しばしの別れ

2011-05-30 23:16:12 | Weblog
梅雨入りしてからこっち、まだスッキリ晴れたという日が無いですね。
だから梅雨なんでしょうけど、よく降ります。
空気中の湿り気はたっぷりですが、まだ5月だからか蒸し蒸しという感じは無く、春の雨のような雰囲気です。
着て出る服装を考えないと、風邪を引いてしまいそうな日も…。

大好きな5月とも一年間のお別れ。
明日、最後の日は晴れてくれるようです。


キャッチボールの効能

2011-05-27 00:01:05 | テニス
とてもいい気候だね、と大阪の空を褒めてあげたら、梅雨入りしちゃいました。
なんですとー。
早すぎでしょう。
一週間前くらいだったか、やたらはっきりとした雲の帯が列島の下に横たわっている衛星写真を見て、いやな予感がしてたのですが。
「5月らしくない」という形容詞を、大阪の空に贈り直してやります。


  

今日は久しぶりにテニスネタで。
悲しい事にこの3週間ラケットを握っていません。
この週末も出勤の危機なんです。
こんな状態に陥る前のお話し。

肩が弱くなったのか、もう壊れてしまったのか、サーブを打つ時ラケットにグイと力を加える事ができなくなってしまいました。
以前よりは鞭のように腕を振れていると思うのですが、ラケットにボールが接触してから押し出そうとすると、肩に違和感が走ります。
このまま力を加えたら痛めてしまいそう、って感触。
怖くて力を弛めてしまうので、ボールにぜんぜん勢いが乗らない。
ダブルフォルトは激減したのですが、リターンを叩き込まれる事態多数。
だいぶファーストボレーを鍛えられました。(あれ?デジャブ。)
肩の上でボールを捉える位置が前後する事で、違和感に差があるし、痛みなく打てる日もあります。
肩の入れ方が毎回違うのだろうか。

そんななか、久しぶりに試合に出てきました。
3試合できました。
毎試合前、コート横の広場でパートナーとボレーボレーして体を暖め、いざ行かん!と戦ってました。
3試合目の前、ボレーボレーにプラスして、キャッチボールを多少遠投気味に行ったところ、サーブで気持ち良く肩が回りました。
痛みそうな不安感もなし。
ほほー、やはり肩の入れ方がまずかったのだろうか。
ボールを投げてきれいに前を向くようになったのか?
それとも、肩のすじが上手くストレッチされたのでしょうか。
今度練習前にボールを投げて、も一度検証してみなければ。
私の肩の救世主となってくれるかも。

って、次はいつプレーできるやら…。

シバザクラで始まり、シバザクラで終わってみた

2011-05-26 00:20:32 |  季節を巡る旅
今日はいいお天気でしたね。
「5月のとある一日」という、「みたいな」を後ろに付ければ形容詞にしてあげれる、爽やかな日だったのでは。
街行く女性の装いも軽やかになり、白いシャツが日差しを反射して、屋根の付いた通りから表に出た私の目にハレーションを起こさせ、歩き行く方がいらっしゃいました。
いつも気になる楠木。
こちらも葉っぱに花を乗せ白っぽい装いです。
ずっととは言いませんから、こんな気候が長く訪れてくれるといいなぁ。

季節を巡る旅も終わってしまいました。
当初の目論見通り、巡る事はできたでしょうか。
ちょっと初夏編が初夏らしさに欠けたかもしれないですね。
コメントで触れられてしまいましたが、自分が連想する冬、春、初夏の色が掲載写真に表れていて我ながら面白い。
記事をスクロールすると、白、桃、緑とベースカラーが移り変わります。
自分ってなんて単純なんだろうと再認識しました。

一人旅だとたぶん山に登る事に終始して、いつもの行動パターンに納まってしまってたでしょうけど、連れがいる事でずいぶん変化のある旅行きになりました。
山に染まるのもいいですけど、こんな旅もいいですな。



自電車で行こう

2011-05-25 02:10:36 |  季節を巡る旅
季節を巡る旅も、いよいよ大詰めです。
今見ダムからもう少し走り、最終目的地へ到着しました。
そこは旧神岡鉄道の岐阜側終着駅である「奥飛騨温泉口駅」。
今はレールマウンテンバイクガッタンゴーの出発駅です。

数年前、廃線となった神岡鉄道の設備を、娯楽施設として再利用しています。
どんなお遊びかと言うと、自転車に乗って実際に使われていた鉄道の線路の上を走るというもの。
GW前にTVで紹介されたのを偶然見て知りました。
一応鉄道好き、自転車好きの私が興味を引かれない訳がなく、今回の旅の行き先と重なるので、急遽予定に組み込みました。
自転車で線路の上を走ると聞くと、綱渡りするような技術がいる気がしますが、そんな訳はなく、自転車二台を台車に固定し、平行してレールの上に乗せられているので、自転車に乗れれば特殊技能は必要なし。
台車には鉄道車両の車輪のような形状の、小さな金属製のコマが付き、脱線しないようになってます。


自転車の車輪は動力をレールに伝えるのと、制動をかけるのが役割。
前輪は浮いた状態で真っ直ぐに固定されていて、役割なし。
これに二人で乗って線路上を走ります。
用意されてる自転車のほとんどが電動アシスト付きです。
初めてアシスト付きの自転車に乗りましたが、なんとも楽チン。
気候も良く軽装で往復しましたが登り勾配も楽々で、汗をかく事もなく運動量としては物足りないくらい。
付いてない車両もあるのですが数が少ないようで、そちらを予約しようとしたら全て予約済でした。

コースは奥飛騨温泉口駅から三駅先の神岡鉱山前駅まで往復。
約5.8キロメートル。
注意事項の説明があり、ヘルメットを被って出発です。
だいたい1時間に1グループ、1グループは8組くらいがお互いの間隔を開けて走り出します。
さあ、我々の番です。

最初は急な傾斜が設けられていて、勢いを付けて滑り出します。
駅のホームを通りすぎ、線路は左へとカーブ。
剛性感ある車両は軽やかな音をたてて進みます。
おお、…これは楽しい。
台車が上手く考え作られていて、線路と接する車輪が金属製なので、まるで本当の電車に乗っているような音がします。
特にレールの継ぎ目を越える時がいい。
なるほど、ガッタンゴーだ。
コマがゴム製だったら、こんなに面白くなかったでしょうね。


遊園地の同様の乗り物と違い、走ってるそこは山中の町中。…ん?
裏庭でなにやら作業している民家の横を通り、本物の小川を渡り、本物の渓谷を覗き、本物のトンネルをくぐる。
自転車で道路を走っても同じような景色は眺めれるのでしょうけど、目の前にはレールが二本伸び、枕木が後ろに流れ、電車に乗ってる音がする。
電車の運転手気分と、トロッコの解放感が同時に味わえます。
いや、全周囲360゜遮るものはなにも無いので解放感はこちらが上ですね。
二人で並んでペダルをこぐというのもいい。
チャリ友もよろこぶよろこぶ。
ハンドルを握っていなくても、勝手に線路に沿って進んでくれるので、脚だけ廻し手にはカメラ。
速く見えますが、時速10kmくらいでトロトロ走ってます。


途中二ヶ所でトンネルをくぐります。
ひとつ目は短いのですがふたつ目は長く、カーブしているので出入口が見えない区間がまずまずあり、照明がないので真っ暗です。
事前の説明では、「絶対脱輪する事はないので、安心してアドベンチャーを楽しんでください」、みたいな事を言ってました。
子供を隣に乗せて走っても楽しいでしょうね。


そうこうする内に折り返し点の神岡鉱山前駅に到着。
ここで全車が到着し、車両の方向をひっくり返してもらう作業の間、休憩です。
列車がやってくる心配はなく、線路の上を自由に歩け、すきな写真を撮って時間を過ごしました。
帰り道はスタートから気分は早くも名残を惜しむモード。
行きとは逆の景色を、ゆっくりゆっくり走って楽しみました。
それでもあっという間に出発駅に到着。
もっと距離を走らせてくれてもいいのになあ。
はぁ、GWのお楽しみもこれで終了しちゃいました。

 

記事掲載でもちょっと道草

2011-05-22 17:21:43 |  季節を巡る旅
あんまり注目してなかったのですが、ブログのフォトチャンネルだと大きな画像が登載できるのですね。
今頃になって気付きました。

ブログ掲載開始当初、記事内では写真は小さく、気になる写真はクリックすれば拡大表示、みたいな機能がないか探していたのですが、見つけられませんでした。
すっかり諦めて二年あまり。
ずっと小さい画像で我慢?してましたが、使い方は違うものの、大画像を提供する事が可能なようです。

という訳で一個、チャンネルを作ってみました。
マニアックですみませんが、題して「今見ダム」。
前回記事の51枚の写真から、見れる奴を選択しました。
スライドショウで画面いっぱいにして見てみてくださいね。
使い勝手が良ければ、また掲載したいと思います。


【今見ダム】

新緑と碧水

2011-05-21 01:04:23 |  季節を巡る旅
話題の気候は初夏へと移って来てると思うのですが、本格的に季節を進めたいと思います。
旅は最終日、5月6日。
最後の目的地へ車を走らせます。
安曇野から西へ北へ、上高地の南を通りすぎ、安房トンネルをくぐって、飛騨の国へと越境。
そこから神岡方面へ国道471号線を下ります。

これが文字通り下る下る。
ずっと下り続けです。
しかも凄い傾斜だ。
ギアを3速、2速に入れてエンジンブレーキをかけても結構なスピードが出ます。
ずいぶん燃費を稼がせてもらいました。
反対側から自転車で登るのは無理だな。
サイクリングコースには使えません。

いくつも温泉地を抜け、奥飛騨温泉郷への道を右に分け、更に下ります。
そこからは谷間の道で、ようやく傾斜が緩んで、左手に川が並行して流れるようになります。
そこら辺りは樹種が限られているのか、新緑はほぼ単色。
川岸や中洲が淡く萌え、パステルグリーンの葉を透かせ澄んだ碧い流れが覗けます。


そんな景色を楽しみながら走っていたら、なにやら時代がかった建造物が見えてきました。
川の水を大量に取り込んでます。
廃墟萌えな私は、その古めかしい佇まいと水の質感の組み合わせに、思わず車を止めてしまいました。
いいもの見つけた。
道草、道草。
撮影、撮影。


古めかしく見えましたが、そんなことはなく以外と新しい施設。
今見ダム富山共同自家発電と表示されてます。
この辺りの電力を賄っているのでしょうか。
うーん、黒部ダムなんて目じゃないですね。
私は心をがっちり掴まれて、30分で51枚撮影してしまった。

ほら、この時を経た感じと水の青さの組み合わせ。
グッときません?


私は道に惹かれる

2011-05-20 00:59:26 |  季節を巡る旅
今回の旅行中、果樹園が目立った場所がもう一ヶ所ありました。
立山黒部アルペンルートのお楽しみ後、宿を予約した安曇野へ向かうべく、扇沢から大町へ、大町から安曇野へと南下。
大町から安曇野に向かう交差点、道路標識に従い右に曲がると、朝 松本から大町へ北上した道よりさらに山側の道に入ったようです。
(どこかで聞いた話だ。
まあ、方向はあってるようなのでいいでしょう。

どのくらい走ったか、水田に混じり見たような樹形のリンゴの木が並ぶ果樹園が現れ出しました。
この辺も果物どころなんですね。
伊那谷のそれと雰囲気が違うなと思い観察すると、木が若く小さいので添え木が少ない。
なんだかスッキリ見えます。
ファインダーに人工物を入れず撮影が出来そう。
まあその日はアルペンルートで遊び疲れて、写真を撮りに車を止める気にならなかったんですけど。

ずっと高台を走るので、朝の道より見晴らし良し。
耕された土の黒さが印象的な田畑がなだらかに拡がり、道端や民家の庭には色とりどりの花が咲く。
いいですね。
かと思えば林の中に連れて行かれ、芽吹き頃の林間に美術館が点在する。
静かな雰囲気。

山の麓を走っているのに、上り下りがあまりない。
GWなのに車も多くない。
…これはサイクリングするのにうってつけの道ではないですか。
チャリ友とも意見が一致。
環境もいいけど、季節もいい。
信州行くなら夏、という勝手な思い込みが砕かれました。
「5月に安曇野をサイクリングする」というとても気になる旅プランを検討しなければならなくなりました。

茶店を見つけた。
しばし休憩。





果樹園に咲く

2011-05-19 00:34:18 |  季節を巡る旅
「駒つなぎの桜」観賞後、清内路を飯田へ戻り、一般道を北へとたどりました。
その日の宿を取った松本へと向かいます。
先を急がず伊那谷を走る時、いつも中央アルプス側の斜面中腹に伸びる広域農道を使います。
前にも記事にした気がしますが、も一度紹介。

農道と呼ばれているようですが、快適な高原道路です。
国道153号線より空いてるし、標高も高いので眺めもいい。
お気に入りの道です。
大阪へ帰る時よく利用し、旅の名残を惜しむ道です。
なので北から南へ走る事が多く、また松川ICから高速に乗っちゃうので、今回飯田からの入り口が分からず、山側のより標高の高い道に迷い込んでしまいました。
まあ、方向はあってるようなのでいいでしょう。

この辺りは果物の栽培が盛んで、梨やリンゴの木が等間隔に植えられている果樹園をたくさん見ます。
そして今は花の時期です。
途中二度ほど道草し、写真を撮りました。
伊那路は中央アルプスと南アルプスに挟まれた土地。
果樹園に咲く花と背後に雪を抱いたアルプス、なんて写真が撮りたかったのですが、道草した場所にはなかなかいいポイントが見つからず。

二ヶ所だけでは駄目ですね。
網の目のように敷かれた道をもっと走り、うまく見下ろし見晴らせる場所を探してやる必要があります。
今度、春にドライブの行き先に困ったら、伊那谷をうろつく事にしよ。

<梨の花(と思う)>


<リンゴの花(と思う)>

義経が馬をつないだ

2011-05-18 00:56:32 |  季節を巡る旅
花桃祭りの一方通行規制の出口少し手前で、左へ道が分かれている所があります。
そこを北へと上って行くと、「駒つなぎの桜」と言う立派な一本桜があります。
有名な桜らしく、その桜を写した作品を写真誌で何度か見た事があります。
満開を迎えたという情報があり、ちょっと寄ってみました。

桜を見に来た人の為、駐車場があるのですが、そこから結構歩かされます。
しかも急坂。
透明な水が上から駆け降りてくる側溝や、斜面に立つお寺、民家横から裏山に繋がる庭に咲くチューリップなど、気分を紛らわせてくれるものに目を遊ばせつつ、一歩一歩登ります。
坂の登り始めにも桜の木が植わってましたが、風が吹くたび大量の花びらが舞って、半分散っていました。
目的の桜は大丈夫かしらん。

道の先に人が集まっている様子が伝わってきました。
ようやく到着したよう。
少し開けた田んぼの畦に、こんもり桜色の傘が見えます。
あれか。
思っていたより小さいんだ。
桜だけ撮った写真だと、大きさが分かりにくくて、来るまで巨木を想像してました。
でも近寄ってみると、なるほど枝振りはとても立派です。
道の端には観桜台が設置されて、沢山の人が観賞・撮影してました。



エドヒガンだそうです。
一部に葉っぱが少し出、花の密度は薄くなってましたが、まだまだ満開と言っていい咲き加減。
桜の木の下には入れないようで、変化あるアングルでは撮影できず。
まあ、当然ですね。
入れたらこんな風に桜だけ撮れない。
しかしうまく花の咲く時に合ったものです。
ここだけでなく、今回の旅の行く先々で、桜が咲いていました。
信州ってやっぱり涼しい所なんですね。

帰りは下り道。
のどかな景色を眺めつつ、気持ち穏やかに駐車場へと戻りました。

桃色それは春の色

2011-05-17 00:47:29 |  季節を巡る旅
季節を巡る旅、冬編は前回で終了。
今回から春編です。
旅は2日目、5月4日。
当初は1日目に観賞予定だった花桃の花を見て来ました。

木曽谷と伊那谷を南端で結ぶ峠越えの道、清内路。
花桃の木が沿道にたくさん見られ、花の時期はとても華やかなドライブが楽しめます。
初日に通過した時は、昼神温泉辺りが満開を少し過ぎたところ。
そこより標高が低いと、すっかり終わってしまってました。
それで、も少し山の上にある花桃の里へ行く事に。
そこは中央道の園原ICをくぐった先にあり、こちらの方が高い所にあります。
ちょうど花桃祭りをやっていて、交通規制が入り、その一帯は一方通行となってました。
村内を一周する位大きな範囲で一方通行させられるので、注意が必要です。



幸いな事に、祭りの会場の中心部の駐車場に止める事ができました。
駐車場脇にはテントがいくつも張られ、地の物が色々売られ、賑やか。
冷やかし歩き、花桃の並木のある川沿いの道へと向かいました。


花の咲き具合はまだまだつぼみが多く、ちょっと早いかな、って感じ。
でも桃の花は満開よりつぼみがちな方が、らしさが出てて好きです。
ポツポツと丸く枝に散った様は、桜と違った春の風情を見せてくれます。
そこは川の両岸に花桃の並木が続き、上流に向かって左側の道は遊歩道に、右側の道は車道になってました。
二ヶ所橋がかかっていたので、岸を変えて往復。


会場にいる間、目をやる先々に赤や白や桃色が溢れ、春色に包まれてました。
いやいや満喫。
花桃の木はさらに上流まで植わっていて、上に行くほどつぼみは固かったので、今でもまだ花が見れるかもしれませんよ。