内子の町

2013-01-19 01:07:21 | その他旅行き
伊予の旅 <二>

今週はなんとも短かった。
4日しかなかったというのもあるのでしょうけど、もう週末?って感じ。
淡々と日々をこなしてきたんだな。
まあまたお休みできるということでいいんですけど、一昨日くらいに旅から帰った感覚です。

では、その伊予の旅の続き。

内子駅は一階に小さな観光案内所があり、そこで町の観光マップを手に入れました。
町の散策コースと重要伝統的建造物群保存地区が描かれています。
散策コースは駅から伸びているので、そのまま辿って歩いてみる事にしました。

駅は町の外れにあり、新しくできた郊外の駅前のような雰囲気。
ロータリーがあり(中央にはSLが鎮座)、道路も歩道も新しく広々。
がらんとしています。
駅に近い民家も今風です。

しかし散策コースを進んで行くと、狭めの道の商店街となり、建物が俄然古びてきます。
昭和の匂いがぷんぷんするお店が次々現れます。
おお、これはいかん。
歩みが進みません。
色あせた看板や、このメーカー今あるの?って商標、サッシでない昔のガラスのはまった木製の戸板、なんかが引退することなく現役で頑張っています。
地方都市の商店街はシャッター街になってたりしますが、こんなに古いのにここはほとんどのお店が営業していて元気です。
素晴らしい。

通りの各所に設置されたスピーカーからは耳に障らない音量で童謡が聞こえてきます。
これもいいなあ。
「どじょっこだーの、ふなっこだーの
なんてのが流れてます。
久しぶりに聞いた。



っと、びっくりした。
人が店先に座ってると思ったら、人形でした。
「商いと暮らし博物館」てとこのディスプレイでした。
薬屋さんのようです。



そんなこんなでお昼も過ぎ、お腹も空いたので昼食にすることに。
漆喰の綺麗なお店でお蕎麦をいただきました。
古い町家をお店にしていて、広い座敷にテーブルがいくつも。
中庭があってその周りを縁側みたいな廊下が囲み、厠へとつながっていたり。
蕎麦も美味しいかったですが、建物もおもしろかった。
ここ以外にも入ってみたいと思うお店が和洋いくつも。
食事に困ることはなさそう。