初、錆落とし

2015-04-30 23:00:47 | 自転車
もはや愛車と言うと自転車に怒られそうな使用頻度のマイチャリ。
ご機嫌伺いも兼ねて久しぶりに掃除してあげよう。
はや季節は初夏だ。
自転車に乗るのに一番いい季節。
今年は5月の安定した気候の内に、精々乗ってやろうと思っている。
気持ちよく乗るためにはやはりきれいな自転車でないとね。

まずは古タオルでフレームを乾拭き。
フレームはさして汚れていない。
それでもいろいろと取れないキズや錆、汚れが増えてきている。
遠目には目立たないのでありがたいが。
次は車輪のハブ周り。
油分のあるところなので埃を吸って真っ黒だ。
取れるかなと心配したが落ちてくれた。
ペダル、クランク、BB辺りを同じように磨き上げる。

そしてディレイラーとチェーンリング、スプロケット。
こいつらが一番ドロドロだ。
それでも薬剤を使わずとも、古タオルで拭いてあげれば油と埃の混合体は古タオルに居場所を移し、輝きを取り戻してくれた。
スプロケットが錆びてたらどうしようと心配したが、難を逃れたようだ。

最後は錆落とし。
2年か3年前に買ったまま使っていなかった錆落とし剤。
いよいよ使う時がきた。
昨夏、雨に打たれた直後にメンテナンスする機会を得られず、放置した結果発生した錆。
チェーンと各所のネジ穴がところどころ茶色い。
作業に取り掛かろうと錆落とし剤の説明書を読むと、「チェーン他(ブレーキワイヤーやスポークなど切れるとまずいもの)には使うな」とある。
亀裂が入る可能性があるので危険とのこと。
つまり錆落とし剤は金属の強度を低下させる副作用があるということか。

残念だが、了解。
チェーンはそのままに、ボルトのレンチ穴に湧いた錆をターゲットにした。
どれくらい落ちるのだろうと疑心暗鬼だったが、これがキレイに落ちる。
ネジはピカピカになった。
ただ、フレームの塗装面に湧いた錆には効き目がなかった。
残念。
それでも、目障りな茶色いシミが視界から消え、大満足。

洗車後、早速ポタリングを楽しもうと走り出したが、雨がパラついてきた。
折角キレイにしたところだし、また濡れて錆が浮いたら嫌だなあと、早々に帰宅。
昨日までの、天気なら良かったのに。
その後歩いて外出したら晴れてきた。
どういうことだ。

損なわれてしまったもの

2015-04-29 00:10:36 | テニス
この土日はフルコースでテニス。
そのせいだろう月曜に疲れが残った。
腰周りが重い。
その前の週は山に行ったので月曜日は脚が痛かった。
山に行って筋肉痛になるのはよくあることなのであまり気にして無かったが、テニスして疲れを持ち越すとはどうしたことか。
久しぶりならともかく、毎週のようにやってるのに…。
また年取ったってことかな。
長くラリーしてると脚がもつれてくるし。
あまり無理しないようにプレーしないと怪我しそうだ。

にしこりくんはバルセロナオープン2連覇おめでとう。
ナダルを差し置きつかんだ第1シードの面目躍如だ。
すごいなあ。
対してナダルはどうしたのだろう。
クレーコートなのに早々に負けていた。
最近のナダルの試合を見ていないのでなにがどう変わってきているのか分からないが。
自身の調子が悪いのか、相手の調子が良かったのか。
彼もお疲れなのかもしれない。

私自身の調子はバックハンドストロークがまたおかしくなってきた。
ドライブショットはボールをラケット面の真ん中に当てられない。
スイング軌道のイメージと実際が違うのだろう。
ずれの程度はひどく、ラケットの先端に当たったりする。
だいぶ横振りしてるようだ。
縦に振り上げる筋力がなくなってきたかな。
自分から威力あるボールは打てなくなっても、相手の威力あるボールは返せるままでいたいなあ。
筋力でなく抗するにはどうすればいいのだろう。
苦手のタイミングを磨くしかないな。

こんな風に過去にも節目節目で体力筋力の低下を感じる時があった。
これは言葉に出来ない自分の中の感覚で、今までとは違う一線を越えてしまった感をなんとはなしに感じるのだ。
この経験はまだ無いので想像だが青春時代が終わった時のような (これは体力じゃないか)、大人になったなのだなと思った時のような(これも体力じゃないな)、学生時代に持っていた人生最強の筋力を無くした時のような。
そんなさみしさが心の片隅にいつの間にやら座っているのだ。


行楽シーズンスタート

2015-04-26 21:07:12 | Weblog
この土日はとてもお天気よろしく、皆さんこぞって車で外出されたようで、幹線道路はどこも渋滞。
土曜のスクールの帰り道は通常ルートを大きく変える事を余儀無くされ、日曜はテニスの開始時間に全然間に合わない遅刻をすることに。
これからは渋滞をあらかじめ予測して行動せねばいけませんな。
そんなことくらいしか話題がないので土曜日に撮った写真を。

<割れ目に咲く>


<新緑、輝く>


<小地溝帯>


鹿が三匹

2015-04-25 00:07:51 | 山行
小塩山からの下山は勝持寺側に降りた。
下り終え駐車場に戻る前に、駐車させてもらったお礼に大原野神社にお参りした。
掲示された由緒を読むと、祭神は奈良の春日大社より分霊された春日神だった。
だから?なのか、手水舎で水を吐いているのは鹿だった。



うわあ、神前を護るのは狛犬でなく鹿だ。
多分雄の鹿と雌の鹿。
鹿って神使としてはイメージできるけど、神様を護る守護獣としてはどうなのかな。
神様を置いて逃げそうで心配だ。



そういえば、狛犬でない獣が神様を護ってる神社に過去何度かお参りしたことがあった。
珍しいものを目にした時の「おほほー。」って思う、新たな発見に似た沸き立つ気分。
鎌倉の佐助稲荷神社は狐だったし、京都の護王神社は猪だった。
それらを超える意外感を味わった。




大原野西嶺上陵

2015-04-23 23:58:13 | 山行
小塩山の山頂には淳和天皇陵がある。
山に登る前は記念碑的な石碑でもあるのかなと想像していたが、とんでもない、しっかりと宮内庁管理されたお墓だった。

<入口>


登ってきた登山道とは打って変わり、御陵の周りは杉なのか檜なのか針葉樹の林で、森閑とした雰囲気。
なのだが頂上付近には麓で見かけたハイカーがたくさんいて、参道も賑やか。
誰もいない時に歩けばまた違う感慨を得られたろう。

<石畳>


山の上にお墓があるなんて珍しいのではないかと思い、ネットで少し調べてみた。
淳和天皇の在位は平安時代で、死んだら火葬し遺骨を粉にして小塩山に散骨するよう遺言したらしい。
葬儀も墓も不要と指示したそう。

<制札>


当時は天皇だけでなく豪族などの権力者の葬儀には莫大なお金を使い、使役が発生したのだろう。
いろんな解釈があるようだが、困窮する民を救うため身分に合った葬儀、簡略化した葬儀とするよう「大化薄葬令」が公布されている。
淳和天皇のは究極の薄葬だったわけだ。

<拝所>


今の御陵は後に幕末から明治にかけて造られたものだそう。
それまでは小さな塚があるだけだったらしい。
遺言(遺詔と言うらしい)は時代を超えて違えられた事になる。
まあ、近代の民より貧しかったろう平安の時代の民が助かった訳だから、納得してくれるでしょう。

<御陵>



小塩山へ

2015-04-21 23:26:28 | 山行
この時期の晴れた日のドライブはなんでこんなに気持ちいいのだろう。
高速道路から見える山は萌黄色。
樹種により色の異なる新芽の木々や、初夏に向け葉を落とす前の竹林が遠目に移動して行く。
世界は光に溢れ、みんな生きていることを謳歌しているようだ。
京都縦貫道の大原野ICを降り、不案内な道を大原野神社を探し進む。
民家や田畑の間の狭い道を辿り、なんとか探し出した。
そこの駐車場に止めさせてもらう。
料金400円。
彼らも小塩山のカタクリを見に行くのだろう、団体さんが駐車場に拡がって出発前の準備体操をしていた。
人気の山のようだ。



私も準備して出発。
小塩山は山頂に淳和天皇の陵があり、それ故名が付いたのだろう天皇陵道を上りに使う事にする。
一旦道路を下り右折、しばらく舗装道路を行く。
正法寺の池を右に見て、急になった坂道を上った。



周りは整備された竹林でタケノコの産地らしい。
途中の民家の玄関で、朝採れのタケノコを並べ売っていた。
旬の食材だな。
ビッシリと剛毛を生やし焦げ茶色の皮をまとった巨大なタケノコが、竹林脇の道路の法面からニョキーンと屹立していたりしてギョッとする。
その内舗装道が切れ、より深い竹林に入る。
人んちの山を歩いてる訳で、道しるべは無く、幾つか分かれ道もあり、この道でよいのか少し不安がよぎる。



獣除けの柵があり、頑丈な扉を開けくぐり閉じ、さらに進む。
柵を越えると竹林はひどい荒れ様だ。
タケノコ畑にはとても手が掛かるのだなと分かる。



道は登山道らしくなり、周りは雑木林に変わった。
道は正しかったようだ。
途中左手南側の眺めが良い場所があった。
足下から麓にかけて萌える新緑が輝き、谷間に村が長閑に横たわっている。
さらさらとした風の中、しばし佇む。



駐車場にあんなにたくさんハイカーがいたので、すれ違いや抜きつ抜かれつの多発する山行きになるかとげんなりしたが、山頂までに会ったのは3パーティだけだった。
みんな反対側の勝持寺側から上ったようだ。
ツツピー、ツツピーと鳴くヤマガラだかシジュウカラだかの声がする。
サクサクと自身の落ち葉を踏む音。
時折現れるミツバツツジが紫色の彩りを見せる。
シーズン始めの登山は幸先良く、とても穏やかなものとなった。


ようやく思いを遂げた

2015-04-20 23:23:32 | 山行
何年前だったか忘れたが、カタクリの花を撮りたいと初めて思い、山頂の公園にカタクリが咲くという山に登った。
が、遊歩道のはるか遠くに一輪咲いているのを見つけただけ。
次の年だったか、別の山でカタクリの花を見つけるも笹の葉に埋もれ、撮った写真もピンボケ。
その後は毎春カタクリの花を思いつつも具体的行動には出れずにいた。
カタクリって身近な花のイメージがあったが(子供の頃見た訳ではない)、里山が昔の様な機能を果たさなくなって激減していることを知り、あきらめ気分が出て来たからだ。

今春は久しぶりに事前調査してみた。
ネットでカタクリの咲く地を調べるとヒットする面白そうな所は関東の山ばかり。
それでも関西でヒットしたところに小塩山(おしおやま)があった。
京都の西山にある。
地元の自然保護団体が防獣ネットを2008年から設置することでシカの食害を防ぎ群落が戻ったとのこと。
関東地方のカタクリ群生地ほどではないにしても、たくさん咲いている様なのでありがたく訪れる事にした。

心配はもう花期が終わってるかもしれないという事。
そうであっても来春来る時に時期を計れるよう、どれくらい過ぎているかを確認できればいいだろうと駄目だった時の理由にした。
当初は日曜日に行くつもりだったが、週初晴れだった日曜の天気予報は日に日に悪くなり、金曜日には雨になったので急遽土曜日に繰り上げた。
土曜日は天気予報どおり晴れ、日中は20℃まで上がる暖かな日となった。

登山の行程は省略(また別途)。
小塩山登頂後、山頂付近の保全地に向かった。
保全地は御陵の谷、Nの谷、炭の谷と3ヶ所あるようで、一番密度の濃そうなNの谷を選んだ。
そこは日の差す緩やかな斜面で、人一人が通れる幅の観察路が設けられ、一方通行で歩いて廻る。
他にもたくさんの見学者が。
防獣ネットを設置した自然保護団体の方が現地にたくさんいらっしゃり、お願いすればガイドしてくれるようだ。

落ち葉で埋まった斜面には、おお、咲いてる咲いてる。
夢にみたカタクリの群落が間近に観察できた。
花は思ったより小さかった。
斜面一面を覆う程の数ではないが、それでも結構な数が咲いてる。
花期としては終わりつつあるようで、疲れた花が半分くらい、蕾の株はもうなかった。
ギリギリ間に合ったようだ。
良かった。
カタクリ以外にもエンレイソウだとか、ミヤマカタバミだとか周りで声が上がるが、私の興味はカタクリに集中。
スミレの花に少し浮気したくらいで、あとはひたすらカタクリの撮影に終始した。
2時間弱も撮影を楽しんでしまった。










今年の春はホントに…

2015-04-15 22:07:49 | Weblog


月曜日から今朝まで雨と風が強かった。
春の嵐だ。
先々週、パッと満開になったソメイヨシノ。
すぐに散るだろうと思っていたが、直後の寒さのせいか意外と長持ちし、緑の葉を混じえ長く目を楽しませてくれた。
その花もこの嵐でいよいよ散り果てる事に。
残った花軸が赤い彩りを残し、桜の木らしい枝ぶりが華やかだった花の名残りを見せている。

そんな桜を目の隅に、風に揺さぶられる街路樹を見る視界が黄色い。
んん
目がおかしくなった気がしたが、クスノキが葉っぱを黄色くしているのだと気付く。
もうすぐ盛大に葉を散らすのだろう。
梅花や桜花の桃白色を見慣れたからか、荒天下の暗さもあってその黄色は異質な世界に迷い込んだような眺めだ。
五月病の憂鬱な気分はこんな色合いなのではと想像した。

そんな不純な天気もお昼頃から回復し、水色の青空が覗くようになった。
やっぱり青空はいいな。
今週末は白く霞んだ春らしい空の下、新緑を背景に花や町を撮影したいものだ。


急停止

2015-04-09 23:59:00 | Weblog
この二日間の寒の戻りは極端だったな。
厚手のコートを再び出動させた。
クリーニングに出す前でよかった。
長野では桜の花に雪が積もったらしい。
それはそれで写真に撮ってみたくはある。

毎年書いてる気がするのだが、最近の春は急に暖かくなったり寒くなったりしすぎだ。
3月は3月の、4月は4月の気候であって欲しいなあ。
一歩一歩季節を進めて欲しい。
いわゆる平年並みの気温の日ってどんなだったか忘れちゃったよ。

いやいや毎年こんなだって事は、これが近年の一般的気候なのかもしれない。
平均すれば平年並みの気温になるだけで、春は暑いか寒い日しか発生しないのだ。
平年並みの気温の日というのは存在しないのだ、きっと。

<ボケの花>




そろそろ踊場から次の一段へ

2015-04-08 23:36:14 | テニス
先日のスクールでのこと。
レッスン後半でゲームの時間がたっぷり取られた。
ペア固定で何ゲームか行ったが、悔しい事に全敗だった。
いつものメンバーにもやられたが、振替に来ていた上級の方にもいいようにやられた。
ポーチでやられるは、チャンスボールは確実に決められるは、いつもと違うポイントの取られ方にレベルの違いを感じた。
ショットのスピードや威力にさして差は無く、その確実性、展開の違いに為すすべがなかった。
うまいもんだ。

こちらは決め手にかけ、チャンスボールもモノにできないこと多数。
対外試合の時の様に緊張でいつものプレーが出来なかった訳ではないので、実力で負けてしまった事になる。
如何にいつも漫然と試合しているか思い知らされた。
このところずっとショットひとつひとつの完成度を上げようと練習してきたので、試合運びをどうするかなんて観点では頭を使ってなかった。
トスの練習に時間を使っているのでサーブもまずまず許せる結果を残せる様になって来たし、そろそろ試合の組み立てや戦術に意識するポイントを移して行こう。

とりあえず相手の出方により基本的な対処方法を決定する事からだな。
同じメンバーでやっていると展開がいつも同じで、攻め方に迷いは出ない。
が、対戦相手にいつもと違う攻められ方をするとどうしていいか分からなくなる。
いつもほぼどちらかが雁行陣になるのでお互いの距離があり反応する時間があるのだが、こちらの平行陣に対し相手も平行陣に出てこられると圧迫感があり、逃げの(であろう)ロブを上げてしまう。
それもありなんだろうけど、強く率直に攻めたいと思った。
コース、高低、強弱、でもって攻める気構えをまず持たねばなるまい。
そういった展開に馴れるよう、相手の平行陣にこちらから仕掛けて場数を踏もう。