの鉄槌が振り下ろされたかのようです。

先日読み終えたカミュの『ペスト』の中で疫病が蔓延する町のパヌル−神父が教会で「この災いは当然の報い」と信者に述べる箇所があります。
ペスト禍という災厄は神の天罰であるというのです。
でも『100分de名著』の解説書では「神という観念を信じてそれに頼ってしまうと結局人間の責任というものがなくなってしまう」という文章があり、「責任逃れ」をする輩が多い現代社会においては特に心にとどめたい文だと思います。