街に生きる

2016-03-31 00:10:55 | Weblog
冬の間、なにやら鬱々とした気分に囚われて、気晴らし方法をいろいろと企画し実施せずにはいられなかったが、春という季節は不思議である。
日々心に被さっていた覆いが取り去られ、毎日の生活の何がどう変わったというわけでも無いのに、心軽く過ごせるようになった。
通勤時、首をすくめて寒さに耐える必要がなくなり、足元の小さな花や新しい緑が目に留まるようになったその事が、私には大きいのかもしれない。

さて、例年楽しみにしていた里山の春の野草の撮影が難しくなって、どうしたものかと思っていたが、その通勤路の足元、街路樹の根元の土に生える雑草が、畑で狙っていた野草とほぼほぼ同じである事に気付いた。
なんだ、こんな身近に居るではないか。
てことで今年の春もいつもの被写体をGETした。
背景がいつもと違うけど。

撮った写真を見てみると、畑の草花と違うところがあった。
街中のは砂埃だらけ。
汚れを纏いつつ、それでも元気に葉っぱを伸ばしていた。
















敗北宣言、その後のその後

2016-03-30 01:01:10 | Weblog
昨年末受けた人間ドックの成績が悪かったので、再検査に行って来た。
肝機能や脂質の血液検査だけ。
結果は大幅に改善。
酒量を減らした効果がしっかりでたようだ。
急な病気で数値悪化してたのでなくてよかった。
今の酒量でこれからも過ごしていこう。

しかし腑に落ちないことがある。
同じ医療機関で再検査したのだが、持ち帰った成績表の基準値の範囲が人間ドックの時のそれと違うのだ。
再検査時の基準値の方が甘くて、多少検査値が悪くても基準値内に収まる。
今回の再検査の数値を人間ドック時の基準値範囲に当てはめると、半分がまだオーバーしている。
いいのか

医療機関が違うと使用する基準値が若干違うことがあるとは聞いていたが、同じところで違うとはなぜなんだ?
思うに人間ドック時はより厳しくチェックして悪化の兆候を見逃さないようにし、再検査時は本当に治療が必要かどうか判断する数値を使用しているのではないか。
こんなカラクリ(推測だけど)を知ると、少し検査数値が悪いくらいなら、再検査で同じ数値が出ても問題なしの診断が下される訳で、再検査料がもったいなくて受けなくなるな。
そんないけないことを思った。


ふたつのgaseネタ

2016-03-27 21:00:08 | その他旅行き
東京の桜は29日に満開だとか。
お花見に行くぞぅ。
今日は27日だから7分咲きくらいか。
東京で一番人気らしい目黒川の桜を見てやろうと向かった。

が、着いてみて唖然とした。
なんだこれは、ほとんど咲いてないではないか。
満開近いってのはどこのことなんだ?
もう愕然とした。
カタクリの花とサクラの花を天秤にかけて、桜を選んだのに。

カタクリは見頃とあったので、これは痛い。
サクラの方の調査不足だ。
遅ればせながら満開予測サイトを見ると、東京の満開は31日になっている。
先週の情報だったから古かったか。
仕方ない、一週間お預けだ。
その後の撮影対象を別の花に振り替えて半日過ごした。

お天気はあまり良くない予報だったのが、穏やかに晴れる一日。
こちらは予報が外れてくれてありがたかった。
日陰はひんやり、日向はほんのり。
これぞ春の肌触り、という空気につつまれて知らない街を歩いた。
これで桜が咲いてれば完璧な春の日だったのになあ。

<満開の桜、幻視>


<これは本物>



ちょいと海外へ

2016-03-26 20:47:18 |  神奈川県全市町村探訪
横須賀には米軍基地がある。
猿島に渡るべく横須賀中央駅から三笠公園の船乗り場へ歩いていたら、途中の道路にすごい長さの行列が出来ていた。
なんだなんだ?
どうやら三笠公園横にある米軍基地でなにやらあるらしい。
フェスティバルがどうのと貼紙がチラと見えたので、イベントがあるようだ。
船の時間が迫っていたのでそれ以上詳細は追求せず、その時は横目に通り過ぎた。

<レモネードのカップ>


猿島で遊んで三笠公園に戻ってきても、行列は無くなったものの付近は人で溢れている。
行列を並ぶ必要がないならどんなものか覗いてやろう、とイベント内容も分からずみんなの向かう先について行った。
どうも普段は入れない基地内に入れてくれるみたいだ。
施設見学とかさせてくれるのだろうか。
入場の間隔を開けるためかしばし待たされる。
アメリカ国籍、または日本国籍を持たない外国人は身分証の提示が必要との看板が。
運転免許証を見せたらいいのかなと思いつつ、再び進み出した列を追う。
軍服きた米兵や警察官がいっぱい立って警戒している。
ちょっとドキドキ。
入場するには金属探知機をくぐらねばならず、それで渋滞していたよう。
10台くらいあるのにそれでも待ちが発生するほど人が多い。
スマホ、腕時計など鞄に入れて係りの人に渡し、身ひとつで機械をくぐる。
前のお兄さんがチャイムをならしてちょっと狼狽し、ベルトが反応したのか?と抜き取ってくぐり直していた。

<フットボール場>


我々入場しようとするものとは逆に帰って行く人もたくさん。
ピザの入っていそうな紙ケースを持った人が結構いる。
これだけの人を集めるって、中ではなにをしているのだろう。
賑やかな音楽やざわめきが流れてくる。
ぞろぞろと歩いて行くと鉄条網が張られたフェンスがあり、扉が開かれていてそこから敷地内に入った。
ますます賑やかになってきた。
会場の端に到着。
会場案内図とイベントスケジュールが記載された貼紙があった。
それでようやく内容判明。
どうやら仮説の舞台で歌やパフォーマンスを披露し、各所で食べ物にジュースやアルコールを提供するから、飲んで食べて楽しんでちょうだいというお祭りのようだ。

<消防車のポンプの圧力計?>


会場内もすごい人。
渋谷の駅前みたいにみんなあちこちに向かって歩いてる。
日本人はもちろん、外国人もたくさん。
とても広い敷地なのにこんなにたくさん人がいるって、すごい規模のお祭りなんだなあ。
各種看板は当然英語。
道の表示も 「McCormick St.」 とか 「Clement Blvd.」 なんて書かれてる。
入れるのは軍事施設のある部分ではなく、居住区?だけのよう。
会場の境界辺りには軍服着た人が立ってて会場外に行かないようチェックしている。
ブラウン運動してる粒子の気分になって、あっちにフラフラこっちにフラフラ歩いて回った。

<ボーリング場>


子供向けにバルーンハウスがあったり、手作りの的当てゲームなんかのテントがあったり、でっかいアメリカ製?の消防車が置いてあったり。
そこここにあるテントではTシャツやらタオルやら、向こうでの縁起物らしいコインというものやらを基地関係者のみなさんが売っていた。
フードコートではアメリカンな食べ物がアメリカンな大きさで売られ、どこもかしこも行列だ。
ビスケットのオレオのフライなんてモノが売ってたり(なんだそりゃ )、飲み物はレモネードだったり。
先ほど見たピザが人気のようで、平たい箱を持った人をよく見かけた。
向こうではビールに泡は乗せないのか、でかいプラスチックカップにウーロン茶が入っているように見えるビールを持ってる人も多数。

<向こうの消火栓>


居住区には常設のマクドナルドの店舗やフードコートの入った建物があったり、ボーリング場があったり、映画館があったり、ポストオフィスがあったり、バス停(どこに行くんだ?)があったりする。
もはや一つの町があるみたいだ。
それだけの人が働いてるということだね。
どんどん奥へ歩いて行くとようやくお祭りエリアが終わり、密集状態も解消。
球技場があった。
ソフトボール球場にフットボール場、ビーチバレーコートなんてのも。
歩いた範囲にテニスコートは無かったなあ。
その向こうがようやく海で、岸壁があって行き止まり。
海の向こうにここに来る前遊んだ猿島が見えた。


賑やかな無人島

2016-03-25 01:17:04 |  神奈川県全市町村探訪
神奈川県全市町村探訪シリーズ、次は以前に訪れた先と少し重なるが横須賀市。
市内だがとても辺鄙な場所に行ってきた。
海上に浮かぶ無人島、猿島だ。
江戸時代の昔から第二次大戦まで砲台が置かれた島で、それ故一般人は立ち入れず、自然が手付かずで残された東京湾最大の自然島だそう。
砲台跡や弾薬庫などが残っていて、猿島公園として管理されている。



あれ?どこかで聞いた事があるような…。
そう、和歌山市にある友ヶ島と同じような生い立ちの所だ。
友ヶ島訪問時は時間が限られてしまい不完全燃焼に終わったから、場所を変えてまたレンガに萌えよう。
猿島へは1時間に1本船が出ている。
何十人もの乗客ときれいな双胴船に乗って10分ほどで到着。



さあ、島内を探検だ。
と出発したが有料の公園でもあり、通路はとてもよく整備され、探検て感じはない。
廃墟感は乏しく、史跡見学している感覚。
レンガ造りの弾薬庫や兵舎跡の入口は鍵付きの鉄格子がはめられていたり、板で塞がれていたりして内部に入る事はできない。
残念ではあるが、子供やお年寄りの方でも安心して見学できる所である。



それでもレンガや石積みの壁は重厚で、その苔むした佇まいは時の流れを感じさせる。
常緑の木で覆われた植生が意外だった。
落葉広葉樹がもっとあっても良さそうな緯度にあるのに。
海に近いと常緑樹優勢になるのだろうか。
あるいは防衛上の観点から葉が落ちて見通しがよくならないよう常緑の樹々で覆うような対策が取られた結果なのだろうか。



弾薬庫や司令室につながるトンネルなどは見応えたっぷりなのだが、五つある砲台跡はあっさりしていてさみしい。
一つを除き、丸く敷かれたコンクリートの土台が残るだけなのだ。
平べったい。
もう少し立体的な何かを遺してくれても良かったのに。
コンクリートに埋め込まれた鉄筋が地面すれすれに切断されて円を描いて並んでいるのがわずかばかりのアクセント。



島の一番の高みには展望台があり、半地下の弾薬庫とかとは違うコンクリート製の建物がある。
建物の出自は不明。
やはり中には入れない。
まあここは多人数で入ると床とか崩れるかもしれない。
一番廃墟然としている。
壁のひびやしみが素敵である。



島を一巡りし桟橋のある浜に戻った。
冷えた身体を海の家で買ったホットコーヒーであっためた。
海の家はガッチリとした建物で、広いデッキにベンチが並び、とても立派である。
観光シーズンだけ食事や飲み物が供されるようだ。
バーベキューの器材も貸してくれるので、食材だけ持っていけばよい手軽さ。
まだ寒さが残る日だったけど、海の家前の小さな砂浜では何組もバーベキューを楽しんでいた。
島内には3時間滞在。
コーヒーを飲んでたら、我々が来た時より多く乗客を乗せた船がやってきた。
上陸客と入れ替わり乗船。
猿島よ、ではではさらばじゃ。




さあ、桜咲く公園に行こう。

2016-03-21 22:00:02 | その他旅行き
三連休のお遊びは、結果的に公園巡りと言っていいものになった。
土曜日、まずは上野公園。
東京国立博物館で 「春の庭園開放」 をしているとのこと。
普段は庭園散策はできないらしいので、この機会にと雨降る中行ってみた。



到着は午後も半ば。
雨も止んで日が差してきたので、傘をささずに撮影できるぞと喜んだが、荒天のため開放は中止の貼紙。
ありゃりゃ、折角来たのに。
短い時間で展示物だけ観賞する気にもならず、散策するのを隣にある上野恩賜公園に変更した。



東京国立博物館があるのは公園の北東側。
そこから公園を縦断し、南西にある不忍池までフラフラと、気になるモノを見つけては寄り道して歩いた。
とても広い公園で、敷地内?や敷地横に美術館やら動物園やら神社があって、都会の公園だなあと感じさせた。



歩いていると桜並木が…。
開花はまだだけど通路の両脇にはお花見スペースが区画割りされ、ゴミ箱が設置され、花見客をいつでも迎え入れる準備が整っていた。
事細かに花見の禁止事項、注意事項が掲示され、これだけ人が多いといろいろあったんだろうなと思わせる周到さ。
開花したらこの通路はどうなるのだろう。



それにしても外国人観光客がいっぱいだった。
みんな何を見に来てるのだろう。
花見目当てなのかな。
それとも日本の公園の雰囲気を味わいに来たのだろうか。



不忍池にはカモメがいてびっくりした。
海から結構離れてるのに…。
観光客のくれる餌が目当てのようだ。
桜並木の花はまだ咲くには時間が必要そうだったが、池畔には花を付けてる桜もあって、みんなの被写体になっていた。
私もパチリ。




上と下がアンバランス

2016-03-15 23:38:58 | テニス
脚力は自転車通学のおかげもあって、昨年末よりはパワーが戻って来つつあるようだ。
しかし上半身はどうなんだろう。
サーブのボールが行かないので気負って打つと、てきめんに腰が痛くなる。
正しい力の伝え方をしてないことがよく分かる。
腰で分断されてるようだ。

昔はそんな打ち方をし続けていると痛み出したのだが、今は一発で痛くなる。
ふとこのままだといつか回復できない痛め方をしてしまうのではないかと不安になった。
無理のないスイングで最も効率良くボールに勢いを与える打ち方をしていかないと、好きなテニスができなくなるなんて事も考えないといけない年齢になってきたかも。

スクールのレッスン終了時、そんなことを思いつつ痛む腰に手をやって気付いた。
ありゃ、背筋がないぞ。
盛り上がっていたはずの背骨の両側が平たい。
たはは、これではサーブの威力も落ちようってもんだ。
腹筋も無いんだろうな。

筋トレが必要か。
でも筋トレって続かないんだよな。
自転車や登山みたく楽しみつつできる上半身の筋力アップの方法って無いのだろうか。
…ボルダリングとかか?
無理だ。


春の気、目撃。

2016-03-13 21:10:23 | Weblog
ここ数日寒いけど、とうとう身近に春が来た。
テニススクールへの道で、桜らしき花がほころんでいるのをいくつも見つけた。
ソメイヨシノではないと思う、少し早咲きの品種だろうか。
なんて目に鮮やかなんだろう。
続けてユキヤナギの白も。
当然道草食べよう。










敗北宣言、その後

2016-03-11 00:23:33 | お酒
昨年末受けた人間ドックの結果から、休肝日を設けたくらいでは肝臓の負担軽減には焼け石に水と分かり、さらに給酒制限をかけてきた。
週2日の休肝日以外はアルコール摂取の適量範囲とされる、日本酒にして二合まで、という酒量でやってきている。
でも週に1日だけは制限無し。
酒量無制限の日は月に一度と当初考えたが、心弱く早々に挫折。
他の6日を我慢するからいいのだ。

で、酒の強さというのは日頃飲む酒量に寄るのだなあと実感した。
制限を加える前は眠くなるまでずっと飲み続けれ、飲めば飲むほど強くなっていったものだが、先日週に一度の無制限日にワインを好きに飲んでいたら、急に気分が悪くなったのでびっくりした。
その後も日本酒二合分のアルコール量を超すと頭が痛くなったり。
無制限としつつも結局酒量は勝手に抑えられている。
それはいいが、酒に弱いってなんかさみしいものだなあ。

給酒制限を始めた時は酔っ払い度が低くなることで、ストレスが溜まるのではと心配したが、ストレスを感じない飲み方を見つけた。
私の場合、酒の楽しみはその酒の味を肴と共に味わう事、アルコールによる酩酊感に伴う幸福な時間を過ごす事。
前者については口に含んですぐに飲み込まず、少量であっても舌の上に長く乗せていると、しっかり味わえる事を発見。
これまでウイスキーやワインは味わいや後口の余韻を分析して楽しんだりしていたが、日本酒や焼酎はあまりその意識なく、ぐびっと飲んですぐに次の肴を口に運んでいたと気が付いた。
チビチビと時間をかけて飲めば少量でも食べ終わる頃には酔いを感じることができることも分かった。
アルコールの吸収時間を取ってあげればよいのだ。

これで飲もうと思っても飲めない身体になったから、大酒飲み故の肝機能の数値悪化は抑えられるだろう。
…と期待。
ただ、アルコールの摂取量は減ったが、酔いに紛らわしていた低カロリー低糖食の満腹感不足問題が浮上してきて困っている。
その日の惣菜を食べ尽くしてももの足りず、戸棚のものにも手を出してしまうことが多々ある。
こちらをどうしたものか、今のところ対策がない。